将来に怯えている時間なんてない!

成島出 監督作品
「ソロモンの偽証
後篇・裁判」劇場鑑賞!!
兎にも角にも!
この子たちは相変わらず凄い!
前篇のあのドロリとした嫌な感覚は姿を消し、
この生徒たちは、法廷に於いて
実に礼儀正しく、潔い!
非礼を詫びるその姿勢は、ハッキリ言って
今、こんな子供は存在するのだろうか?
大人が作りだした、
それこそ大人の理想の子供の姿なんぢゃなかろうか?
とまで思う行動力、緻密さがあった。
おかげで146分の長丁場、
まったく飽きることなく過ごせましたょ。
まぁあくまで、前篇ありきで面白いと思いましたよ。

しかし、
実際にこんな事おこしたら
大人が本作のように、真面目に付き合ってくれるのかは疑問ではありますが、
前・後編のその作品としての表情の対比はとてもよく出来ていました。
なんか
以前にも観たことある雰囲気だったのですが、
よく考えたら、
ミレニアムシリーズで、
「眠れる女と狂卓の騎士」 がいきなり動から静へスイッチした
あの感覚に似ていると思いましたよ。

そういえば前篇に比べ、
マエダマエダの航基くんの活躍が控えめだったなぁ・・・
やや、
落とすところが見えちゃって
あ・・・やっぱり・・・(-.-;)ってラストはなったけど、
しっかりと家族の物語としても成立しているし、
ラストシーンもしつこくならない、
とても良い終わり方だったと思いますよ。
まぁね、
前篇行って、後編行かないってことも無いとは思いますが、
是非早めに足を運んでくださいませ。
前篇の感想はコチラ→http://ameblo.jp/bionic-a/entry-12007690964.html

(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年4月11日
上映時間:2時間26分
企画・配給:松竹
制作プロダクション:松竹撮影所
カラー

~ストーリー~
被告人「大出俊次」の出廷拒否により校内裁判の開廷が危ぶまれる中、
神原和彦は大出の出廷に全力を尽くす。
同様に藤野涼子も浅井松子の死後、
沈黙を続ける三宅樹理に証人として校内裁判に出廷するよう呼び掛ける。
涼子は柏木卓也が亡くなった晩、
卓也の自宅に公衆電話から4回の電話があったと知り、
重要な手がかりとして電話の主を追う・・・