ブログネタ:子供の頃、食べられなかったけど、今食べられるものは?
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じいちゃんは、言った。
「いわしの丸干しは頭まで食べるものだ」
じいちゃんの皿には、いわしの頭が残っていた。
「年寄りは残してもいいんだ」
いわしの頭から尻尾まで食べられる子になりました。
じいちゃんは、言った。
「食パンの耳は残すんじゃない」
じいちゃんの皿には、パンの耳が残っていた。
「年寄りは残してもいいんだ」
そのパンの耳を食べて、今ではむしろパンの耳が好きです。
じいちゃんは、言った。
「皿に乗ったものは残すな」
ねえちゃんが嫌いなものを、自分の皿に乗せてくる。
ねぎ、たまねぎ、しいたけ、ピーマン……。
ねえちゃんの分を残そうとしたら、じいちゃんが怒った。
「皿に乗ったものは残すな」
泣きながら食べたけど、今では何でも食べられます。
ねぎ、たまねぎ、しいたけ、ピーマン、大好きです。
じいちゃん、にんにく、にら、においのきついもの嫌いだったよね。
じいちゃんの出掛けている日の夕飯は、餃子か焼肉で嬉しかったよ、自分。
意外に、好き嫌い多かったよね。
海軍さんなのに、カレーライスも嫌いだったし。
でも。
そんなじいちゃんの背中を見て育った自分は、あんまり好き嫌いのない子に育ちました。
食べ過ぎて、そりゃもう育ちすぎましたとも(苦笑)。
それは多分、じいちゃんの孫であると同時に、ばあちゃんの孫でもあるもんね。
ばあちゃん、生たまご以外はなんでも食べたもんね。

じいちゃん、ばあちゃん、そしておばちゃん。
どうもありがとうm(_ _)m
おそらく。
両親だけに育てられたら、偏食及びまずいもんしか食ったことのない幼少時代でしたでしょう。
それより。
今日まで丈夫に元気に生きてこられたかすら、疑問(苦笑)。
だけどね。
ごめんなさい。
じいちゃんが始めた和菓子屋さん。
今はもうない、和菓子屋さん。
そこの孫だった自分だけど、未だに餡子は嫌いです。
ごめんなさい(T-T)
あ。
じいちゃんと同じく、セロリは臭いから苦手だよ。
これくらいは……許してくれるよね?