4月6日(土)
娘のyayaは、今東京に暮らし、仕事をしています。
お昼ご飯を食べたあと、いつも会社の近くを30分ほど散歩をするのが日課のようで
(ずっとビルの中にいると息が詰まるんだそうです。苦笑)
時々、その時間に私のLINEに近況報告を兼ねて連絡をくれます。
昨日、いつものようにそのLINEが来て、
「桜が満開!」と桜並木の桜を写真で送ってくれました。
私「きれいだね~。桜が咲くと、オカアはいつも、あ~yayaの季節だなぁって思う。」
ya「yayaの季節♪」
「そっか、この時期お母さん、お腹パンパンだったんだね~~。」
私「そ~だよ~。どうやって寝ようかなって迷うくらいお腹パンパンだった。」
29年前の4月、yayaは産まれました。
yayaがまだ幼い時期、誕生日が来るたびにその時の物語を繰り返し語ったりしてきたんですが、
はじめてです、母親の私が当時どんなだったかなんていう会話になったのは。
今、yayaの隣には無口だけれど「ありがとうございまっす!」とか挨拶だけは
しっかりした声で言う彼氏さん(A君)がいます。
昨年の夏、お盆休みに初めて我が家に来てくれたんですが、
たまたまその日の夕方、御精霊さんを迎えるために行う迎え火
(お寺さんの方角から松明の火を掲げて家の入口までを歩く)だったので、
そこにつき合ってもらうことになり、その流れで母屋の盆棚をこしらえた仏壇にも
一緒に手を合わせてもらう流れになり・・・・
ん?なんだ、この自然な流れは・・・?と心の中で吹き出しそうになった私。
A君、すなお~にyayaの隣に座り仏前に線香をあげて手を合わせてくれたのでした。
クククク♪いきなりご先祖さんにご対面~。(笑)
そしてナイスフォローをしてくれたのが弟のroroでした。
roroもこの日A君と初対面だったのですが、
事前にyayaからA君がジブリ好きというのをたまたま聴いていたらしく、
roro自身がコレクションしていたジブリのBlu-rayを持参してくれていました。
無口じゃ間が持たねぇだろう・・と思ったそう。
A君が少しでもリラックスできるようにと「あとでこれ好きなの観よう!」
「A君、どれがイチオシ?」なんてフレンドリーに話しかけてくれていました。
その後はすっかり打ち解けて会話も弾み、roroの提案でゲームをはじめたりして、
リビングで3人きょうだいのように楽しそうに盛り上がっているのを、
夫も私も目を細めながら観ていたのでした。
(夫と私だけじゃこういう展開にはなり得なかった。助かった~roro~)
無口なA君。
お酒が入り酔うと、普段口にして言わないことをしゃべり出すんだそう。(笑)
我が家に来た後日、yayaとお酒を飲んでいた時、
「S家さ(我が家のこと)、みんな優しかった。すんげーいい家族だった。」
そう言って、ちょっと涙ぐんだんだそうです。
ほんとうは、うちの夫にyayaと結婚前に同棲することを挨拶したかったらしいのですが、
yayaが「うちのオトウはそういうの気にする人じゃないからいいよ?」と言っていたらしく、
もちろん夫自身も「そんなのいいよ。自分達で決めればいい。」と言っていて、
実際、そんな空気には一切ならず、ただいつものように過ごす我が家のお盆に
A君が一緒に居てくれたことを家族みんなで喜び過ごしただけだったので、
それが少しでもA君に伝わったのならよかった・・・と思いました。
その後、yayaもA君のご両親に会って、
ご家族揃った食事会にも数回誘われたとのこと。
yayaが、自分が生まれた時のことではなく、
産んだ母親の私がその時どうだったかに関心が向いていることを感じた昨日。
なんとな~く、なんとな~く、なんとな~くですが。
A君とyayaの二人が、そろそろ結婚を考えてるのかもしれないなぁ・・・
と思ったオカンなのでした。