〜前回のあらすじ〜
初めて来た木曽川水系で、なんとかヤマトイワナの血が濃そうな魚に出会う。
木曽遠征2日目。
疲れもあったからか、初めて使ったフロアレスのワンポールテントでも問題無く爆睡。
朝5時前に目が覚めましたが周囲はまだ薄暗く、日が昇る時間がすっかり遅くなりましたね。
テントを撤収して2日目の川へ。
この日は昼に待ち合わせがあるので、キャンプ場の近くで短時間勝負になります。
昨日の川とは違い、こちらは水量もあってルアー向きな流れ。
しかし、入渓しやすい区間で釣り人のプレッシャーも多いのか、魚はいますが難易度高め。
追っては来るけれど食いはしない。
ミノーを見て逃げていく魚影も…。
今日も厳しい釣りになりそうです。(^◇^;)
しばらく釣り歩いて、ようやく小ぶりなイワナが出てくれました。
ヤマトイワナ系の子みたいですが、昨日釣ったイワナ達とは明らかに雰囲気が違います。
ニッコウイワナとの混ざり方の差なんでしょうね。
それにしても厳しい。
しばらく魚影すら見えない時間が続きます。
この川魚おらんのか??…とすら思うほど。
長野の奥地まで来て、なんなら奥多摩よりも厳しい釣りを強いられているような…。( ̄▽ ̄;)
あまりに反応が無いので途中で川を変えようかと何度も思いましたが、川を変えるにも知らない土地なので引き出しが無く、ここを続けるしかありません。
そして、昨日の川もそうでしたが、この界隈の川は何故か根掛かりが多発。
すぐにルアーが石の間に引っ掛かります。
石の質によるものなんでしょうかね?
なんとか絞り出したもう1匹。
この川の魚達もかなり警戒心が強く、周囲を警戒しながらルアーを追ってくる感じ。
かなり離れた場所から人の姿を見つけて逃げてしまうので、極力身を隠しながら誘わないと食ってきません。
ここまで私の絶対的エースであるクヴェレ45S黒金イモムシを使っていましたが、カラーが合ってないのかなぁ?…とミノーをチェンジ。
シルバー系のカラーに変えてみましたが、魚の反応は変わらず。
その後も渋い時間が続きます。
途中で良型のアマゴが追って来て色めき立つシーンもありましたが、御多分に洩れず見に来ただけ。( ̄▽ ̄;)
そして10時近くになった頃…
ヤットデタマン。
釣れない時間が長かった…。
クヴェレ45Sのヒクイドリに食ってきたのは、白点が多くあるイワナさん。
これが「ニッコウヤマト」とか言われるハイブリッドかw
この魚が釣れた頃から、途端に魚の反応が良くなってきました。
続けてすぐに良型のイワナ。
黒ずんでいて、ヤマトなんだかニッコウなんだかよく分からない子w
ミノーは結局一番信用できる黒金イモムシに戻しています。
この後ももう1匹小ぶりなイワナを釣りましたが、写真を撮ろうとしている時に脱走。(^_^;)
昨日の川でもそうでしたが、やはりこの辺のイワナ達は朝よりも10時くらいになってからの方が反応が良くなるのかもしれません。
ここからが楽しい時間の始まりだ!
