2016年、息子、小学4年生。
その頃、私は同じ町内の全校児童12人の小学校に勤務していました。
来年度には、この小学校も息子の学校と合併することになっています。
その私の勤務する学校に、週2日午前中だけ、理科を教えに来てる先生がいました。
お笑いトリオの「ハナコ」の岡部さんにそっくりなので、仮名で岡部先生とします。
年齢は30才ぐらいかな。
岡部先生は、息子の学校でも理科を教えていました。
大学を卒業してIT関係の会社に就職して、その後先生になった異色の経歴です。
この岡部先生は、教育現場において、かなり異端児です。教育現場で異端児ということは、一般の世間の常識をわきまえた人物です。
教育現場しか知らない人は、どこか私たちの感覚と異なることがあります。
そんな訳で、岡部先生は管理職から嫌われていました。けれど、私は岡部先生のことは信頼していました。
私は早速、岡部先生を個人的に捕まえて、息子のクラスのことを聞きました。
岡部先生、曰く。
一学期からクラスが荒れていたのに、学校全体での情報共有が出来てなかった。
管理職と4年の担任の間だけで、問題を話し合っていた。
2学期になり、ようやく全職員で話し合いが持たれた。
今は、校長や高学年の数学専科の先生がサポートに入っている。
(岡部先生が教える)理科は通常の授業が出来てる。相手を見て子どもたちは態度を変えている。
などでした。
とにかく、クラスが荒れていたのを隠していたのをすごく怒っていました。
そして、授業が下手だと子どもは荒れるよ、と。
私は、下準備を必ずして子どもたちが興味を持てるように、常に努力してますから。
結局は、教師の努力不足が授業をつまらなくしてしまう。
などと、言っていました。
こういうところも、他の先生から嫌われるとこなんだよなー、岡部先生。
正論なんだけど、若干、上から目線というか、、、。
でも私は岡部先生から、彼がどれだけ努力しているか度々聞いていたので、そう言いたくなる気持ちは分かります。
(岡部先生は職員同士でも煙たがられているので、話し相手は何故かいつも私になる。そして私は岡部先生のそんな所が気に入っている。)
「クラスでの息子の様子が分かったら教えてー」と、私は岡部先生にお願いしておきました。
そして、偶然にも私が岡部先生に様子を聞いた日の夕方、息子の学校の校長先生から職場に電話がかかってきました。
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