こんにちは。
Bird Breeding ときいろの飼育員です。
以前、
「ホオアオサメクサインコ」って何?
「普通のサメクサインコ」はいないの?
良く分からんな~
という話をしたと思います。
↓こちらの記事です。
その答えがようやく分かりました。
まず、オーストラリアには「クサインコ」というインコが数種類います。(アキクサインコは今回ちょっとパス)
それらは「Rosella(ロゼラ)」という英名です。
で、このロゼラ達は地域個体変異が大きい。
要は「同じ種類なのに住む場所で見た目が全然違う」ということがよくある。
有名(?)なのはアカクサインコ。全く赤くないアカクサインコもいます。黄色いのでキクサインコとか呼ばれたりしますが、一応今のところアカクサインコのイチ亜種。
で、今回のサメクサインコも、地域によって見た目が違うそうです。亜種として分けられているみたいですが、学名では次の2種に分かれています。
1. Platycercus adscitus adscitus
2. Platycercus adscitus palliceps
1の「~adscitus」がオーストラリア北部に住む全身がしっかり青いサメクサインコ。
2の「~palliceps」はオーストラリア中部から南部に住むいわゆる普通のサメクサインコ。
中間的な場所にはこれらの交雑個体ももちろんいて、「なんかやたら青いな~」ぐらいの個体もいる。
以前画像で出したコチラ↓
この子は恐らく「Platycercus adscitus palliceps」でしょう。背中も黄色いので。
↓コチラがadscitus adscitus。
明らかに全身が青いですよね。
この写真が撮られた場所はオーストラリア北部です。場所からしてもadscitus adscitusである事は間違いないと考えています。
という事で、サメクサインコには厳密には2種類あって、より青い種類と黄色っぽい種類がいるという事が分かりました。
その辺を上手く説明しているのが下の記事です。
英語ですが翻訳ソフト等を駆使して読んでみて下さい♪
さて、疑問は解決しましたが、入手性とか飼いやすさとかその辺を補足したいと思います。
上の記事にも書いてありますが、より青いadscitus adscitusは入手が困難だとあります。
現地にはそれなりの数が生息しているみたいですが、飼おうとして飼っている人が少ないのが理由みたいです。
よって日本で入手しようとしても恐らく高い。厳密なデータはありませんが数倍は覚悟でしょうね。。。
また、オーストラリア北部は赤道に近い事もあって常夏です。だから冬の寒さにも気を配る必要がありそうです。
そんなこんなでスッキリしました♪
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