その後は官舎暮らしとなりもう家に戻ることはありません。
事情で高二から三年間親子ふたりで都内でひっそり生活してきました。
その間にたくさんのことがあり、ともに生きることについて学んだ三年間でした。
この三年間こそ、宝物でした。
息子は人生において先にさまざまな苦労をさせていただきました。
おかげさまで途中から運氣が激変して向上し、笑顔で乗り切って来れました。
たくさんの、素晴らしい人脈にも恵まれましたね。
思えば二十年前、生まれてきた時から親孝行な息子でした。
酒乱で暴力を振るう前夫からわたしを守ってくれたのも息子でした。
息子が三歳半のとき、わたしに『ちゃーちゃん、おうちに優しいお兄さんが必要なんだよ。』と言わなかったら、いまの夫とも出逢っていないし、上京もしていなかったでしょう。
息子がいなかったら、わたしはいま この世にはいなかったでしょう。
かけがえのない、大切な息子がいよいよ
大人として自立します。
これまで涙もたくさん流しました。
息子の前で泣くと心配するし陰で隠れて泣きました。
息子の前ではわたしもいつもわたしでいられました。
わたしを親にしてくれて、本当にありがとう。
いま、巣立ちのための部屋の掃除をしてくれて、感謝でいっぱいだけど、背が高いのに切れた電気の電球は替えてくれません(笑)
つい最近まで、バリカンとハサミで息子の調髪をしてきました。
わたしは素人なのに、ツーブロックなど高度なものも平気で要求してくる息子でした。
もうそれもおしまいなのかと思うと、ちょっと寂しいです。
100均の破れて穴のあいた子ども用のケープも、買い直さないままで(笑)
楽しい思い出が満載です。
息子よ、本当にこれまでありがとう。
そして、本当におめでとう。
自慢の息子です。
ありがとう。

