ビジネスIPRで、プラットフォーム戦略分科会(仮称)をつくる
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第1回勉強会行いました

昨日2月4日(土)10:00-12:00に、東京理科大学飯田橋キャンパスにて行いました。場所提供くださった羽矢崎さん、ありがとうございました。

12月のワークショップにて、H.ChesbroughのOpen Innovationを最初の課題図書として取り上げ、これを分担して要約してきた(MLにて送付済み)のですが、昨日は、序章と第一章を羽矢崎さんからご解説頂き、みんなで討論しました。割と同じ業界の人が多かったこともあり、けっこうディープな話が飛び交う、濃い会でした。

次回日程は未定ですが、これまで土日しか時間無かった羽矢崎さんが今後は多少余裕できると言うことと、せっかくみんなで要約を1ヶ月で揃えたのを放置するのは勿体ないということから、これからしばらく平日も交え週一くらいにペースあげて進めようと言うことになっています。参加希望の方はコメント欄にて応募ください。(Yos)

創発ということ

フェイズ1であつかう静的なモデルでは、どちらかというと特許論議になる気がしているのですが、フェイズ2であつかう動的なモデルでは、イノベーションの外部化やそのマネジメント、オープン化による創発の期待などがメインの話題になるのかなと思っています。その意味ではゲーム理論などライセンスの戦略はもちろん、交渉学やコミュニケーションのマネジメントも考えることになろうかと思います。

なので、あんまりIT系のマニアの会にならずに、広範なバックグラウンドの方からのコメントを頂戴したいなと思っています。高木さんのごとく個人的なお悩みのみをお書きになられると、いささか当方としては処置に困る部分があるのも事実ですが。(Yos)

PF戦略分科会の今後の進め方

分科会ワークショップでの議論を踏まえて、以下のようなアクションプランで進めることとなりましたので、

ここに記載します。アドバイス頂いた通り、バランスなど考えずに突っ走って倒れるまでやりましょう。(笑)



【ディスカッション結果】

テーマが広範で切り口がたくさんある

 →とっかかりとして、「オープンorクローズ」の見極めから考えてみたい。
0)そもそも「オープン」とはどういう状態を指すのかの学習

 (基本的には各人がテクスト読み込み)

1)理想的な特許ポートフォリオを仮定し、それをどうオープン化するかの考察

2)3rd Partyによるイノベーションの取り込み等による特許ポートフォリオの形成も考慮した、より動的なモデルの構築


【アクションプラン】

→輪読およびディスカッション 

(書籍:OPEN INNOVATION―ハーバード流イノベーション戦略のすべて
ヘンリー チェスブロウ (著),)

第1回ミーティング:1月28日開催予定(夕方)

レポート担当者分担

序章~第1章:羽矢崎(12/18)

第2章~第3章:K地 (12/25)

第4章~第5章:M越(1/8)

第6章~第7章:K岩(1/15)

第8章~第9章:F井(1/22)

f2fミーティング(土曜日の夕方、月一回)にむけ、担当を決めてレポート(議論のたたき台)を作成する。

→MLとblogを活用、1人2章ずつ。

基本、週一回誰かが上記の通りレポートする。先行してアウトプットを出しても問題は無い。

各章のレポーティングを元に、議論内容の目線をあわせて、スタティックモデルでの分析の理解を深め、

ダイナミックモデルを検証できるケーススタディを1月前半を目処に決定し、第二フェーズへ進む。

そのあたりで半年後くらいを見据えたアウトプットの方向性も見極める。例えば書籍化、学会発表など。


(S.H)

いよいよ明日です!

忙しい方も時間ある方も、どうぞお越しください。明日12:30@飯田橋です!

yos@酔っ払い

12月11日に分科会設立ワークショップ行います

詳細はhttp://www.business-ipr.org/ にアップされておりますのでそちらをご覧頂くとして。

掲題の件、以下要領にて行います。ぜひお越し下さい。ワークショップ後には懇親会もあります。

日時:12月11日(日)13:00~16:30 (受付開始12:45)
場所:東京理科大学専門職大学院 知的財産戦略専攻 C1教室
   (飯田橋駅横 ラムラビル2F)
内容:各分科会リーダーからの紹介後、今後の活動内容についてテーブル毎にディスカッション

本分科会の位置づけ

はじめまして。羽矢崎と申します。


プラットフォーム戦略分科会で議論していきたいテーマの位置づけについて、


下記にて、大上段に申し述べます。 至らない点、不明瞭な点、多々あるかと思いますので、

分科会、あるいは本Blogにて厳しくご指摘頂ければと思います。


【技術+経営+知財 は三位一体か?】

(最近は税制改革の三位一体が叫ばれてますが、それはさておき、)

