遊ぶための材料と道具 | NIKKA-BOKKA 

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子育ち講座を修了した母親の実践や気づきを綴っています

3月30日(月)

 

自宅で過ごす時間が増えて、

お子さんの遊ぶ様子はいかがですか?

 

やるべき生活場面での 自分の役割をちゃっちゃと終わらせて、

やるべき学習場面での 自分の学習をちゃっちゃと終わらせて、

たっぷりと じっくりと 遊んでくれているでしょうか?

 

遊びはよくないもの?

遊ぶ時間があったら、勉強して欲しい、習い事で何かを習得して欲しい、

せっかくならば賢くなる遊びをして欲しい。

大人は自分が小人(こども)だったことをすっかり忘れ、

いつしかそんなわがまま(苦笑)を、子に求めたりしています。

 

自分が小人(こども)だった時、どんな風に遊んでいましたか?

どんな遊びが楽しかったでしょうか?

たくさん遊んでいたんですよね、私達だって。苦笑

 

子育ちでは、遊びの空間におもちゃを揃える時に、

材料と道具という視点で揃えていきます。

例えば、台所空間ならば、お鍋やフライパンやおたまやフライ返しが道具で、

チェーンリグやどんぐり、ペットボトルの蓋などが材料になります。

机上空間ならば、クレヨン、はさみ、のり、裁縫セットなどが道具で、

紙や折り紙、粘土、布などが材料になります。

 

きっと子育ち理論をご存知なくても

道具は簡単に揃えてあげられるご家庭が多いと思います。

おもちゃ屋さんでも道具だけは品揃えが豊富ですものね。

でも、材料をたっぷり用意してあげるという視点には、意外と気がつかなかったりします。

公民館などで借りるおままごとセットのおもちゃでも、

お鍋とフライパン、そこにプラスチックの丸のまま人参、トマト、ぶどう・・・

これをどう料理しろと?と思う遊びづらい材料の多いこと。

せめてチェーンリングと花はじきがたっぷりあれば、

お子さんは自分のイメージに合わせて、

チェーンリングと花はじきがスパゲッティになったり、

お味噌汁、カレーになったりと、

自由に遊びが広がるのになぁ~と残念に思います。

 

そう、材料のこと、ちょっと気にしてみてください。

何かで遊ぼうとしたお子さんの様子を見ながら、

もっとこの材料を増やしてあげたら面白くなるかな?遊びが広がるかな?

そんな視点を意識してみると、

いろいろアイデアがわいてきて 

遊びの空間をコーディネートする親側も楽しいかと思います。

 

「・・・ママ、遊んでいい?」

そんな風に お子さんが遊ぶことを躊躇しなくて済むように、

親の役割として 遊びの空間をしっかり整えてあげて欲しいと思います。

そして、そこにたっぷりの材料と道具を揃えてあげましょう。

 

いくらでも遊びな~。

好きに遊びな~。

言わなくていいから、そういう心持ちでね。

 

でね・・・

あくまでこれまた日課を安定させた上でなんですが、

これくらい気前よくドーンとした気持ちで遊びを保障するから、

生活場面に入る時間になったら 「はい、おしまいだよ!」って 

母親も毅然として言えるんです。

 

そこ重要!

何事もメリハリです。

 

いくらでも遊びな~。

好きに遊びな~。

って思いで遊びを保障してるけど、

ずーーっと遊んでいいとは言ってないかんね!

オラオラ、飯の支度じゃ。

エプロンつけて、

はい玉ねぎの皮むかんかい、

じゃがいも洗わんかい、

テーブル拭いて、皿、箸、並べんか~い。

・・・って、いやいや、こんな風には決して言っちゃダメですよぉ。

丁寧に、キレ~イな言葉で指示を出すんですよぉ。(笑)

 

でも、心持ちは、それくらいの気迫でいかないとねっ♪

 

あくまで暮らしの中の遊びの時間。

 

・・・ということで 今日はここまで。

失礼いたしました。( *´艸`)