毎日カリフラワーはよせ!屁が出る。

リテーシュ・バトラ 監督作品
「めぐり逢わせのお弁当」鑑賞!!
いやいや(●´艸`)
「スタンリーのお弁当箱」もよかったけど、
本作もなかなか面白かったです!
リテーシュ・バトラ監督、これで初監督ですか(●//艸//)=3凄いっすね!
正直、
このダッバーワーラーというインド独特の文化、
日本ではあり得ないでしょうね。
途中に何か入れられちゃいそうなくらい雑な感じなんだけど、
誤配送は600万分の1の確率だそうで…
でも、
ランチボックスのカバーが同じってだけで誤配送されてしまう本作。
ホントはもっと、トラブルあんぢゃないの~~~?'`,、('∀`) '`,、

主題歌の『サージャン/愛しい人』のタイトルと同じ、
サージャン役のイルファーン・カーンは、
ライフ・オブ・パイで、パイを演じてた方でしてね。
本作でのその演技の“タメ”が、
実にモーガン・フリーマンに似てましてね'`,、('∀`) '`,、
弁当箱に手紙を見つけた時の、周囲を気にする仕草とか、
あ~~似てる~~って思いましたよ。
この、
日に一度の手紙が、本人たちにはじれったいでしょうね(●´艸`)
返事が24時間後に届くわけですからね。
しかし、
Eメールなどのような手軽さがない分、
その紙切れの深さは、
電子な手紙の比ではない重さを有し、
筆跡などから、人柄も読み解くことが出来るはずです。

このサージャンは、
ひょんなことから、夫との関係に悩む主婦の相談役になるのですが、
きっかけが弁当箱の誤配という
日本では珍しい一件ではあるけど、
出会い方やその後の展開は特に新しさとかは感じませんでした。
結果として
サージャンはイラの悩みを解決できたワケでもなく
絶対的なハッピーエンドでもなく。
それでいて、イラには心強い、
岐路の決断させるだけの影響力をもっていて、
この静かに微妙な表現は秀逸ですね。

ラストもハッキリとは表現されず、
どうやら、夫の元から出ていくんだろう…とか?
その前に、ビルから飛び降りた母娘のエピソードがあって、
それと同じ運命を辿りそうな予感さえさせるオープンエンドです。
イヤリングなど、
装飾品を外すシーンが切なく、不安にさせる名シーンでね、
このシーンがあることで、もしや娘と共に命を絶つ可能性も…?
って思うのです…
なんか、
いいもの観ました。(●´艸`)
イラは、手紙のやりとりで、悩みを告白するようになり、
やがて、サージャンに、“私達は会うべきだ”とうったえます。
日時と場所を指定し、
サージャンを待つことになります。
会うこと...それが自分自身の背中を押してくれる
そう思うようになるのですね…
しかし、
待ち合わせの日、
サージャンは髭の剃り残しを気にして浴室の鏡を覗き込みますが、
その時、
風呂上りの祖父の匂いがすることに気づき、
店には足を運ぶものの、遠くからイラを見つめるに留まります。
若く美しいイラに、
祖父と同じ匂いがするようになった、
老いた自分を見せたくなかった・・・
そんな切ない演出も輝いてましたね。
(人´∀`)

劇場も超満員でしてね、
私はとりあえず、希望時間の回に入れましたが
予備席をつくっても入りきれないお客さんでしてね、
次回を待つ列が、劇場の外まで並んでいたのには驚きましたよ。
最近の映画離れが嘘のよう!(●´艸`)
本作への
期待度の高さはピカ一ですね。
チョコレートドーナツも凄かったけど、
ミニシアターで
こんなに並んでるのは見たことありませんよ。
コチラも徐々に上映劇場が増えていきそうな予感(●´艸`)
もし出会ったら、迷わず鑑賞を奨めます!

(C) AKFPL, ARTE France Cinema, ASAP Films,
Dar Motion Pictures, NFDC, Rohfilm-2013
英題:THE LUNCHBOX
製作年:2013年
製作国:インド/フランス/ドイツ
日本公開:2014年8月9日
上映時間:1時間45分
日本語字幕:稲田嵯裕里
後援:インド大使館
提供・配給:ロングライド
提供:東宝
カラー

~ストーリー~
インド...マハーラーシュトラ州の州都、ムンバイ市
昼時、オフィス街では、“ダッバーワーラー”と呼ばれる
5千人いる弁当配達人たちが
各家庭から預かった弁当を、
ランチタイム合せ、オフィスにいる一人一人に届けて回る。
その数20万個。
その中のひとつ、
主婦イラが、妻への興味を失いつつある夫の愛情を取り戻すため
腕を振るった4段重ねのお弁当・・・。
ハーバード大学の分析による誤配送の確率は
わずか【600万分の1】のダッバーワーラーだが、
なぜか、
イラの弁当は、早期退職を控えた男やもめのサージャンの元に届いてしまう。
いつも食堂に弁当の配達を頼んでいたサージャンは、
いつになく旨いこの日の弁当に感激する。
神様の悪戯か、天の啓示か。
偶然の誤配送がめぐり逢わせた女と男。
イラは空っぽのお弁当箱に大喜びするのだが、
夫の反応はいつもと同じ。
さらには、夫の口からでた弁当の内容は
イラの作ったソレとは別のモノだった。
誤配送に気付いたイラは、
翌日のお弁当に、見も知らぬ誰か宛の手紙を忍ばせる・・・。