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戯曲勉強会ビオロッカのブログ

東京外国語大学公認演劇サークル劇団ダダンを
母体に発足した勉強会です

演劇に携わりたい人達の受け皿のような存在になれたらいいな、
とおもっています

こんにちは、めりです。
少し時間が空いてしまいましたが、今回は名取の某役の私から見た「なとりがわ」を書きたいと思います。

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名取川の中盤、お坊さんが川に名を流してしまい、
お坊さんの型に焦りが見えたところで、名取の某は登場します。

セルフプロデュースを見せつけるのみのお坊さんも強烈ですが、
自分の世界しか知らず、自分のルールで生き、それを強要する名取の某も、

「ちょっとぉ!!」
の強烈な一言で登場します。

稽古の際、お坊さんとの距離の取り方や、
人の話を聞かない性格、異様な雰囲気などの「やばさ」をどれくらい出していいのか、
とても悩みました。

自分のなかの名取の某と重なる部分を客観視することで、
単なる茶化しにならないよう演じました。



「ここで魚を獲ってはいけない!」


名取の某が自分のルールを押し付けたあと、
お坊さんにより言葉のやりとりが始まります。

この川は、何という。

名取川

この村は、何という。

名取

あなたの名字は、何という。

名取のなにがし。偉いです。



お坊さんは名取の某の言葉に勝手に納得し推理をすすめ、
名取の某は自分の知っていることを喰い気味に話します。


やりとりを通し、お坊さんの名前を取ったのは名取の某だ、と確信したお坊さんは、
名取の某を締め上げます。

このシーンはこの演目「名取川」、つまり
『お坊さんのセルフプロデュースしたお坊さんのためのショー』
の一番の見せ場です。

いかにかっこよく見せるかを考え、
前回、清水も書いた「呼吸」を最大限に意識して、
ゆっくり堂々と演じました。

稽古の初めの頃は、呼吸を合わせることに苦労しましたが、
本番ではしっかり見せられたのではないかと思います。


見せ場で、取り押さえられた名取の某は、
名前を取り返したと舞うお坊さんを舞台に残して後ろの椅子へ戻ります。

「名取の某」のままだらしなく椅子に座り、
お坊さんも椅子へ戻ったところで、「名取川」はおしまいです。


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めり