今年の4月に30歳になりました。


30歳という言葉に意味はないけど、ビジネスをする上で(20代の)これまでの10年間、(30代の)これからの10年間、と考えると1つの区切りとして新しいステージが始まるような感覚がしました。


自分自身も意識して、「変わっていかなければいけない」、と強く思うようになっています。


以前、尊敬する山本直人さんが、「成長が早い組織(人材)は老化も早い」、という話しをされていました。20代半ばの当時はピンときませんでしたが、最近は共感するようになりました。


僕自身は24歳でサイバーエージェントへ入社して、26歳で管理職になり、28歳で子会社の社長になりました。


同世代の中でも濃い経験をしてきたと思いますし、ゼロから会社を立ち上げ経営するという経験は、ビジネス書を100冊読むより、MBAを卒業するよりも僕自身の血肉となったように思います。


ただ、真価を問われるのはこれから、もう一度大きく成長曲線を伸ばせるか、自分自身のみならず会社の成功にとっても絶対必要だと思っています。


そういう意味で自分を省みるテーマがたくさんあった本でした。


伸びる30代は、20代の頃より叱られる/千田琢哉
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印象深かった言葉を抜粋。


■伸びる30代は、いつでもクビになる覚悟がある。沈む30代は、クビは死刑宣告と解釈する


■伸びる30代は、すべての仕事を企画にする。沈む30代は、企画と名のつく仕事をやりたがる


■伸びる30代は、子会社出向を切望する。沈む30代は、子会社出向に絶望する


■伸びる30代は、20代の頃より叱られる。沈む30代は、20代の頃より叱られなくなる


■伸びる30代は、上司を理解しようとする。沈む30代は、上司に理解されようとする


■伸びる30代は、模範解答をつくる。沈む30代は、模範解答を探す


■伸びる30代は、寝る前に1ページ本を読む。沈む30代は、寝る前に1杯酒を飲む


■伸びる30代は、会議を発表の場と考える。沈む30代は、会議ではじめて考える


■伸びる30代は、上司のドタキャンで成長する。沈む30代は、上司のドタキャンでパニックになる


etc・・・


僕と同世代で30代の人だけではなく、サイバーエージェントのように20代からマネジメントを経験しているような人達にもオススメの1冊です。