今日、ある社員に仕事の近況を聞いていた時に、ふと自分の口から「追い込まれてる?」という言葉が出てきました。
これは、最近、僕自身が「頑張ってる?」でも「忙しい?」でもなく『追い込まれてる?』という言葉に特別な意味を感じているからだと思います。
『追い込まれてる』というのは、一般的にはネガティブな心理状態をイメージさせるものですが、インターネットのサービスやコンテンツを創る仕事をしている我々にとっては、むしろ真っ当な仕事ぶりを表す必要不可欠なものだと感じてます。
それは「追い込まれるからこそ良いモノが創れる」と思うからです。
追い込まれてるという状況には、まず、成果に対する明確な要求が存在します。
これがないと「頑張ってる自分に対する自己満足」もしくは「単なる精神的・肉体的な疲労」で終わってしまいます。
この仕事の落とし穴は、徹夜で書き上げた仕様書も、何時間もブレストして出したアイデアも一歩間違うと「根拠のない主観的なアウトプット」であることが少なくないことです。
追い込まれている人間は「絶対に失敗できない」という気持ちになります。そう考えている人間は徹底的に『成功する根拠』を探します。
何が正しくて何がそうじゃないかを感覚ではなく数値に求めるようになります。
どこに答えがあるのかを自己完結せずより広い範囲から得ようとするはずです。
実はこれはこの半期の自分自身のテーマでもあります。
自分で自分を追い込むのは簡単ではありません。だからこそ本気で「追い込まれてる」と言えるかどうか、そういう環境にあえて自分を追いやれるかで結果が決まると思っています。
後からどんだけ後悔しても今という時間は二度と帰ってきません。徹底的に追い込まれていきましょう。