…という所で、退渓ポイントに着いてしまいました。( ̄▽ ̄;)
約束している待ち合わせの時間に間に合わせるには、この橋で林道に上がって下山しなければいけません。
またも後ろ髪引かれながら納竿。
下山して向かう先は伊那市。
愛知県に住む義弟(妹の旦那)とキャンプをする事になっているのです。
以前からキャンプやら釣りやらばかりしている話しをしていたら、キャンプ未経験の義弟が「お義兄さんとキャンプがしてみたいです」ですと。
そこで、お互いの中間にある長野県に来たわけです。
伊那市内のスーパーで待ち合わせし、互いに食べたい物を買ってキャンプ場へ。
このキャンプ場への道がまたスゴイ。
時折ギアをローに入れなければ登らないようなかなり急勾配の山道を進みますが、途中で「キャンプ場まで10km」なんて看板を見た時にはちょっと笑いました。
やって来たのは標高1800mの山の上。
ほぼ南アルプスの一座を車で登山したような感じw
義弟(左)と、最近5kgの減量に成功した私。
今回のキャンプ場は日本で4番目に高い標高にある鹿嶺高原キャンプ場。
山頂のような景色と星空が魅力なようです。
早速テントを設営します。
…が、暑い。
1800mの標高なので涼しいとばかり思っていましたが、日向は普通に暑いです。( ̄▽ ̄;)
我慢出来ず、ご当地ビールを飲みながら設営。
めちゃくちゃ美味え✨
良いビールはツマミが無くても全然いけますw
設営完了。
今日は登山用テントでは無く、スノーピークのアメニティドーム。
義弟も私と同じテントの新しいモデルを買ったようです。
早速くつろぎますw
こちらもご当地ビール。私が一番好きなアンバーエールタイプです。
芝生のテントサイトを彷徨いていたら、こんなフンが…。
サイズ的に🐻か🐗しか考えられないのですが…。( ̄▽ ̄;)
あとで調べてみたら、どうやらイノシシのもののようでした。
マジか……。
炭火をおこし、思い思いに焼きたい物を焼いていきます。
私は焼き鳥とラム肉、あとホルモン。
木曽で買ってきた五平餅なんかも焼いてみたり。
焼き過ぎてちょっとせんべいみたいになっちゃいましたがw
夕焼けの中のアメニティブロス。
酒が進みますw
しかし、地獄の10連勤を乗り切り疲労しきった身体のまま、3時間も寝ないで長野まで来て、二日間山や川を歩き回っていた疲れが出てしまったのか、
酒を飲みながら知らないうちに寝落ちしてしまっていました。
キャンプ初心者の義弟をほったらかしにし、気が付いたら周囲はすっかり暗くなっていました。
申し訳ない。( ̄▽ ̄;)
忘れかけていた鮎の自家製一夜干し。
これは先日相模川で釣ってきたもの。
ちょっくらキャンプ場にある展望台に行ってみます。
眼下には伊那市の夜景。
空はiPhoneでも撮れるほどの天の河。
天気が怪しくて星空は無理かなぁ…と思っていましたが、幸いにも絶好の天気に恵まれました。
満点の星空に抱かれながら就寝。
この日も私は朝まで爆睡。
初キャンプの義弟は寝付きが悪く、途中で何度も起きたようです。(^_^;)
翌朝。
雲海が見られることもあるとの事でしたが、この日は雲はちょこっとだけ。
西の方角を見ると中央アルプスの山々。
昨日はあの向こうにいたんだなぁ。
木曽側から見た木曽駒ヶ岳もかっこいい山でした。
東の方には南アルプスの女王こと仙丈ヶ岳。
こちらもいつか登ろうと思っている山。
登山用テントも手に入れたので、今まで以上に色々な山にチャレンジ出来ます。
テントを片付けて伊那市内へ。
昼食は伊那市名物のローメンを食べに、ローメン発祥の店にやって来ました。
色々な中華メニューの中にローメンもあるのかと思いきや、ほぼローメン専門店。
この店の一番人気という豚頭を注文。
ホロホロに柔らかく煮込まれたカシラ肉の水煮。
醤油や酢、ラー油などを自分でかけて味を整えます。
間違い無く美味いヤツw
そしてこちらが名物のローメン。
クタクタに柔らかくなったキャベツとマトンがのったスープ焼きそばといった感じでしょうか?
スープはかなり薄味で、これもソースや酢、胡麻油やニンニクなどで自分好みに味を整えるスタイル。
初見だと正解がよくわかりませんでしたが、類を見ない珍しい味わいで美味しかったです。(^ ^)
ローメンにはスープの無い焼きそばタイプもあるらしいので、それも試してみたいですね。
昼食を食べたら、渋滞が始まる前に早々に帰路につきました。
しかし、連休でも無いのに中央道の小仏トンネルを先頭にエグい渋滞。
下道に逃げて山越え檜原村ルートで渋滞回避を狙いましたが、こっちはこっちで秋川の川遊び帰りか、五日市駅を先頭に山の中まで渋滞。
そういや子供達が夏休みになって最初の週末か。
そりゃみんな行楽に出かけるか。( ̄▽ ̄;)
正直疲労とストレス溜まり過ぎなコンディションではありましたが、非日常を楽しむことができました。
次来る時は開田高原方面で花魁アマゴでも狙ってみるかなw