昨日は親方の側の席でした。
親方が営業部長に話してたこと。

○○さんとこじゃ、Aくん(30代前半の職人)をもう連れてくるな、とのこと。
こんなことがあったそうな。

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去年まで、その現場は社長のお兄さんが手入れをしていた。
うちの会社では今年初めてお手入れさせていただく現場だった。

営業部長のおじいさん、つまり社長のお父さん。
そこには先代の社長が植えた、3m程の高さまで蔓を伸ばした立派なテッセンがあったそうだ。

親方が見ると、支柱となっている丸太が腐っていたため、取り替えようと、Aくんに「丸太を抜いとけ」と指示をした。
Aくんは『丸太を抜くため』『テッセンを切った』とのこと。
根元から、テッセンをバッサリ。

「なんてことするんだ」と言った親方に、Aくんはこう答えた。
「丸太を取り替えようと思ったから」
Aくんにとって、テッセンは邪魔だったらしい。

憐れ、Aくんよりも間違いなく年上であろうテッセンは、ダメになってしまったそうだ。


親方は、言った。
「職人は(植物に)興味がない奴はダメだ」
営業部長も、言った。
「職人は心意気だよ」

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テッセンのために、丸太を替えようとした親方。
丸太を替えるために、テッセンが邪魔だった、Aくん。

我社の仕事は造園業です。
小さい会社ですが。
工事課では、公園を造ったりしてます。

親方とAくんは、直営課。つまり、植木職人。
庭を0から造ることもありますが、主たる仕事は、樹木の手入れです。

またテッセン植えればいいじゃん。
そう思う方もいらっしゃるかと。
でも、そうもいきません。
今、多く流通しているテッセンは、クレマチス。
色が違うんですよ。
もう、植えた当時のようなテッセンは、見つからないと、総務課(つまり事務員)の自分ですらもわかります。
よくおばちゃんが「昔みたいな綺麗なテッセンがない」と嘆いてるんで。


ちゃんと指示すればいいんじゃない?
どうするのか聞けばいいんじゃない?
等々、色んなツッコミがあるかと思います。

ま、問題は山積みですな(笑)。


このことで、自分が思ったこと。

『目的のためなら手段は選ばぬ』
と、
『手段のためなら目的は選ばぬ』

言い間違え?
意味ないんじゃない?
逆もまた真ならず。
と思う人が多いかと。
しかしながら、自分は。

逆もまた真なり

と、思います。
むしろ、『手段のためなら目的は選ばぬ』派です。

原因と結果。
原因があるから、結果がある。
手段と目的。
手段を経て、目的に到る。

今の世の中、結果と目的ばかり追い掛けてませんか? 重視されてませんか?


まあ、自分のように手段を楽しんでばかりなのも問題有り、ですけどね(笑)。