紅葉シーズン終盤な11月中旬のある日。
家族で私がいつも釣り歩いているフィールド周辺にドライブに行ってみました。
とは言え、ひーちゃんだけはお留守番。
高校生ともなると、いつまでも親の後ろにくっついて周るようにはなりませんね。
親離れの成長を感じつつも、ちと寂しいパパなのであります。
自宅周辺はようやく色づき始めた頃でしたが、奥多摩は紅葉の見頃を迎えていました。
「後ろからハグしてー!」とか言うこっちゃん。
何処で覚えたのかタイタニックごっこ。
君が産まれる10年以上前の映画だよね。(^_^;)
奥多摩湖の浮橋から水面を覗くと、物凄い数の魚影。
なんだろう?
何かの稚魚か、ワカサギか…。
ワカサギ仕掛けを放り込んだら入れ食いしそうですが、この橋は釣り禁止w
奥多摩を抜けて、丹波山村に入ります。
丹波山村の道の駅にはこんなノボリがあったり、
こんな柄の物も。
…おうおう…
ここまで来て鬼滅だらけか……
…と、ちょいと世の中の鬼滅圧力にウンザリしかけていたのですが、よくよく考えてみたら炭治郎と禰豆子の育った家はこの近くの雲取山という設定でした。
そりゃま、あやからないわけがありません。
ただ、周りが異常に盛り上がるほど冷めてしまうという捻くれ者の私は劇場版は観に行きそうもありません。
観れば面白いんでしょうけどね。
(鬼滅はスルーしてヴァイオレット・エヴァーガーデンとか観てたw)
ちなみに、鬼滅の刃に出てくるキャラクターのほとんどが東京都内出身だったりして。
紅葉に彩られた丹波川渓谷を眺めながら、さらに山の奥へ
廃集落を探索してみようかと。
建物がみちみちに密集した東京深川近辺の下町で生まれ育った奥様は、山村の暮らしの痕跡に興味津々…………
……なのですが、廃屋だらけの集落にこっちゃんが怯えてしまって早々に退散。
考えてもみたら子供には薄気味悪くて怖いか。(^_^;)
年々源流の奥へ奥へと潜り込み、以前なら怖がっていたような場所へも単身平気な顔で突き進むようになった私の頭はネジが飛んでるんだと思います。
廃集落を後にし、向かったのは『元』日本一のローラー滑り台。
ここは春頃にこっちゃんと訪れたのですが、その時はコロナの影響で営業を休止していました。
こっちゃんは半年振りに念願叶った形。
しかしなんか………
受付の鬼滅っぷりが濃い。
手作り日輪刀やら、どっかで見たお面やら、グッズもたんまり飾られており、受付のおっちゃんまで『あの柄』のハッピを着てたり。
ここまで来ると認めざるを得ません。
ここが鬼滅の聖地です。(適当)
腐っても(腐ってねぇ)『元』日本一のローラー滑り台。
上まで行くにはなかなかの階段を登らなくてはいけません。
登りきった景色は丹波山村を一望できる素晴らしい展望。
山を歩き慣れた私でも20往復させられたら翌日の仕事休みますw
…にも関わらず、この滑り台の過去最高記録は小学3年の45回滑ったとか。
もはや鬼がかったレベル。上弦の鬼とかなんとかだな。(よくわかってない)
同じく小学3年のこっちゃんもそれに対抗。
「46回を目指す!!」
とか恐ろしい事を言ってます。
やるなら1人でやってくれと言いましたが、同伴を強要。
しかし、ものの8回でこの体たらく。
「おんぶ〜……」とか言い出してましたが、小3担いでこの階段を登るとか、そんな修行してたら天下一武道会にも出れちまう。
「ピザ食って温泉入ろ!」
というダメ人間への誘いで説得し、ダメ人間コース……では無く小菅村へ移動。
途中で小菅川の冬季釣り場を見学しましたが、こっちゃんがうるさいのですぐに源流レストランへ。(^◇^;)
ピッツァ・マルゲリータや
キノコとクリーム系のピッツァ(もう忘れたw)
これが美味くて家でも真似してみたけどイマイチ再現出来なかったヤマメのフリッター。
山郷にあるオシャレ料理を堪能し、小菅の湯で2時間ばかり身体をほぐして帰宅しました。
本当はもっと素晴らしい景色がいくらでもあるんですけどね。
それを見れるのは源流の森を歩いて行ける者だけの特権。
気が付けばもう12月。
長いようであっという間に次のシーズンがやって来ます。