今週は、ライブドア・グループの証券取引法違反事件で揺れた一週間でした。


筆者も財務担当なんてやっているもんですから、知人から随分と(大丈夫?)と聞かれたものです。


もちろん筆者たちの会社は、そんな心配、まったくありませんのでご安心を!


1社がそうだからと言って、ベンチャーが皆、こんな風に粉飾や隠蔽をしている訳ではありません。


寧ろ大半は、きちんとしています。


少なくとも筆者が知る範囲のベンチャー企業のCEO、CFO、CAO、そして監査役はきちんとしています。


ベンチャーだから、と一括りにされたのでは、真面目にやっているベンチャーの社員が浮ばれません。


投資家の皆様、どうか個々の企業をきちんと分析した上で、投資の可否を判断するようお願い申し上げます。


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ライブドア、海外経由で資金還流・新株売却収入隠ぺいか (2006/01/21 日本経済新聞夕刊)

 ライブドアグループの証券取引法違反事件で、株式交換目的で発行した新株の売却収入の一部が海外の銀行や外資系銀行の口座にいったん入金された後、ライブドアに還流していたことが21日、関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、海外などへの送金で資金の流れを分かりにくくして、企業買収を巡る不正な株取引を発覚しにくくしたとみて、解明を進めているとみられる。

 関係者によると、海外送金や外資系金融機関を使った複雑な資金の流れが判明したのは、関連会社ライブドアマーケティング(LDM)が行ったマネーライフ社の買収を巡る不正な株取引など。LDMは2004年10月25日、株式交換でマネーライフ社を完全子会社化すると公表。この際、株式交換名目で発行したLDMの新株はマネーライフの旧株主には渡らず、ライブドアが実質運営する投資組合に渡っていた。