知的財産のマネジメントの世界では、知的財産、研究開発、経営戦略は三位一体である(べき)と声高に指摘されているかと思います。


しかし、一部の企業を除いた多くの企業においては、

知的財産戦略というのは結局のところ、研究開発、経営戦略の僕(しもべ)にすぎないのではないかとも感じます。

本当の三位一体となるためには、研究開発戦略と経営戦略、そして知財戦略を結びつける人材、共通言語、あるいは相手のわかる言葉で話す人間が必要であると考えています。


イメージ図

経営戦略+知財戦略+標準化戦略3


【クロスボーダー】

それでは、経営、技術、知財をクロスボーダーにつなぎあわせるキーワードはどんな事象があるでしょうか?

これのひとつに、いわゆるMOT(Management Of Technology)技術経営があり、この戦略の一つに、

プラットフォームのオープン化、標準化などの戦略があると考えています。そして、これに密接に関わると考えられるのが知的財産の戦略です。


【具体的な問題意識】

プラットフォーム戦略分科会でフォーカスしたいのは、たとえば、「標準化戦略重要だっていうけど、それって儲かるの?」「プラットフォームオープン化、なにが良いんだったけ?」「オープンイノベーション+特許戦略ってどうなるの?」などなどです。

たとえば、DVD業界においてはパテントプール、RAND条件ライセンスによって、
被差別ライセンスができなかったため、標準必須技術による競争優位が保てなくなり、
標準技術をたくさん有し、先行していた日本メーカーは、その後、

中国など後発メーカーにコスト競争力で負けていった背景があったようです。

ザックリいえば、「標準化は市場成長を促進し、一方で利益を下げる。」と。

であるならば、オープンとクローズはうまく使い分けねばならないでしょう。でもどうやって?

そんなことを本分科会では考えてみたいと思っています。

【ビジネスIPRの中での位置づけ】

プラットフォーム戦略分科会はビジネスIPR内の一分科会になります。

こう書いてみると、やっぱりビジネスIPRという「知的財産」を核としたコミュニティの一分科会として、

「知的財産」はキーとなっているんです。はい。


ちなみに、ビジネスIPRは、その名が表しているように、実は、ビジネス+IPR、つまり、上記の経営と知財をクロスボーダーで結びつけた事に端を発しているNPO団体ですね。


それはまた次回。(S.H)

まず第一歩

いろいろ詰めないといけないところもあるのだけど、まずはblog作ってみました。

去る11月26日のビジネスIPR勉強会で予告したとおり、本分科会では以下のような事を検証できるとよいなと思っています。はじめは何か適当なテクストの輪読から始めようと思います。

1)昨今の「知財ブーム」のなか、特許訴訟により金銭を得たり特許を売り払う動きが目立つが、これは本当に継続的な活動なのか?単にここ数年不景気の下行われた事業再編に付随する一過性の動きではないのか?
2)IT/エレクトロニクス業界では、そもそも一社で技術独占するのはほぼ無理な中、設計自由度確保のためのクロスライセンスの効用が語られてきたが、クロスライセンス自体はイノベーションを促進しないと考えられる。設計自由度を確保しながら同時にイノベーションも促進できる方策はないのか?
3)一つの仮説としてプラットフォーム技術のオープン化が有望そうである。しかし闇雲に技術開示するだけではボランティア(よくて科学技術振興)になってしまう。企業が行う以上利益につながらないといけないが、その方法論とは?
4)おそらくキモは、アーキテクチャの設定にあるのだろう。と言うはたやすいが実際どうしたらいいのか?
5)知的財産(IPR)的な見方をすれば、オープン化とIPRは相反しないと思われる。むしろプロトコルや仕様を開示しても大丈夫なように実装の部分は徹底的に権利確保あるいはブラックボックス化しないといけない。その点は従来と同じでよいのか?
6)オープンにした部分は3rd Partyによるイノベーションを期待する訳だが、たんに投げ出してもコミュニティからはそっぽを向かれるだけだろう。継続的な対話が必要と思われるが、そこで求められる適切なビヘイビアとは?

来週の日曜日、12月11日に分科会概要の説明&討論会を予定していますので、興味を持たれた方は奮って御参加下さい。お勧めのテクストやケーススタディのネタも募集します。また終了後懇親会と称する飲み会もあるようですのでこちらもお楽しみに。(Yos)