神が石を投げつける!大きく振りかぶって・・・

ジョス・ウェドン 監督作品
「アベンジャーズ
/エイジ・オブ・ウルトロン」劇場鑑賞!!
いやもう!
お腹一杯ですって!'`,、('∀`) '`,、
正直、
盛り込み過ぎでしょ?'`,、('∀`) '`,、
でもね、収拾つかなくなるようなことにはならないのが凄いですよ!
かなり緻密なジグソーパズルなんですが、
キャラなどの絶妙な配置がさすがでしたね( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
このアベンジャーズたちの能力差みたいのは
このチームの最大の謎なんですね、
そのバランス的なものが・・・
弓の上手な普通の人と神が共闘するなんて
バランスがはたして、とれるのでしょうか?
まぁ
身もふたもない言い方になっちゃいますけどね
'`,、('∀`) '`,、

今回はトニー・スタークの
平和の捉え方考え方からこの参事が始まっちゃうんですね。
ウルトロンの平和という概念は、
ホント、らしく0か1かな考え方でしてね、
人類が地球上に存在することが益か不益かを、白か黒かで計るんですよ。
なのでね、
少しでも可能性の高い方を簡単に選択し、
結果、人類の根絶に走ってしまうワケでね、
この件が発端で、
元々、なんか軽く足を引っ張り合うトニーとスティーブの関係は
かなりギクシャクしてしまいましてね、
チーム全体も、なんとなく嫌なムードに包まれまして、
そこをクリントという、
およそ、神と共に戦えるとは思えないキャラがバランスとってるんですよ。
唯一、チーム内で家族持ちという設定が
全員ホームランバッターのこのチームに、
唯一、打線を繋ぐという業を伝える役目を担ってまして、
その対照的な存在価値と立ち位置が、
あ~・・・ホークアイの役割ってこれかぁ・・・って、
納得できるはずです!

全編通して、
このタイプの対比のエピソードが効果的に散りばめられていて、
ナターシャとブルースだけは、猛獣と猛獣使い的扱いで終わっちゃうんですが、
一時、敵対していたワンダとピエトロの姉弟の関係もそんな感じでしてね、
さらには、
トニーの考えが巻き起こす大事件に対し、
ヴィジョンという新キャラを対岸に置くことで、
かなり深い物語に仕立ててましてね、
そのクールでストイックな思考は、
平成ガメラのブレない行動にも似て、かなりカッコいい。
しかもなんと、
ムジョルニアを持ち上げてしまうのですね( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
彼はこのままのスタンスで行ってほしいですよね!
人類が地球における癌細胞であり、
寄生虫であるという考え方の物語は数多く存在しますが、
ここまで緻密に布石を配置してあると、
観る側として回収がとても楽なんですよ。
ウルトラマンガイアが勧善懲悪であるのに対し、
ウルトラマンアグルは地球の味方、
地球に害を及ぼすのであれば、
人類をも根絶させようという考えは
本作に似ているのですが、
アグルは結局、スポンサーの意向なのか
なんなのか?
途中でその意志が、だいぶブレてきちゃうのが安っぽかったんだけど、
このレベルで同じ設定やってもらえると納得で終劇をむかえられますよ!
(=´∀`)人(´∀`=)

さすがに興行成績を塗り替えているだけあって、
141分が短い短い!'`,、('∀`) '`,、
それほどアメコミファンでもない私ですが、
シリーズは観続けていますし、
十分に楽しめるだけの内容ですので
時間つくって是非観て欲しいですね!

(C) Marvel 2015
英題:THE AVENGERS: AGE OF ULTRON
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年7月4日
上映時間:2時間21分
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
カラー

~ストーリー~
ヒドラの残党バロン・フォン・ストラッカーが
極秘裏にロキの杖を使い人体実験を行っていることを掴んだアベンジャーズは、
東欧ソコヴィアの研究施設を襲撃する。
一般市民を守るために、
スタークは自分のアーマー達の鉄の軍団“アイアン・レギオン”を呼び寄せた。
一方、
ストラッカーは降参の姿勢を見せたものの、
人体実験で特殊能力を得た双子ワンダとピエトロを解放、
アベンジャーズと対抗させる。
彼らの特殊能力と対峙したアベンジャーズの面々は翻弄され、
この戦いでバートンは怪我を負い、全員がダメージを与えられる。
アイアンマンこと“戦う実業家”トニー・スタークは、
施設でロキの杖を発見するが
背後から忍び寄ってきたワンダの能力によって幻覚を見せられる。
そこではアベンジャーズの全員が
サノスの領域にてチタウリ軍団と戦いに敗れ死に絶えており、
瀕死のロジャースがスタークに、
「君ならこの世界平和を救えたのに」という言葉を残して息絶えた。
幻覚から覚め、杖を手に取ったスタークは、
ストラッカー、ヒドラの幹部を逮捕し施設を制圧する。
そしてアベンジャーズはニューヨークに帰還する。
スタークとバナーは杖の先の石の中に
人工知能らしきものが存在することを発見する
スタークは自らが計画した<ウルトロン計画>に利用しようと考える。
それは、人工知能による完璧な平和維持システム。
しかし、
石の中の人工知能が突如として自我に目覚める・・・
進化と増殖を続けるウルトロンが選択した“究極の平和”とは、
地球を脅かす唯一の存在=人類を抹消することだった…。
世界中の都市を襲う人類滅亡の脅威に、
最強チーム“アベンジャーズ”が再び結集。
絶体絶命の彼らに残された最後の武器は、
「愛する人を守りたい」という熱い思いだけ…。