ディストラクション・ベイビーズ

真利子哲也 監督作品
「ディストラクション・ベイビーズ」
劇場鑑賞!!
(C) 2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年5月21日
上映時間:1時間48分
製作:「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会
製作幹事:DLE
制作・配給:東京テアトル
制作協力:キリシマ1945
カラー

~ストーリー~
愛媛県松山市西部の小さな港町・三津浜。
海沿いの造船所のプレハブ小屋に、ふたりきりで暮らす芦原泰良と弟の将太。
日々、喧嘩に明け暮れていた泰良は、
ある日を境に三津浜から姿を消す。
それからしばらく経ち、松山の中心街。
強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、
逆に打ちのめされても食い下がる泰良の姿があった。
街の中で野獣のように生きる泰良に興味を持った高校生・北原裕也。
彼は「あんた、すげえな!オレとおもしろいことしようや」と泰良に声をかける。
こうしてふたりの危険な遊びが始まった。
やがて、
キャバクラの送迎車を強奪したふたりは、
たまたま乗りあわせていた
キャバクラで働く少女・那奈をむりやり後部座席に押し込み、松山市外へ向かう。
その頃、将太は、
自分をおいて消えた兄を捜すため、松山市内へとやってきていた。
泰良と裕也が起こした事件はインターネットで瞬く間に拡散し、
警察も動き出している。
果たして兄弟は再会できるのか、そして車を走らせた若者たちの凶行のゆくえは?
この方向の作品には、評論家と名の付く人々が
やれ問題作だなんだと群がり、
あ~だこ~だ言い合いますけど、
正直、意味不明とは紙一重。
でも、
邦画もここまで表現出来るようになった!イイ!
近頃は日々、だれか殺され、バラバラにされ、
そんな剥き出しな狂気を柳楽優弥さんはアッサリと自分のモノにしていましたね。
これから期待の狂気役者は、私の中では松坂桃李さんだったし、
かなり今後の役どころは楽しみでした、
しかし、
やはりその筋の天才には到底、敵わないことを実感しました。
これを才能と言わずして何と言うか!?
柳楽くん...彼ならでは!でしょうね。
また、菅田将暉さんも素敵すぎる役者さんですね。
「一度女を本気で殴ってみたかった」というセリフと共に
見ず知らずの女性通行人に、
ジャンボ鶴田ばりのジャンピングニーをかます様には
無差別テロの犯行声明を見た気がし、ゾッとした。