ココニアル

堤幸彦 監督作品
「天空の蜂」劇場鑑賞!!
作品の出来栄え自体はね、
邦画レベルでしかないんですけどね、
何が凄いかって、
1995年に本作が発表されていることですよね。
そこから20年の間、映像化は不可能!とされてきたらしい・・・
本当に20年間も映像化しようと誰かが努力してきたかは不明。
映画版では、
ラストシーンに、東日本大震災を絡め
原作発表段階には出来なかったラストの演出…
やや納得しちゃいました。
20年あたためた企画だとしたら、その間に再度日本を襲った大災害で
ラストをしめるって、
脚本家にはラッキーだったのか?不謹慎なのか?

「日本のいちばん長い日」での昭和天皇が素晴らしかった本木さん、
本作でもほぼ、主人公。
なんとも振り幅の大きい役者さんです。
本作では、物語のキーとなる子役の田口翔大くんの活躍が
ほぼ無かったので、本木さん、
一人勝ちですね。'`,、('∀`) '`,、
湯原の奥さん役に、
平成ウルトラマン3部作全てに出演している“石橋けい”さんも出てました。
ガイアの時の石橋さんは大好きでした~(∀`从)♡♡♡
そして
公開される映画の、どこにでもいる國村隼さんも、
もとい、
懐が深い、超カッコいいリーダーとして粋な上司を演じてました。
また、
原作では、息子がヘリに取り残される湯原の同僚・山下が
何だかまったく活躍せず、
解り易くするため、湯原の息子の方がヘリに取り残されるよう
本が変わっていて、
演じた役者さんも、「カゴシマジロー」さんという
あまり、ピン!とこない役者さんがやってましてね、
進撃の巨人に、巨人役で出演していた「おにぎり」君ぐらい、なんだかな~でした!
まぁ
相関図を単純化して、受け入れやすく変更してくれたのはありがたかったですが。

そもそも
この大きさで、軍用で、一般人が手に入れられるようなモンではない
かなりの開発費がかかっているはずのシロモノが、
こうも簡単に奪われてしまうなんて
ほとんどがコンピューターで出来ているモノって信用できないね
'`,、('∀`) '`,、
車とかだって、
これからは簡単に奪われちゃうね!
車上荒らしなんて、指一本で出来る時代になっちゃったんだね・・・(-.-;)
なんて、
フィクションに食いつきすぎですかね?Σ(ノд<)
これは、
映像化に成功したんだろうか・・・?
唯一、
雑賀勲が、かけられた手錠を外すのに
アーミーナイフで親指そぎ落として手を抜くシーンに感激しました。
・゜・(ノД`)・゜・。
人の強い意志とは、岩をも通すのだね。(T^T)

ハリアーとかって
ホバリングすると高熱を発するので
長時間のホバリングは出来ないと聞きますが、
ヘリって、
8時間もホバリング可能なんですかね?
その辺は95年当時の常識なのだろうか?
わずかに当時の車両が映るが、
95年感がほとんど感じられない。
そんな感じでね、
人物像とかも、軽く曖昧に流されていて、
20年のギャップがそこには存在したんだろうと推測できますね。
特別に空中戦があるわけでもなく、
人間ドラマ主体で進む物語は、
DVDでもいいかもょ(ノ∀`)ヒソヒソヒソ
ってことで、
これより面白いのはきっとある!
'‘,、('∀‘) '‘,、

(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年9月12日
上映時間:2時間18分
制作:オフィスクレッシェンド
企画・配給:松竹
カラー

~ストーリー~
1995年8月8日。
愛知県の錦重工業小牧工場から防衛庁へ納入予定にある、
全長34m、最新設備を搭載した最新鋭の超巨大ヘリ
「CH50J」通称《ビッグB》は、
領収飛行の式典を、格納庫で静かに待っていた。
ところが、突如、
式典参加のために現場に居合わせた、
開発者の湯原一彰の息子・高彦を乗せたまま、
遠隔操作で動き出し、そのまま倉庫から飛び去ってしまう。
やがてビッグBは、
福井県にある原子力発電所「新陽」の、
稼働中の高速増殖炉の上空に現れる。
ホバリングを開始し真上に静止したビッグB。
遠隔操作によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、
”日本全土の原発破棄”を要求。
従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。
湯原と、原発の設計士・三島幸一は、
上空に取り残された高彦の救出と、日本消滅の危機を止めるべく奔走する。
ところが政府は、原発破棄を回避しようとする。
その頃、錦重工業総務課に勤める三島の恋人・赤嶺淳子は、
海外への渡航をキャンセル、出勤していた。
何かを知る女・淳子・・・
一方、事件現場付近で捜査にあたる
福井県警の刑事・室伏たちは、
《ビッグB》を奪った謎の男・雑賀勲の行方を追跡。
聞き込みを続けるうちに、衝撃の真相へと辿り着いていくー