(「プリンセス・アン」ER)


残した課題で、一番の難関は、読書感想文でした。

問題は解けばいいだけなので、ある意味やる気を出した息子にとって、そう難しいことではありません。


自分の感想を書くのは大の苦手です。とにかく、作文嫌いなのです。そもそも、字を書くのがまず嫌なのです。

そして、その前に本を読まないといけません。

不登校になるまでは、読書家でした。小学校の頃から多くの本を読んでいました。

小説でもそれ以外でもなんでも読んでいました。

しかし、学校に行かなくなり、勉強を拒絶するようになってから、本も読まなくなりました。

読んでも、全然言葉が入ってこなくなったらしいです。

そんな息子に私が選んだ本が、ブレディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっもブルー」です。



これは1冊目で、文庫で出ているので安く買えます。

この本を読んだ上で、感想文を書いて欲しかったのは、2巻の方なのです。



これはまだ文庫化していないので、少し高い。が、買う価値はあると思い、息子の感想文用に2冊購入しました。

(私は市立図書館で借りて読んでいましたが、手元に置いてても価値のある本です。)


この本は、すごく読書感想文向きだと思います。いろんな角度から書けます。

小説だと、文章が苦手な人や、私の息子のように気持ちをまとめるのが苦手な子は苦労します。

こういうエッセイのほうが書きやすかったりします。

そして、この本は1巻では中学校に通う息子。2巻では、高校生に入った息子と、世代が同じなのです。

それなのに、生活があまりにも日本とは違います。

ありとあらゆる題材が埋まっています。


日曜日の朝から、息子が1巻を読み始めました。

時間の都合で、感想文は1巻を書くことにしました。本当は2巻の方がよかったんだけど。


真剣に読んでいます。

そして、読み終えました。さあ!感想文のプロットを作りましょう、と思ったら。


2巻も読みたい、と息子が言い出しました。

まてまて、まだ課題はたくさん残っているので、ここは予定変更で1巻で、止めておいて下さい。

息子を説得して、1巻の読書感想文を。

プロット作りだけ手伝って、あとは自分で書き終えました。


私がしたアドバイスは、「入賞するような文章を目指さなくていいから。力を抜いて、今回の目標は提出することだけだから。気楽に書いて下さい。」です。


なにはともあれ、最難関の読書感想文、終了です。