青田と川上はあるよ!水原が無ぇ~よ・・・

北野武 監督作品
「龍三と七人の子分たち」劇場鑑賞!!
北野監督作品って、
かなり派手に当たり外れがありますね。
当たりにはそれこそ、
撮影時に神が降りたりしてね、
偶然が偶然を呼び、奇跡の画が撮れたりしてるわけです。
まぁ本作は・・・?
当たりではないでしょうね?┐('~`;)┌
ただ、
監督が本筋に大きく関わらない立ち位置で出演しているところが良かったですけどね。

実際に北野監督みたいな人って
本当にヤクザの友人とかいるでしょうね?
なのに、
何故にこんなに嘘くさいヤクザ像を描くんだろうって思っちゃいましたよ。
そもそも、一家の組長まで務めた人なら、
こんなにカタギ衆相手に、咆えたり、怒鳴ったりしないもんです。
チンピラの仕事です。それって。
ましてや、素人相手に、"もんもん"ひけらかして脅すなんて
リアルさ無さ過ぎ。
劇中のセリフに
「今はもう、昔みたいなヤクザはいないから・・・」って言ってましたが、
昔だって、こんなスタイルのヤクザいませんよ。┐('~`;)┌
江戸時代か!?(ノ∀`)
仕込み刀や、五寸釘、ピストルをクルクルって・・・(-.-;)
あまりに芝居がかっていて、ブレブレでしたね。

本当のヤクザって、もっと穏やかですよ。
大物であればあるだけ。
少なくとも私の周りにいる人たちってみんなそうです。
ただ、
見栄だけは張りますよ。
どっかのスナックとかで、
店に来てくれる、お客さんでもある組長さんにバッタリ遭っちゃったりしたら、
いつもありがとな~~とか言って、
ウスでかいフルーツ盛りとかが運ばれてきちゃってね・・・
私なんて、組長クラスの人からすれば、とるに足らないモンだと思うんですが、
どっかの小僧にも惜しむことなく何万も使うという
その見栄が彼らの"筋"ってもんなんだと思います。
だからヤクザってカッコいいんです。
ただただ、素人相手に恫喝してる奴なんて、
ヤクザに憧れるけど、ヤクザになれないチンピラなんですよ。
なので私、
任侠に生きる人に、嫌な思い出はありません。
これがリアルだとすると、
本作の描き方って、ドラマの中にだけある嘘っぱちな世界ってことです。

そんな感じでね、
なんか、ず~~~~~~~~~~~っと、バカらしいドラマ観てる感じで、
北野作品のマイナーリーグという位置付けにしたいと思います。
アイディアは素晴らしいと思いますけどね。(●´艸`)
まだ辛くも上映中だと思われます。
気になったら確認してみてくださいな。
(●´艸`)

小野寺昭さんの出演はちょっと驚き!
(C) 2015『龍三と七人の子分たち』製作委員会
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2015年4月25日
上映時間:1時間51分
配給:ワーナー・ブラザース映画
/ オフィス北野
カラー

~ストーリー~
一家を解散し、組長を引退したものの、
ヤクザの性分が消えないために普通の老人として生きていけない龍三。
カタギの息子夫婦にも疎まれ、鬱々と老後を過ごす毎日・・・
そんなある日、
龍三は、オレオレ詐欺に引っかかってしまう。
しかしそこは元ヤクザのジジィ!
騙されながらも仁義を通そうと、詐欺犯の目の前で指を詰めようとする。
それにビビって、逃げ出す詐欺犯
ようやく騙されていたことに気づき、
人々を騙す若造連中を許すわけにいかないと、
龍三はかつての子分たちを召集して世直しをすることに。
新たに立ち上げた一家。
オレオレ詐欺のグループにお灸を据えるため、
彼らの事務所に向かう彼らだが、行く先々でとんでもない騒動を引き起こしていく。
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