愛感同一

深川栄洋 監督作品
「先生と迷い猫」劇場鑑賞!!
たぶん
本作では、イッセー尾形さんが評価されると思うのですが、
私としては、
イッセーさんの芝居は、この物語とか、雰囲気とかからは
かなり浮いて観えました。
そもそもその真価を舞台で発揮するイッセーさんだけに、
舞台芝居を日常生活に持ち込んだように、
かなり暑苦しい芝居だったし、
あまりに大袈裟な表現には軽く辟易しました。
イッセーさんは嫌いではないけど、
無制限にやられると何か違う・・・(-.-;)
・・・ってことは、
この役って、イッセーさんではなくてもイイってことだ・・・
いろんな意味でもったいないよね。

こう考えると、
芝居って何だろうって思う。
日常的に、自然に振る舞うことは芝居ではないのだろうか?
別の人物を演ずるのだから、演技なのか?
何だか、大仰に、“演ずる”という行為が、
ただただ不自然に見えてしまう
そんな作品なのは、
本作が実話ベースの物語だからだと思われる。
まぁ、現実って、ドラマみたいだけど、
もっと、静かに表現されている気がする。
なんというか、
大変な事態が起きても、
赤の他人は気にも留めなかったりするのが現実で、
ドラマとはその赤の他人が手を加えたものだよね。

私、
実はロケ地である河津町に行ったことあります。
なので、
街並みが結構、見たことあって懐かしさすら覚えました。
我々、神奈川の南に位置する半島人って、
バイク乗り出すと必ず箱根に行ったりして、
あの辺りは、お手頃ツーリングコース!
富士五湖や、
伊豆半島は絶対に訪れる地だし、
ヘタすると休みごとに行ってたりして、
実に身近な風景な訳でしてね!
岸辺の旅もひっくるめて、
あの辺一帯って、身近な土地です。
久しぶりに行ってみたいので、
ロケ地巡りっすね!これゎ!'`,、('∀`) '`,、

ちょっとありがちな
人嫌いの偏屈が、
嫌っていた猫を探そうとすることから
他人と触れ合い、心がほぐれる
大切なものをみつけるとか、
相当にありがちな物語ではありますが、
本作の主人公は、三毛のドロップちゃんで、
彼女は伊豆急の一日車掌をやってみたりして
まぁつまり、猫の映画っつ~ワケでして、
イッセーさん、
いろいろ言ってスイマセンでしたっ!(-.-;)



猫好きは必見??です。'`,、('∀`) '`,、
今日現在、
かなり上映終了しちゃってますけど、
出会ったら是非に。

(C) 2015「先生と迷い猫」製作委員会
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年10月10日
上映時間:1時間47分
製作:「先生と迷い猫」製作委員会
配給:クロックワークス
カラー

~ストーリー~
定年をむかえた校長先生の森衣恭一は
妻に先立たれての一人暮らし。
近所では、偏屈で通っている。
そんな彼の家に足繁く通うのは、
妻・弥生が可愛がっていたノラ猫・三毛のミイと
恭一が撮りためた写真を、
街のホームページの資料として使いたいと申し出ている
市役所の職員の小鹿祥吾だけだ。
ミイはどれだけ追い払っても、
毎日、妻の仏壇の前の座布団に居座っている。
そんな姿に恭一はイライラを募らせている。
ところがある日を境に、ミイは姿を現さなくなる。
そうなると、
気になりだすミイの存在・・・
そんな中、
弥生が通っていた近所の美容院で、
「迷い猫を探しています。」というポスターを見かける。
そこにいたのは「タマコ」と名付けられたミイだった。