2時間走ればどこも田舎だ。

ガス・ヴァン・サント 監督作品
「プロミスト・ランド」鑑賞!!
あ~…
なんと言いますか、懐かしい感じと、
よくあるアメリカの姿
起伏の少ない物語ではありますが、
私的には、このコジンマリ感が好きでした。
'`,、('∀`) '`,、
アメリカのモーテルとか、
バーやダイナーの感じって、
ターミネーター時代からほぼ、
変らないのですね(●´艸`)
『ジャージー・ボーイズ』の舞台となったオールドアメリカもイイ!
ただただ消費するだけの時代ね!

しかし本作は、
これからのエネルギー問題に踊らされ、
巨大な企業の手の平で転がされる個人が、
街が描かれてて、
日本でみると、バブルが弾け、
所有の経済より使用の経済へと大きく傾いたアレ!
ホームステッド法により幸せな未来を手に入れたはずの移民農民も
いまやその土地は価値を下げる一方だが、
アメリカの国土全域に広がるシェール層は
アメリカを世界最大のエネルギー輸入大国から、
資源大国へと変えるとまで言われ、
それは巨大企業を通じ、個人にまで波及、
価値を失った土地が、急に金の卵へと変わるなんて話が転がりこむ。
誰だって、一攫千金を浮かべるわけです。
そこに投影される、様々な目論見がサックリと静かに描かれています。
なんというか
デイモン様投入しているわけだから
もう少し話題になってもいいんぢゃなかろうか?
そんな事を
ガラスのアメリカに思うわけです。

(C) 2012 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
英題:PROMISED LAND
製作年:2012年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年8月22日
上映時間:1時間46分
日本語字幕:石田泰子
配給:キノフィルムズ
5.1ch/ビスタサイズ

~ストーリー~
大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーヴ・バトラー。
彼は、マッキンリーという農場以外はなにもない田舎町に、
仕事のパートナーのスー・トマソンと共にやってくる。
マッキンリーには良質のシェールガスが埋蔵されており、
近年の不況に大きな影響を受けた農場主たちから、
相場より安く採掘権を買い占めるためだった。
スティーヴは町の財政再建の救世主として迎えられたが、
予期せぬ障害に行く手を阻まれる。