久々のブログ更新です。
今月末でQuunAppの立ち上げから3ヶ月が経ちます。
QuunAppは今まで僕が見てきた組織の中で最も大きな組織です。
4つのプロジェクトラインと70名を超えるスタッフ、この規模になると僕一人で全てを見ることは出来ないので、各プロジェクト内で企画・制作・開発のチームに分かれ現場をとりまとめるリーダーが存在します。
リーダーの役割は担当するプロジェクトやチームの成果を最大化することです。
言葉にするとシンプルなのですが日々の業務でこれを着実に実践してくことは簡単ではありません。
「信頼を得るには時間がかかるが失うのは一瞬」という言葉がありますが、ソーシャルゲームの仕事もこれによく似ています。
成果を出すためにはとても細かいことの積み重ねが必要ですが、成果を失う時はたった1つのミスが致命傷になることがあるからです。
つまり、成果を出すためには、日々の仕事の中で何十~何百という膨大な量の「正しい判断」が求められ、その中にいくつも紛れ込んだ「間違った判断」を1つでも許してはいけないのです。
例えば、モチーフやコンセプトの設定、イラストの構図、テキスト表現、パラメーター設計、サーバーやアプリの設計・実装から、イベントを投下する日程や時間まで、一つでも狂えばゲーム全体が台無しになる、そんな「正しい判断」が積み重ねられた前提の上にユーザーの手元に届くたった一つのサービスが存在しているのがソーシャルゲームです。
この判断を担うのがリーダーです。
とても難易度の高い仕事であり『経験』が全てと言っても過言ではありません。
しかし、QuunAppは若い組織、働く人材も若いため、必ずしも十分な経験を積んだメンバーばかりではありません。
だったらどうするか、開き直って勘でやるか?、センスで勝負するか?、とんでもありません。
分からないことは分からない、判断できないことは判断できない、と自覚して、なりふり構わず「正しい判断」に辿り着くしかありません。
そのために最もシンプルな方法は実績の出ているサービスや担当から学ぶことです。
それが最終的にチームの成果になり、自分自身の成長につながり、何よりもユーザーに良いサービスを提供することにつながるのです。
自分自身の判断や決定の一つ一つに根拠を求める思慮深さが必要です。
そして、それが明確に説明できるものでないのなら、それは「正しい判断(最良な選択)」ではないかもしれない、自らを疑い慎重になることが第一歩です。
一人一人のリーダーの判断の「精度」がサービスの『品質』を決定しています。
プレッシャーをかけるようですが、生みの苦しみが大きいほど、乗り越えた不安が多いほど、サービスの成果が出て報われた喜びは何事にも代え難いはずです。
頑張りましょう!