記憶とは愛より悲しいもの...

ハン・ドンウク 監督作品
「傷だらけのふたり」劇場鑑賞!!
なかなか評判ではありましたが、
私的には、泣ける部分はありませんでしたょ。(-.-;)
原題は“恋に落ちた男”
英題は“MAN IN LOVE”なのに対し、
邦題が“傷だらけのふたり”にあえて設定されたのは、
ハンがホジョンを気に入ってしまった時点では
ホジョンは1ミリもハンに興味がなく
それどころか、
ハンのことを寒気がするくらい嫌いでね、(●´艸`)
それにも関わらず不器用で口下手で無神経なハンは
ホジョンを意図せず傷つけてしまうんですね。
そのことにより、実は自らも傷ついていることに気付かず、
さらには、ハンは仕事柄、
他人に暴力をふるうお仕事なことだとか、
いろんな意味でみんな傷だらけになるのかな?(●´艸`)
みたいな感じで、軽めに受け止めていました。

しかし物語は、
結果として、ハンが一人で傷だらけの惨めな生き方に陥っていく・・・
ありがちな、
小悪党が転落していく様が描かれ、
手下だったヤツにもバカにされだす、
邦画では20年も前の極道映画でよく使われた筋ですね。
(●´艸`)
とにかく、クソ野郎だが
お人よしなハン!
時間の経過と共に、
案の定、ホジョンがハンを好きになってしまう頃には、
追ってるうちは一生懸命だが、
追われるようになったら飽きちゃうという
男の性みたいな、勝手な言い訳がまかりとおり、
結構イラッとしちゃう、この人でなしの末路に、
バチが当たったな・・・(*´-д-)フッ-3とか思っちゃいましたょ

美女と野獣的コントラストが強い対比で、
物語にメリハリつけちゃおうって魂胆に
みごとに 応えているファン・ジョンミンって
大した役者だなとか思いましたよ。
ホジョンは、水産業協同組合銀行に勤める
結構、固い商売の女性で、
やくざモンのハンとは、接点なさそうで、
徹底して、表裏な設定でして・・・
ハンって男は、それこそ女を誘うなんてこともしてこなかったでしょうし、
マヂで好きになってしまったら、どうしていいのかわからないのでしょうね。
とにかく、
食事の摂り方が品が無い'`,、('∀`) '`,、
韓国だって、音立てて飯食うのはマナー的によろしくないでしょうに、
クチャ噛みの、まぁ育ちの悪そうな食事の仕方が
より、品の良い顔の美女のホジョンとの対比が強くなって、
ハンって人間を、強く印象づけてたな~(ノ∀`)
歩き方もまるでサルのようでね、
ハンって男をよく理解した芝居でしたね。

韓国の映画には、よく
即席ラーメンが登場しますが、
本作でも食されていました。
日本では、腹を満たすだけの食い物だと思われる即席麺も
韓国ではしっかりと食事として受け取られているのか??
「グエムル-漢江の怪物-」で、
米軍に囚われていた主人公家族が逃亡のはて
自らの経営していた露店に逃げ込み
売り物のカップ麺をすするシーンが記憶に残っています・・・。
ソン・ガンホが美味しそうに食べてたなぁ・・・(∀`从)♡♡♡
本作での、ハンのラーメンの食い方も汚らしくてね'`,、('∀`) '`,、
これって、芝居なんだよな・・・??って心配になっちゃうくらいでしたよ。
'`,、('∀`) '`,、

私はあまり、ハン・ヘジンの出演作を知らないために、
どうしても目が、ファン・ジョンミンにばかりいっちゃって、
私的には、傷だらけのハンになっちゃいましたね。┐('~`;)┌
なのでね、
いろいろ裏切られてしまうハンも
自らの招いた結末なので、同情はしないし、
この選択の、派手な間違い方にも気の毒感ゼロで、
どうも感情移入出来な過ぎちゃって'`,、('∀`) '`,、
まぁ私の中では恋愛より、派手に悪党やってほしかったかな。
ウシジマくん的な作りが希望でしたかね?

(C) 2013 NEXT ENTERTAINMENT WORLD Inc.
& SANAI PICTURES Co. Ltd. All Rights Reserved.
英題:MAN IN LOVE
製作年:2014年
製作国:韓国
日本公開:2015年4月4日
上映時間:2時間0分
日本語字幕:根本理恵
配給:アルシネテラン
カラー/5.1ch/シネマスコープ

~ストーリー~
闇金のキリトリをしている
テサン実業のハン・テイルは、
容姿に似合わず、実は人情に厚い人間だった。
ある日、
彼は意識不明の男性の借金を取り立てに行った際に、
娘のホジョンを好きになってしまう。
父親の借金を肩代わりさせられたホジョンは、
あろうことかその張本人に
借金をちゃらにする代わりにデートしようと提案される。