羊...狼...番犬...

クリント・イーストウッド 監督作品
「アメリカン・スナイパー」劇場鑑賞!!
むぅぅぅぅ(-.-;)
クリント・イーストウッド監督外れなし!
激面白かったですょ!(-.-;)(-.-;)むむむ。
英雄と称され、
彼によって護られた、
身体の一部を失っても帰国できた兵士からは感謝され、
まさにヒーローなのか!?と錯覚させられるけど、
どちらかというと、クリスは被害者側なワケです。
賞金首になってまでも、何度も戦地へ赴く戦争中毒者のクリス。
妊娠中の妻を置いてまでも戦地へ向かう
この中毒症状被害、
その高いスキルから、単なる兵士ではなく賞金首になってしまう
狙われる立場の被害・・・
黙ってたって危険地帯なのにね・・・(-.-;)

そんなクリスを狙う敵のスナイパーは、元五輪代表の凄腕。
両者の対決、魅せ方もたいしたもんですが、
実話をここまで劇的な物語にしたジェイソン・ホールも凄ぇ~~!
スピルバーグと組んで「帰還兵はなぜ自殺するのか」の制作もあるとか
(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!
そういえば
2003年に米国主導ではじまったイラク戦争
2009年までの間に1万人程の自衛隊員がイラク支援に派遣され、
帰国してからPTSDなどにより
後の3年程度に25人の隊員が自殺したそうですね。
陸自19人・空自6人という内訳だそうです。
派遣先は非戦闘地域であったにも関わらず・・・。
まぁ、防衛省の見解では
それらとイラク派遣との因果関係は不明とされていますけど…

本作でもPTSDにふれ、
クリスは最終的には、
PTSDと戦う、元海兵隊員のエディー・レイ・ルースにより
銃撃されて死去するという
これまた運命的な最期をむかえることになるのですが、
真実こそがドラマティックなのだという、
とてもいい例が本作ですね。
クリスに関しては本作では描き切れなかったエピソードも多々あり、
また違うアプローチで制作も出来そうな感じ。

ラマーディーの悪魔の異名をとった
一見、鉄人とも思えるクリストファー・スコット・カイル
その人間性に触れた快作だと思います。
ブラッドリー・クーパーが本人にけっこう似てましてね
(●´艸`)
そんなところも見どころかも!

(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS
(BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
英題:AMERICAN SNIPER
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年2月21日
上映時間:2時間12分
配給:ワーナー・ブラザース映画
カラー

~ストーリー~
イラク戦争に出征した、
アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル。
スナイパーである彼は、「誰一人残さない」という
ネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。
人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、
その驚異の狙撃能力を恐れる反乱軍に賞金を懸けられてしまう。
故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、
引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。
4回にわたってイラクに送られた彼は、
ついには心に深い傷を負ってしまう。