冬の源流、里川の春 | ミノーとキャバと時々おとん

ミノーとキャバと時々おとん

渓流ルアーにどっぷりはまった魚キチガイ。
ハンドメイドミノー「Quelle(クヴェレ)」を作り、
愛犬キャバリアのモカさんとのんびり暮らしてます。
(キャバ嬢にあらず)
アメブロ移転前のブログ名は「サンゴとキャバと時々おとん」

3月半ばの土曜日。

山の上を見るとまだ白い。

絶対に源流はまだ早い。

魚なんてほとんど動かないだろうし、なんなら遡行も大変。

そんな事はわかってます。

わかってますが…………



来たくなっちゃうんだよねぇ。


厳しいとわかっちゃいても、ネイティブのイワナさんに会いたい。

せめて1匹でも釣れてくれれば……



今年は雪の影響か、やけに倒木が多い源流域。

実績のポイントが難易度高めのテクニカルエリアになっています。

これはこれで楽しそうw


……しかし、あまりにも魚の動きが無い。

遡行していても、走っていく魚も皆無。

水温は3℃。先週と大差無し。(;´д`)


魚おるんかいな??

…と、iPhoneを水中に突っ込んで動画を撮ってみると、水底に貼り付くようにしているヤマメ達。

イワナの姿は無し。おそらく岩の下に潜り込んでいるのでしょう。


魚は動かないわ、

雪中歩行で足冷えるわ、

雪の積もった高巻きは怖いわ………



なんの修行だコレ??


2週連続でこんな釣りは辛過ぎます。( ̄▽ ̄;)

早々に見切りをつけて撤退。

今日はあくまで偵察だからな。

暖かくなったら源流を蹂躙してやるからな。

お…覚えてやがれ!!


雑魚小悪党のような捨て台詞を吐いて里へ撤退。

源流の春はまだ遠し…




小菅村内を流れる里川に移動してきました。

3月中は暖かな里川でまったりゆるゆるとやっていこう。


なんせ私、禁漁期間中に山ばかり登っていて釣りをあまりしてなかったものだから、

だいぶ試合勘みたいなものが衰えていますし。

リハビリ必要です。(^_^;)



小菅川の放流がされている区間では、わりと魚が残っているようでした。

最初に釣れたのはニジマス。

ヒットルアーはクヴェレ40S(チャートバックイモムシ)。


魚影はあるし反応もするけれど、まぁまぁシビア。

反応はするけれど、なかなか口を使わなかったり。

反応するのは1〜2回だけだったり。

食ってきても超ショートバイトで、乗らない当たりが連発。



そんな中でも割と好反応なのがクヴェレ40S。

流れの中から何度もチェイスをしてくる魚影があり、パールイモムシにヤマメさんがヒット。




チャートバックイモムシにもヤマメさんがヒット。

スレた魚にやけに効きます。

小さなシルエットが効くのか、他にないくらい超ハイピッチなウォブンロールアクションが効くのか、はたまたそれらが複合的に効いているのか…。

昨シーズンから度々あったのですが、クヴェレ40Sは着水と同時に食ってくる着パク発生率がとても高いです。

この日も着水からの沈下中にヤマメさんがヒット。(ただしフッキングせず)

サイズと重量感が渓魚に餌だと思わせる要素があるようです。

ツヴァイもスレ鱒攻略に欠かせませんが、それとはまた違ったアプローチで魚を誘います。




さらにニジマスを追加。

クヴェレ40Sはスレ鱒に効果的ですが、軽い分沈みづらく、流れにも強くないため、扱いにもややコツが要ります。

浅い場所、流れの緩い場所、魚がシャローを意識している時などが活躍の場です。



その後、放流区間の少し上流まで遡行し年越しの魚を狙ってみましたが、源流域と同じようにほとんど反応無し。

おチビが走って逃げて行くのが一回見えただけ、源流よりは魚が動いているかな…?



再び里の川に戻ってみると…



チビヤマメがヒット。

天然の子でしょうね。


源流や上流部はまだ冬のような水温ですが、人里付近の下流部には春が訪れているようです。


この日はここで終了。




次の週末、本当は登山に行きたかったのですが、ドタバタあって山には行けず。

少しだけ時間があったので、午前中だけ小菅川のC&R区間へ。


前々日に放流があったC&R区間は沢山の釣り人が入っていましたが、大半はフライマン。

ルアーにスレていない魚も結構いるんじゃないでしょうか。



…と思いましたが、朝出るのも遅かったのですでにかなりのプレッシャーを受けている様子。

クヴェレ・ツヴァイ(パールイモムシ)でネチネチ攻めてニジマスをヒット。



クヴェレ40S(パールイモムシ)にもニジマス。



クヴェレ40S(試作3号機)にもニジマスと、その後もニジマスばかりが釣れる状況。

ヤマメは早々にスレてしまったのでしょうか…?


その後、比較的人の少ない(人気の無い)ポイントまで釣り上がって行ったら…



やっと出て来てくましたヤマメさん。

こちらもクヴェレ40S(チャートバックイモムシ)。

小菅川のC&R区間みたいな場所ではこいつが良く働きますw



チャラ瀬にクヴェレ40Sを泳がせると、石の下から飛び出した魚影がクヴェレを追って追って追い続け、動きを止めて誘った瞬間にヒット。

食ってきたのはヤマメさん。

チャラ瀬の中にも魚がいて、こんなチェイスをしてくれるのが堪らなく楽しいですw

早く源流でもこんな釣りがしたいものですね。


しかし、今季はいまだにイワナが釣れていません。

イワナばかり釣るこの私が。

管釣りでニジマスよりも先にイワナを釣ってしまうようなこの私が。


正午の放送が流れ、そろそろ帰らなければなりません。

このポイントを最後に納竿しよう。

そう思って投げた、これまたチャラ瀬の中でクヴェレを追ってくる魚影。

そしてロッドに伝わる小気味良い手応え。

何が釣れたのかなぁ…w



お!イワナさんじゃん!!

ようやく今季初となるイワナさんが釣れました。

ヒットルアーはやはりクヴェレ40S(パールイモムシ)。

スレ鱒攻略にいかがでしょうw

汎用性の高いモデルではないので、使いこなすのにはコツが要りますが。(^_^;)


イワナ、ヤマメ、ニジマスと、久しぶりに三種制覇して満足w

再来週くらいには源流も楽しめるようになるかなぁ。




使用タックル
 

ロッド: SMITH トランティンスピン イル・フロッソTILF-53
リール: DAIWA 20ルビアスFC LT2000S-XH
ライン: DUEL アーマードF+ 0.6号
リーダー:VARIVAS トラウト ショックリーダー 6Lb
 
 


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