かをる(11か月)。
平成25年10月18日金曜日。
家に帰って、玄関の犬猫箱を見下ろした。
そして、自分は数を数えた。
「いっちにーさんーしーごーろくなな……はち?」
ちぃすけは常に四畳半にいるので、8匹だが、お出迎えの頭数は7のはず。
にゃぁこ、ぐり、れい、きなこ、あんこ、まめた、あすか。ひとつ、多い。
もう一度数える。
「いっちにー……」
「うるさい!」
叔母に怒られた。
きなこが入っても余裕のあるかごの隅っこに、それはちょこんと丸まっていた。
白と黒以外の色の入った猫!
三毛猫!!
しかも、推定は一ヶ月くらい!!!
出所は、毎度おなじみけーさつから。
うちの母の知り合いが「猫が欲しい」と言っていたらしい。
まめたとあすかが来て二週間弱。
また、警察に猫が持ち込まれた。
なので、他の家に貰われること前提で、その三毛猫はやって来た。
――― やっぱり、うちには明るい色は居付かないのか;;
でも、自分のテンションは上がる。
きなこのテンションも上がる。
そしてなにより、あすかのテンションは舞い上がった!
一目あったその日から~♪
恋の花咲くこともある~♪
うちのじゃない、と言っても通じるわけがない。
その日から、あすかは三毛の子猫を抱えて寝るようになりました。
翌々日の日曜日、自分がワイヤーアクセサリー講習を受けていると、叔母から電話。
「あんた、チビ(猫)どこやったのよ!」
知るわけありません。
しかし、講座を途中抜けさせてもらい血相変えて(自転車で7,8分)家に戻ると、子猫は寝てました。
階段は登れない、と思っていたら、お母さん気取りのきなこがくわえて二階に連れて行っていたとのことだった。
自分は、華月庵さんに急いで(自転車で7,8分)戻りましたよ、トホホ;;
あすかときなこに蝶よ花よとかわいがられた子猫の行方ですが。
月曜日に、欲しいと言われた人から断られました。
飼う自信がない、とかいう理由で。
「無責任な!」
「だったら最初っから「飼いたい」なんていうんじゃない!」
「目先でものを欲しがるな!」
ひとしきり文句を言った後に、家族会議になりました。
「名前、何にする?」
「まや? みさと?」
「みさとはさとみちゃん(親戚)みたいだからやめとこ」
「ゆいは?」
結局、エヴァンゲリオンかい(苦笑)という名前会議。
【ゆい】が優勢だったんですが……姉が、
「よーし、こうなったら最後まで男女逆転。これで最後、の気持ちを込めて最後のシ者【かをる】だ!」
決定、命名【かをる】となりました。
うちの子になると決まったので、お医者さんに連れて行きました。
約35日令と言われました。
先生より一言。
「三毛猫は性格きついよ」
……もう、すごいのなんのって。
あすかのご飯を取るなんて当たり前。
あすかの口に入ったものまでとるのは当たり前。
あすかが寝ていると、そこに無理やり入るのも当たり前。
しかし、あすかは怒りません。
それどころか、ご飯を譲ってあげます。
寝に来たら、抱えて寝ます。
本当に、あすかはかをるの面倒をよく見てくれます。
いいお兄ちゃんです。
しかし、よく考えてみると2か月くらいしか変わらないですよ。
かをるが来て以来、すっかり子猫だということを忘れ去られた、あすか。
しかし、あすかはとても幸せそう。
あすか、心の叫び。
「かをちゃんは僕のお姫様、かをちゃんは僕の天使!」(アテレコ:姉)
自分は思いました。
「寝てる時は、ね」
最初近づくと怒っていたにゃぁこ、れい、更にはちぃすけまで懐柔され、何年かぶりに老体に鞭打ちにゃあこがネズミを(教育のため)取ってきました。
(だけど、ぐりだけは未だ横を通るだけで怒ります)
今や縦横無尽に家の中を駆け巡り、他の猫を押しのけ餌を食い、奪い取り、遊べ!と催促してきます。
我が家一番の暴れん坊、というか暴君。
どちらかっていうと、女帝かをるこ(笑)。
自分は「ぺ、かをちゃん」とか「だ、かをちゃん」とか呼んでます。
天使かもしれないけど。
ぺ、天使か、はたまた、だ、天使か。
最初爬虫類っぽい顔した猫だと思いましたが、この頃はかわいくなりました。
体重は4kgはない。
小さいなぁ、と思うけど、多分標準体重。
他の猫が5~6kg級なんだもん、我が家。
あ。
もう一人、かをるをかわいがってくれる人がいます。
獣医さん。
連れて行くたびに、頬ずりしてくれます。
うちのほかの犬猫にも、他の患畜さんにもしたところを見たことなかったんですが。
ありがたいことです。


