さる9/17、東証マザーズにキャンバス が上場しました。初日は公開価格2,100円の2倍でも値つかず。結局、翌18日に初値3,730円でスタートとなりました。業界の末席に身を置く一人として非常に嬉しく思います。

またデ・ウエスタン・セラピテクス研究所 (DWTI)もNEOに上場すると報道がありました。関係者の皆様には、お祝いを申し上げますとともに、敬意を表したく存じます。

因みにNEOに上場するバイオベンチャーは、2007年のジャパンティッシュ・エンジニアリング (7774)、2008年のカルナバイオサイエンス (4572)、2009年のテラ (2191)に続いて4社目となります。いずれにも公募割れてしていたのですが、キャンバスの好調を受けてDWTIの人気はかなり高いようです。

もっともバイオベンチャーのIPO環境について言うと、ネガティブなニュースが全くない訳ではありません。筆者が知る限りでも、某証券会社がIPO部隊の人手が足りないらしく、表立って人手不足とはいえないもんだから、会社側に難癖をつけて、上場を延ばさせたなんて話を耳にしました。
そういう証券会社を主幹事にすること自体、会社側にも問題があるのかも知れませんが、準備を散々進めておきながら、自社の都合で梯子を外すのは、やはり如何なものかと思います。関係者の皆様には、そうしたことをなさらないよう、切にお願いする次第です。