前回のブログで慣行栽培、有機栽培、自然栽培について書いたんだけど、

では、これからどの栽培方法をやったらいいのでしょうか?

ざっくり書きます。

 

慣行栽培 収穫量は一番多いが農薬の毒性の問題がある。

     化学肥料はほぼ外国に依存しているので、食料自給率は39%(カロリーベース)ではなく、

     さらに低くなります。

 

有機栽培 有機肥料はほぼ国内産といってよいでしょう。

     ただ、地元で有機肥料をまかなえている地域はかなり少ないと思われる。

     収穫量は慣行栽培ほどではないと思われますが、自然栽培に比べるとかなり多くなります。

     ただし、有機栽培で使える農薬もあるので注意が必要。

     

自然栽培 一番安全であるが、収穫量が少ない。

     他の栽培方法と同じ量を確保するには大面積でやらなければならないし、

     それに伴い労力が半端なくかかる(草の利用、管理)。

     国が食料を供給する方法としては適さないでしょう

     (一部の農産物でそれなりにとれるものもある)。

     ただし、個人の家庭菜園レベルで自給するのは意義があると思われます。

 

個人的には、食料供給の観点、地球の環境そして健康面を考えると

有機栽培をメインにした方がよいと思います。

 

ただし、慣行栽培を全部有機栽培にした場合、

有機質肥料は足りるのか、そして収穫量は足りるのかという

検証をする必要があります。

 

畑のある人は家庭菜園をやりましょう。

広い畑があるなら、農薬・肥料を使わないでやってみてはいかがでしょうか。

さらに一般品種を作付けするなら、種どりをしましょう。

 

栽培のお手本は自然ですからね。

自然には意味があるんですよ。

 

現在の科学はなんでも化学物質に結び付けて説明するんだけど(how)、

本質(why)ではないと思います。

結果として、その物質が関与しているということだけだから。

 

短絡的に慣行栽培ありきという考えはやめた方がよいと思います。

自然を学びましょう。