体はカニに喰われて、とっくに無い。

黒沢清 監督作品
「岸辺の旅」劇場鑑賞!!
ずんずんずんずんずんずんずんずん
小松のお~~やぶん!
・・・ってことで、
小松政夫さん、今年2回目!'`,、('∀`) '`,、
「振り子」の時計屋さん以来ですね!( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
相変わらず、存在感ある役者さんで、
その能力をフルに発揮している所為か、
一番、印象に残りましたよ。
本作、
大きく3つのエピソードに分かれていましてね、
アンソロジー風味で構成されています。
その最初のエピソードに小松さん登場していますね。
で、
浅野さん深津さん夫婦が旅立ち、
最初のエピソードで小松さんと再会する街に降り立った駅で、
いきなり見かけたことのある列車車両が目に飛び込んできました。
6月に当スタジオが主催した映画イベントで、
取材に行った、JR御殿場線の車両でした。

取材時に滅多に列車が通過しないのに、踏切に掴まったので記念に撮った御殿場線車両。
このワンカットのおかげで、本作へ、一気に親近感がわきましてね
(∀`从)♡♡♡
あの日の取材を思い出して、懐かしくも楽しい一日を思い出したわけです。
そして、
二人が訪れたのは谷峨駅というこじゃれた駅ヾ((○*´∀`*))ノ゙
私が訪問したのは足柄駅・・・
共に御殿場線の駅(●´艸`)

あの日訪れたのは、足柄駅↑
谷峨駅と足柄駅は2駅しか離れていません
しかし谷峨駅は神奈川県
足柄駅は静岡県。
だけどね、
とても風景が似ているのです。
川があって、街並みなんかもよく似てて、
まぁ、2駅ですからね。
でも都心部の2駅とかに比べたら、異常に距離がありますけどね。
'`,、('∀`) '`,、
県が違うしね。
でね
谷峨駅周辺ってことは山北町がロケ地ってことになりますね。
是非、足を運びたいところです(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!

2つ目のエピソードは、これまた神奈川県の愛川町。
相模原の方面です。
・・・なんかコレって、
取材の私の足取りそのままでゎ・・・(-.-;)
やはり撮影って、
似たようなところを使うのでしょうね。
足取りが同じということは、
取材を敢行した作品と撮影場所がかなり似通った場所を利用したことになりますな。
さらに嬉しくなる私'`,、('∀`) '`,、
本作との出会いは必然だったのか!?(意外とロマンティスト)
こうなってくると、
あの日の天気や気候、空気感なんかを体感しているので
その場に居合わせた錯覚になってきます。
スクリーンから、ニオイまで感じ取れて、
実際には、その場に居ないと聞こえない川の流れの音や虫の音。
たき火らしきニオイ、日の光の暖かさ。
もうね、
こうなると、脳内4D鑑賞状態でして、
本作、内容がどうとかってより、
運命を感じるわけで、
よい出会いとなったわけです。

そして
非常に単純な私は、
なんか一方的に親近感を感じてしまい、
黒沢監督を好きになってしまうわけですね'`,、('∀`) '`,、
正直いって、
黒沢監督作品ってほとんど観ませんΣ(ノд<)
スウィートホームと回路とリアル
・・・あら?
こんなもんだな・・・(-.-;)
ホラー系の監督という認識が強かったけど、
謎めいた流れが好きって感じなのかな?
まぁ、何にせよ、
あまり馴染みのない監督さんってことですかね・・・?
唯一ホラー表現?っぽいシーンが
不倫相手の松崎朋子と瑞希が対峙した時の心理戦。
終始穏やかな話し合いに思われたが、
意地と意地がドス黒くぶつかりあう超おっかないシーン
'`,、('∀`) '`,、
さすがホラー得意な監督の演出って感じ。

敵地に乗り込む妻と迎撃する愛人

ホラーな笑顔…美人だけに不気味'`,、('∀`) '`,、
さて
なんかロケ地な話で終始しちゃってますが、
2つ目と3つ目のエピソードには、相模原近辺と千葉が使われているようで、
ラストの港を寄り添うシーンは
どうやら千葉の、小さな港が使われている模様。
勝浦の海中公園近くの港らしい。
「過ぐる日のやまねこ」もロケ地のヒントが多く転がってた作品ですが、
この両作、
必ずや巡礼せねばなりませんな'`,、('∀`) '`,、

正直、
物語は普通です。'`,、('∀`) '`,、
きっと、
ロケ地巡りしていないと、共感してもらえないと思いますし、
何がなんでも観てって感じでもない。
かくいう私、
同監督作品は、本作入れて、わずか4本しか観ていない事実!
(_△_)ノ彡☆!!バンバン
まぁ
多くは語れませんわな'`,、('∀`) '`,、
ってことでね、
お近くで公開されていたら、
観てみてください。
そして、
夜のお菓子はこの辺りをウロウロしたりしているのだと思ってくださいね。

(C) 2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2015年10月1日
上映時間:2時間8分
企画協力:文藝春秋
製作:「岸辺の旅」製作委員会
共同製作:COMME DES CINEMAS
企画・制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給:ショウゲート
カラー

~ストーリー~
3年間行方不明となっていた薮内優介が、
ある日ふいに、妻・瑞希の前に帰ってくる。
優介は、瑞希に
「俺、死んだよ…」そう言い、
優介が失踪してから帰宅するまでに関わってきた人々を訪ねる旅へと瑞希を誘う。
優介のその身は、遠い水底で蟹に喰われたという。
彼岸と此岸をたゆたいながら、瑞希は優介とともに死後の軌跡をさかのぼる旅に出る。
永久に失われたものへの愛のつよさに心震るわせながら、魂の再生が始まる
で、空白の3年間をたどるように旅を続けるうちに、瑞希は彼への深い愛を再確認していく。やがて優介が突然姿を現した理由、そして彼が瑞希に伝えたかったことが明らかになり……。