私が誇れるのは、いくら食べても、かき氷を嫌いにならなかったこと。 | 真夜中のキャプチュード

私が誇れるのは、いくら食べても、かき氷を嫌いにならなかったこと。














海のふた











豊島圭介 監督作品


「海のふた」劇場鑑賞!!









いや!

とてもイイお話でしたし、

すごく好きなタイプの作品でしたよ。

伊豆が舞台っぽくて、

これはロケ地巡り行くしかない!

そんなこと考えながらの鑑賞でしたっ!


ただね、

まりの性格がねぇ~・・・

正直、

まりは都落ちして、思い付きで「かき氷屋」始めたとしか思えないわけでね、

そんな奴に、オサムの真の苦しみ、悲しみ、悔しさって

わかるのだろうか?とか思っちゃいました。


正直、この女!

超ウゼ~~~!'`,、('∀`) '`,、






オサムと両親が、代々受け継いで

懸命に守ってきた酒屋

そりゃ、

その看板守りたいですって!

だけどさ、

私はね、今時、コンビニに転身しないで、

昔ながらの酒屋として、

古い街でさ、頑張ってきたこんな店凄いと思うわけです!

たいしもんですよ!オサムはね!


そりゃ~、

先代からさ、莫大な身代を楽に受け継いだ、バカな2代目とかも

信じらんないくらいこの世には居ますよ!

私も友人におります。

偉そうに独自の理論繰り出す、薄っぺらい2代目くん!



しかしね、

借金だらけのまま、親から受け継ぐ・・・

もしくは、両親と共に、そこで働くしかない場合も多々存在します!

挙句、

どうにもならないので夜逃げするしかない!

そんな状況をね、

東京でダメだったから逃げ帰ったような奴に、

ココから逃げるなよ!とか言われたくないですよ。






超ウゼ~~!(-.-;)





まりの考え付くことなんて、

オサムは全て試してみたに決まってるぢゃないですか!

ただ、

手をこまねいて、店が潰れていくのを黙って見ていたワケないでしょ?

すべてやった挙句の決断であり、

逃げるしか他に手はなくなったから逃げるんです!


無能なんぢゃない!

どうしても運が向かなかっただけなんですよ。





引き裂かれそうな心情で

そんな状態でココを去らねばならないオサムの

心の傷に塩擦り込むまり・・・


正直、

まりのかき氷屋、夏終わったら潰れるっしょ?

経営者として、

あまりに稚拙な思考しか持ってないし・・・


そもそも、

元カレだし、

偉そうなこと言うなら、立て直せるくらい、金貸してやれ!

以降の経営に口だしていいから、

金貸してやれや!(╬◣д◢)オラッ!





まぁ、

私もしがない個人事業主・・・


過去には潰した店すらありますって!


運もあるし、

決して甘やかすだけではイカンことだって知ってますって、

だけどさ、

頑張ってる人に頑張れとかって言葉は、

何の意味も持たないんだってこと、

少し学んでほしいよね・・・まりには・・・




人の一生に存在するであろう、

運命と呼ばれる神のイタヅラ・・・


それはね、

いつも同じ色ではありませんよ。


薄くなったり、濃くなったり、

明るくなったり、暗くなったりね。


そんなところを

ま~~上手に描いてましたね!

シッカリと監督の思惑に乗っかっちゃった!
                 '`,、('∀`) '`,、

凄い一本ですよ!


さてさて、

ひたすら文句言い続けてしまいましたが、

糖蜜とみかん水のシロップ・・・

旨そうだったなぁ・・・



















































普通です




































(C) 2015 よしもとばなな/『海のふた』製作委員会

製作年:2015年

製作国:日本

日本公開:2015年7月18日

配給:ファントム・フィルム

制作:スローラーナー

カラー






~ストーリー~


「この景色が好きで、ついついここに帰ってきちゃった。

        私ね、この海の傍で、かき氷屋を始めることにした」。   

故郷である、西伊豆の小さな町に高速船に乗って帰ってきたまり。

酒屋の息子で、元彼のオサムに、ココへ戻った理由を語るまり・・・

東京で舞台美術の仕事をしていたまりは

「結局、私が本当に誇れるのは、かき氷を嫌いにならなかったことなんだなぁって」と、

この町でかき氷屋で生きていくことを宣言する。

すぐに店舗を探し出し、自らペンキを塗り、家具を配置し、改装をし始める。

ある日の朝、

突然母から、大学時代の友人の娘であるはじめちゃんが、

しばらくうちに滞在することになったから面倒を見てくれ、と頼まれる。

はじめちゃんは顔に火傷の痕が残り、

また一緒に暮らしていたおばあさんを亡くしたばかりで、心に傷を抱えていた。


開店準備で大忙しのまり・・・

お店のお手伝いに、はじめちゃんを誘う。

サトウキビを叩き切るまりは、大鍋で糖蜜を丁寧に作る。

「煮出して、圧搾して、手間はかかるけどおいしいよ」。

翌日、開店準備を整えた店内。

メニューには、糖蜜、みかん水、エスプレッソだけ。

自分が本当にいいと思えるものだけしか出したくないというこだわりのメニュー。

そしてはじめちゃんがお客さん第一号。

「おいしい」と声をあげる。

「糖蜜のかき氷なんて初めて食べるのに懐かしい味がする」。

そしていよいよ開店となるのだがー。