先日のYahoo!JAPANの新商品
ダイレクトレスポンス行動ターゲティング(DRBT)の
リリースを受けて個人的に改めてネット広告における
「質」と「量」について考えたいと思うきっかけになった
※DRBT関連ニュース
INTERNET magazine 2.0 2008/10/30
従来ネット広告において広告の質とは効率と同義語に近く
短期的な費用対効果に優れた広告こそが質の高い広告と
見なされてきたように思う
一方で、量については、短期的に広告の効率が悪化する
ある臨界点を量的な限界値と判断し最適な投下量を算出
してきたような側面がある
言い換えれば、質はより購買に近いユーザーに対する
ターゲティングの精度で担保されて、量はその母数を純粋な
足し算で最大化していく過程で導かれる結果論と表現できる
今回のYahoo!の新商品はネット広告におけるその質に
モデリングという技術によって応えるものと理解できる
業種毎に設定された母集団に対して
広告反応率の高いユーザーをスコアで抽出し
広告配信対象者をグルーピングしているのだ
USでの配信テストでも通常のBTを上回る実績が
出ているようだが、実際の広告の出稿に際しては
Yahoo!JAPANへの出稿実績に応じた一定の条件がある
現段階で言うと上記の業種毎に設定された母集団を
創出するためにはブロードリーチ(ノンターゲティング)
広告での量的な露出の必要性をYahoo!は訴えている
個人的にはここに少し違和感を感じていて
Yahoo!にとっての必要性は果たして本当に
ユーザーアクションが最大化されるための
必然性になり得るのか
「質」と「量」に関するバランスロジックには
もう一歩踏み込んだ定量的な裏付けが欲しいところ
また通常のBTを顕在顧客、DRBTを見込み顧客と表しているが
DRBTのカテゴリー数は通常BTと比較しても遥かに少ないため
言葉の定義に囚われず業種毎に適切な見極めが必要だ
個人的にはDRBT単体の広告効果と言うよりも
組み合わせとしての最適化の在り方が今後の
注目点だと感じている