地獄谷 ⇔ 天が丘 | 真夜中のキャプチュード

地獄谷 ⇔ 天が丘














道しるべ














田中じゅうこう 監督作品


「道しるべ」劇場鑑賞!!









これね・・・

舞台で演ったら、きっとスゲ~面白いと思う!

いかにもトオルさんとかが書きそうな本でさ、

アイディアとしては結構な着眼点だと思うんですよ!

特に、勘違いから入れ違う二人は、

"振り込め詐欺の受け子"と

 "新人の介護士"という老人を接点として結びつく

一見、関わり合わないような二人がキレイに勘違いするトコとか

かなり好きなんですけどね・・・


でもね、

そのせっかくの本がね、

とにかく流れがもたついちゃってんですよ・・・(-.-;)


わずか99分の本作なんですが、

持て余しちゃってるんですね。

ラストもね、

いったいいつ終わるんだ!?ってくらい

短いシーンが後から後から・・・
          (-.-;)(-.-;)


私、

小説もラストページを読んで買うんですね。

カッコいいラスト。

気持ちいいラストを好むので、

はたして

この物語はどうやってこのラストへ向かうのかという期待感!

そこに惹かれるんですよ。

なのでね、

すべての登場人物のその後を、

キレイに収束させるようなラストは大好物なんですが、

本作のような、キリがないラストは苦手なんす・・・(-.-;)

気の利かないエンディングシーンは、全てが台無し・・・(-.-;)

よく

映画を観ていると、

あ!ココで終われば!(∀`从)♡♡♡ってシーンに出くわします

そこで本当にラストだと、これ程気持ちいいモノはないんですが、

そこから延々と続いちゃうともう、蛇足的にしか観れなくてね、

それ程にラストシーンってセンスが問われると思うのですよ。





キャスティングも舞台役者さんが多数出演してましてね、

やはり舞台で演ったほうが、

この本の持ち味出るのでゎ!?とか思いました。


そんな中、

地獄のスナフキンこと、金谷ヒデユキさんが、

面白いくらいにダイコン芝居を延々と披露してね'`,、('∀`) '`,、

どうしてこうなっちゃったのか?疑問しかなくてね'`,、('∀`) '`,、

「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の仁科貴さんにブツけるには

少々、役不足すぎたのでゎ・・・(-.-;)??



金谷ヒデユキさんってこんな人です。
  提供:Blackmanba08



しかしね、

物語は実に希望あふれる、よいお話でしてね、

お年寄りも、まだまだコレからだよって感じのメッセージ

かなりオシャレに描いている点なんかはとても良かったですよ。

「悲しき雨音」と共に、

老紳士と老婦人とのやりとりが切ないような、

淡く美しいような・・・

振り込め詐欺という、卑劣な主人公な割に、

悪意のない展開は気分よい鑑賞が出来て好みです。
                 (●´艸`)

私の叔母も認知がすすみ、

リフォーム詐欺の被害に遭ってましてね、

生活安全課などにも被害届を出そうと伺ってはみたものの、

まぁ、ありがちな

「どうにもなりません」の一言でしてね・・・

ストーカーとかだって、死人が出なければ真剣には相手してくれない

ましてや、

怪我人も無く、死人もでない、ウチのような例は

事件として扱ってくれません。

ちなみに被害総額は、数年で2千5百万近くにのぼります(-.-;)(-.-;)

でもまぁ、本人はもう、一切を憶えていないので

ある意味幸せですかね(-.-;)(-.-;)

皆さんも、自分の身は自分で守りましょうね。

案外、役に立ちませんよ・・・警察とかって・・・(-.-;)





「サクラサク」での認知の描き方は、

私的には衝撃的でね、

実際に介護している叔母と重なり、ホント、哀しくなって、

それだけにラストは感動しましたょ。

それに対し本作は

灰汁の弱い内容だけに、

終始喜劇で終わってしまっているようにも感じますね。

まぁ、

この「あと一歩」感が、公開劇場の数に比例しちまっているようでもあり、

貴重な一本を見つけたような感覚には至りませんでしたね。

ちょっと、

期待し過ぎちゃったかもしれませんよ・・・

もう少し自然体で行ってみればよかったですかね(●´艸`)


なかなか出会えないかもしれませんが、

気になる方はどうか見つけ出してみてください。






カスケーズ"悲しき雨音"貼っておきますね。





























































普通です































(C) 2015 幻野プロダクション

製作年:2015年

製作国:日本

日本公開:2015年6月13日

上映時間:1時間39分

配給:トラヴィス

カラー/ステレオ






~ストーリー~

世の中には、驚くような偶然がたまにあるもの。

たまたま同じ名前で同じ時間に同じ場所で待ち合わせたふたりの男。

一人は、振り込め詐欺の受け子、三舟トシロー。

まんまと引っかかった老人から、

金を受け取るために東中神駅へ・・・

もう一人は、心優しき見習いの介護士、三船敏郎。

ようやく採用された職場の介護施設で、

研修先へと向かうために待ち合わせた東中神駅へ・・・

     ・・・それぞれ、同じ時刻に・・・白いワゴンが迎えに来る・・・

トシローは駅の公衆トイレにスマホを落として大慌て!

その頃、

敏郎は、トシローが遅刻したために、

間違って振り込め詐欺グループの車に乗り込む。

やがて遅刻して到着したトシローは、

渋滞で遅刻した介護施設の白いワゴンに乗り込む・・・。



それぞれが、それぞれ逆の迎えの車に乗ったことで・・・






生まれた時。

学校に入った時。

会社を選んだ時。

恋人が妻に呼び名が変わった時。

こんなハズじゃなかった子が生まれた時。



誰でも道しるべを選び、後悔する。

あっちに行っていたら…といつでもくよくよしてる。


老人の敵!

老人の味方!

お互いの立場に入れ替わった時、彼らにはたして、何が起こる?