虹を見たければ、雨は我慢すべし!

ジョシュ・ブーン 監督作品
「きっと、星のせいじゃない。」劇場鑑賞!!
「500日のサマー」はDVDコレクションするくらい好きですが、
そんな理由で迷わず鑑賞!
しかし、
もっと泣ける内容かと思ってました。
まぁ、大体が予定調和な物語でしたね。
ラストも思った通りでした。
こう描くしかないのかな?この手の物語って。
しかしね、
ヘイゼルの前向きな姿勢は観てて気持ちよかったですよ。
最も外からの影響が多い年ごろに、
不治の病って・・・
気が遠くなる
しかも、オシャレするよりも
生きるため、常に酸素のチューブを鼻に入れたまま・・・
しかも明日をも知れない状態なのに、
どうせなら、今日を楽しく生きちゃおう!っていう姿勢。
これぞ命の美しく輝く様!
人生の・・・
命の長さに個人差はあるんだけど、
どんな命にも必ずや終わる時があってね、
堕ちてる暇なんて、本当は無いんだって強くメッセージしているんですね。
無駄な命の時間はない!
そんな主張を体現してくれているし
そんなヘイゼルを、
明るく後押しするガスもまたカッコよすぎる(●´艸`)
マイケルやフラニー
アイザックなんかも、目の前の現実を
実は死ぬ思いで受け入れているんだろうけど、
みんな明るく命を尊ぶ姿が美しい。
どんな状態であろうと、人生って楽しいんじゃないかと思える。
正直、
ウジウジと落ち込んでるなんて、人生の浪費でしかなく、
そんな命の無駄遣いするならさ、蝉にでも生まれてくればよかったんだよね。
7日間我慢すればいいんだからさ!

本作でのシェイリーン・ダイアン・ウッドリーは、
ダイバージェントの時とはまるでイメージの違う(顔まで違って見える)
そう、
まるで原作での「ナタリー・ポートマンに似ているね」というセリフの通り、
ナタリーに見える、まるで別の役者のようで、
遥かに本作の彼女のほうが美しい。
命を精一杯燃やしている感じだ。

また、アンセル・エルゴートに関しては
やはりダイバージェントで会ってるはずだったが、
まったく印象に残っていませんでした。
シェイリーンのお兄さんの役だったのですが、
なんか記憶に残らなくて・・・(-.-;)スイマセン...
しかも、「キャリー」にも出演しててね、
あ~~・・・そういえば・・・的な感じでしか覚えていませんでしたょ
(-.-;)(-.-;)(-.-;)(-.-;)
そんな感じではあったのですが、
本作ではとても大きな存在として描かれ、
彼のセリフは本来、絶望と涙の人生に、大きな希望を落とし込む
とても心地よく響く言葉の数々なんですね。
ヘイゼルが現実的でややクールな一面を持つだけに、
対照的に、
むしろ、ヘイゼルのへこみの部分にピッタリと収まる、
ジグソーパズルのピースのよう!
二人が合わさって、丸くなる・・・
そんなフィット感が実に心地よく描かれています。
少々、汚い部分を隠しすぎている感じはしますが、
このスタンスはかなり好きです。
ポジティブしかないガス・・・素敵だ~(∀`从)♡♡♡

そしてスパイダーマンのウィレム・デフォー
偏屈作家として、そりゃ~~存在感示してました。
さすがっす!
ホント、腹立つセリフの数々なんですが、
ガスの葬儀の時の彼はとても優しい・・・
つまり彼は口汚いのですが、
真実しか口にしていなかったってことになりますね。
いいキャラだぁ~~(=´∀`)人(´∀`=)
さらには、
ジュラシックパークのローラ・ダーン
私は古代植物学者としてジュラシックパークを訪れ、
はじめて生きた恐竜を目の当たりにしたときの、
ローラの表情に惚れた記憶があります。(●//艸//)=3
とにかく、
豪華な役者陣が脇を固め、
若き主人公たちを引き立てに引き立てています。

ちょっと人によっては
こそばゆいと感じられるかもしれませんが、
これくらい前向きでカラッとした恋愛ドラマは
決して嫌いではありません。'`,、('∀`) '`,、
何観ようか迷っているようでしたらどうか、
本作を選んでほしいです!

アイザックの前向きさも見習うべき姿勢です。
(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX
英題:THE FAULT IN OUR STARS
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年2月20日
上映時間:2時間6分
配給:20世紀フォックス映画
カラー

~ストーリー~
ヘイゼル・グレース・ランカスター・・・
17歳にして、末期のガン患者・・・
一般的には効き目の確認がされていない薬が、
何故か彼女にだけは効いて、何とか自宅にいられる。
しかし、肺はポンコツで、
酸素ボンベ無しには呼吸もできない・・・
父・マイケル、母・フラニーに心配かけまいと、
大嫌いなガン患者の集会“サポート・グループ”に参加している・・・
そこで知り合ったアイザックは、
すでに片目を失い、ガラス玉が入っている・・・
そして、もうすぐもう片方の目も失う・・・
ある日ヘイゼルは、
アイザックが集会に連れてきたオーガスタス・ウォーターズと出会う。
18歳の“ガス”はかつてはバスケのスター選手だったが、
骨肉腫克服のために片足を失った・・・
しかし、その後は14歳から再発はなかった。
キリストの心臓の元、会のリーダーから、何が不安か?と尋ねられたガスは、
「忘れられること」と応える・・・
それを聞き、ヘイゼルは
「人はいつか死に絶える・・・不安なら無視すれば」と告げる。
クールな彼女にガスは恋に落ちるが、
ヘイゼルの目の前で煙草をくわえたため、怒りをかってしまう。
しかし、ガスの煙草は、
“自分を殺すであろう凶器をあえて咥え、火を着けないことで
殺す力を与えない”という象徴であると説明し、
煙草は吸わないのだと知ると、
そのシニカルなユーモアセンスに好感し、
やがて二人は徐々に近づいていく。

二人をさらに近づけたのは、
オランダ在住の作家
「ピーター・ヴァン・ホーテン」著「大いなる痛み」だった。
ガン患者の少女が主人公の物語だが、
文章の途中で終わってしまっている小説だったのだ。
先をしりたいガスは、ピーターの秘書にメールをする
すると驚いたことに、
本人から返信がきた挙句、
アムステルダムに来た際は立ち寄ってくれと書いてあったのだ。
高額の治療費がかかるヘイゼルの家には渡航するお金はない
病気の子供の願いを一つだけ叶えてくれる
ジーニー財団の“ウィッシュ”(願い)も
ディズニー・ワールドに使ってしまったヘイゼル・・・
ところが、
ガスが自分のウィッシュを使って、
二人でアムステルダムへ行かれることとなる
ガスが徐々に大事な人になるヘイゼルは
自らが抱えた爆弾の被害が最小限で済むように
ガスとは友達のままでいたいと思い始める・・・