新年の仕事始めから約1週間が経ちましたが、この間、仕事の時間の大半を来週明けに控えた2Qのキックオフに向けて、現場チームとの戦略策定に割いています。



お取引先への挨拶や、年を持ち越した業務などもあり、かなりパツパツですが、上記を最優先事項として時間配分を行っています。



当社はこの春で設立から丸2年となりますが、社員の成長でずいぶん権限委譲を進めてきています。



メンバーの個別の成果や活躍に対して、まるで現場を把握していない様子で、「そんなことがあったんだ。それは凄いね!」とコメントするのが、現場の自立と成長を感じると共にいかにも社長らしいリアクションで一つの夢でしたが、少しづつそういう状況も増えています。



ただし、2011年度も4分の1が終わり、目標としているラインを達成するには、このタイミングで各チームの活動を実践レベルで改善していくことが肝要と考えこの取り組みを進めています。



実際、上手くいってるチーム、伸び悩んでいるチーム、これからというチーム、状況は違えど話しを聞いてみると、課題が整理され各チームの活動の「軸」を固め直す手応えを感じています。



今回、あらためて感じたのは、社長としての「俯瞰」するという役割、それとセットで、社長にしかできない「決断」するという仕事、がとても重要だということです。



社員との対話であった象徴的なやりとりを3つほど挙げてみると



①話を前提からくつがえす

②やめるという決断をする

③他部門や自社外の話をする



例えば、上記のようなことがありました。



①は、現場の見解や結論のみならずその「前提」に疑問を持つということです。



メンバーは大抵ビックリしたり、黙って固まったりもしますが、「○○では難しいので□□でいきます」というメンバーに対して、□□の議論の前に、○○が難しいと判断した理由をじっくり聞いてみます。



ここでは自分が理解し納得できるまで安易に同意したり流したりしてはいけません。そもそも論だと迷惑されても本質を特定することに重きをおくべきだと思うためです。



②は、「だったら○○はやめよう」という決断の話です。



やることだけが次々と決まり本当に重要なことがやり切れないことがないように、有効性が曖昧、優先度が低い、と感じることは、当事者に代わってやらないという決断をすることがトップには必要だと考えるためです。



③は、社員の視点を引き上げたり、考え方の幅を広げるのに役立ちます。



今週、残り2日間で、この半期の各チームの活動の「軸」を固め、日々変化する現場の状況において、確固たる基準になるようなものを仕上げていきたいと思います。各チームの皆さん集中してやりきりましょう!