lint brush |  orient point 

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河を眺めに例の空き地に行った。でも暫く音楽を聴いてたら、赤い車が入ってきて、僕のところまでやってきた。普通の車だったが、その中に二人の警官が乗っていて、一人が僕を懐中電灯で照らしていた。ここで何をしているだの、身分を証明するような物は持っているかだの、一本を吸い終わったそばからまた一本に火をつけるなだの、僕たちは短い会話を楽しんだ。「ここは立ち入り禁止だぞ、チェーン・スモーカー君」


警察がやってくる前からそろそろ潮時だなと思っていたから、追い出されたことで気を悪くしたわけじゃない。ただそのとき考えてたことがそのことでつい色褪せて、家に帰ってきたら書こうと思っていたことが味気ない饒舌のように聞こえるようになってしまった。せっかくの散歩が台無しになってしまったわけだ。