一発五文のてっぽう女郎 | 真夜中のキャプチュード

一発五文のてっぽう女郎














花宵道中















豊島圭介 監督作品


「花宵道中」鑑賞!!







安達祐実さんの超童顔での大人芝居に最近、ようやく慣れてきましたが、

やはり今でもエロシーンには違和感を感じるお菓子くんです、こんにちゎ。
                           '`,、('∀`) '`,、


さて…

見どころはやはり、安達さんでしょうね'`,、('∀`) '`,、

昨日、「はたちのクズ」で理解ある父を演じていた津田寛治さんが

今日は安達さんの乳首をこねくりまわし、全身舐めまくってました。   
                     ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

役者って凄いっすね!この変わりよう。


でね、

まぁ、安達さんの乳を観に行くのもいいのですが、

私、

「花宵道中」は刊行後、すぐに読んだのですが、

5部構成ですべて主人公が違うのですね。

それぞれのエピソードが他のエピソードにキレイにリンクしてて、

それは読んでても面白い作品だったわけです。


知人友人に紹介し、

読んだ人たちは皆、口を揃えて面白かったと言っています。

緻密に

そして激しくエロい描写で進む物語は

とにかく惹きこまれます。


なのでね、

それを2時間の映画に…って聞いた時は、

まぁ、朝霧を中心に進むのだろうとは思いましたが、

この複雑な物語をどうコンパクトに処理するつもりなのか?

そこだけ気になって、とりあえず観てきました。





正直、

あの原作の緻密さは欠片もなくなっていました。

異常に多い登場人物たちも影をひそめ、

よくある花魁の悲恋ドラマになっていましたね。

まったく別の花宵道中って感じでしたね…

とにかく複雑に絡む人物相関は

やはり、2時間程度では表現しきれないでしょうね。

なのでね、

山田屋の女将役に友近さん。

姐女郎・霧里役に高岡早紀さんと、どストライクなキャスティングも

ちょっと効果が薄く感じちゃうんですね。

大島屋の一件とかもかろうじて描かれていますが、

忙しなさすぎて、上手くストーリー上に効果が反映されていません…?

あ…

ちなみに大島屋卯之吉は斬鬼さんこと、松田賢二さんでしたっ!
                     '`,、('∀`) '`,、




本作で世界観を知った皆さまで、

原作読んでいない方いましたら、是非、

この機会に読んでくださいね。

たぶん、

何十倍も面白いと思いますよ。


本作はエロシーン目的で足を運ぶと、

結局はそれなりの作品ってことになっちゃうだろうから、

下心は抑え気味で鑑賞すれば、

さすがの安達さんを観ることが出来ると思います。

何せエロ描写は原作の足元にも及びませんし…。


まぁ、

役者さんを観る一本だと思いますよ。


反感買うかもだけど、

評論書いてお金貰っているプロの批評は

ハッキリ、あまりアテにしてはいけないと思います。

だって、褒めること前提だしね'`,、('∀`) '`,、

それが仕事だし!(●´艸`)





安達さんもね、

全編、メッチャいい表情とか魅せるんですよ。

目力とかもさすがの一言なんですね~ヾ( 〃∇〃)ツ

濡れ場はあまりやらずに来たのか?

ややわざとらしい感じではあったけど、'`,、('∀`) '`,、

どこを切っても安達祐実って感じでよかったです。

特にね、

最期の身投げして、どざえもんとなった青白い顔は素敵でした。

エロさを感じましたね~~ありゃ!'`,、('∀`) '`,、

それを見下ろす八津役・小篠恵奈さんの表情も良かったなぁ~~ヾ((○*´∀`*))ノ゙

原作では八津は、朝霧の死で間夫は作らないと決めるんですが、

そんなこと想っているような表情作ってましたね。

その後、髪結いさんとイイ仲になっちゃうんですけどね。

本作ではそこまでは描かれていません。

やはりね、

色々と背景を頭に入れての鑑賞をお奨めしますよ!

文庫が出てますのでね、

是非読書後、劇場へお急ぎくださいね!










































普通です































(C) 2014 東映ビデオ

製作年:2014年

製作国:日本

日本公開:2014年11月8日

上映時間:1時間42分

配給:東京テアトル

製作:東映ビデオ

カラー






~ストーリー~

江戸末期、吉原。

母親に虐待を受けて育った朝霧は、

母が死んだ7歳の時に

後に姐女郎となる霧里に拾われ、

霧里が勤める山田屋に引き取られて遊女となった。

慕っていた霧里が身請け先で亡くなってからは、男を信じず、

籠の中で空虚な日々を過ごしている。

そんな朝霧は、

身体に熱を帯びると肌に赤い斑点が顕れるその様子が

「躰に花を咲かせる遊女」として評判を呼び、山田屋一の人気女郎となった。


朝霧の年季明けが一年後に迫った天保8年(1837年)、

間夫との足抜けを目論んだ女郎が廓に火を付け、吉原が全焼した。

女郎たちは吉原の外にある仮宅へと移り住み、

     つかの間の小さな自由を感じられる日々を送る。

ある日、朝霧は妹分の八津に強引に誘われて八幡様の縁日へと繰り出す。

人ごみに揉まれて転倒し、下駄の鼻緒が切れてしまった朝霧は、

半次郎という京からやってきたばかりの染物職人の青年に助けられる。

髪をぼさぼさにしながらもう一方の下駄を人ごみから見つけ出してくれた半次郎に、

朝霧は胸の高まりを覚える。

間夫との恋愛はご法度。

朝霧の変化に気づいた山田屋の女将は、

見透かしたように「股ひらかざる者、喰うべからず!」と朝霧を叱咤する。