自分が好きな人が、自分を好きになってくれて、それで一生一緒にいたいって思えるなんて奇跡だよ。 | 真夜中のキャプチュード

自分が好きな人が、自分を好きになってくれて、それで一生一緒にいたいって思えるなんて奇跡だよ。














こっぱみじん












田尻裕司 監督作品


「こっぱみじん」観ました!









ちょっとした表情や芝居が、

「転校生」での小林聡美さんを思わせる

透明感溢れる我妻三輪子さんがとても魅力的でしたょ!
                 ヾ((○*´∀`*))ノ゙

まぁ、とてつもなくそれぞれが

「こっぱみじん」なところが結構ツボでしたっ!(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!

なんとなくありがちな展開ですけど、

若きキャスト陣が、それぞれ素直に輝いていて、

清々しさすら感じましたよ'`,、('∀`) '`,、

重要な役が、それぞれイマ一歩なところの芝居を繰り広げるものの

それはそれで、普通っぽいし、

日常を感じるし、

私は否定しませんよ!'`,、('∀`) '`,、





本作には、

色々な“好きになる”が登場します。

楓は、

幼馴染で兄・隆太の親友である拓也を好きになり、

兄や母を好きであり、

兄の婚約者・有希を好きで、

どこの誰の子か知らない、有希のお腹の子も好きで、

なし崩し的に選んだ職業である美容師の仕事をも好きになっていく…

そして、

拓也は隆太を好きであり続けるわけです…。


楓の、“好きになる”行為は、楓自身を大人へと導く行為。

毎日が大人への勉強であり、

楓の進化の証し。

そして、

好きである行為とは、意外と苦労や努力が必要なのです。





田尻監督と言えば、“ピンク七福神”なる異名をとる

ピンク映画の巨匠で、ピンク映画大賞とか獲っちゃう

ピンク界ではかなり凄い人'`,、('∀`) '`,、


そんな田尻監督の繊細な想いが詰まりに詰まった

とっても丁寧な作品なワケです!

田尻裕司監督からのオファーが来た時、

三輪子ちゃんは何を思っただろう?_| ̄|○∠))バンバン

覚悟したのかな?

・・・なんて、下世話な想像をも吹飛ばす良作に仕上がっています。


とはいえ、

田尻監督の作品タイトルを列挙すると

そのしょ~~もなさに腰が砕けますけどね。
              '`,、('∀`) '`,、





好きな人は、兄を好きだった…って衝撃もさることながら、

一見、

三角関係な立ち位置の配役が

実は皆、一方通行の恋であって、

楓→拓也

拓也→隆太

隆太→有希

有希→腹の子の父親って感じで、

皆が皆、

違う方向むいている相関が面白いですね。


そして皆、

それぞれ片想いの相手に、好きだと伝えることが出来、

成長する…

そんな関係の中で楓は、

美容師としても、人としても一歩ずつ進んでいく・・・


演出なのか?

偶然か?

彼女が目覚めた時から、

それまで、力なく、ヘナヘナと漕いでいた自転車が

力みなぎる走りになるんですね!

それまでヨタヨタ~って感じで止まっていた自転車が、

ブレーキを鳴らしながら勢いよく停車するんですょ!

それまでの、惰性の生活から脱却の兆しが見えた時、

彼女はそれこそ、

自転車をこぐ脚力までも自信に満ちてきていて

生命力とか

勢いを感じましたょ。

これが考えられた芝居だとしたら、

彼女もタダ者ではないですな!'`,、('∀`) '`,、





そして、

有希の腹の子が、知らん奴の子だとわかり

隆太は有希を手放しそうになるのですが、

この、残念な“DJ・MAKIDAI”みたいな顔の隆太(笑)が

有希をむかえに走るシーンは、使い古されているし、

流れが解ってもいるんだけど、ちょっと感動!'`,、('∀`) '`,、



見れば見るほど、残念な“DJ・MAKIDAI”の隆太
    さては中国製だな?'`,、('∀`) '`,、



百聞は一見にナンチャラ!

出会ったら迷わず鑑賞を薦めますよ!

是非、

ご覧くださいね!












































普通です































(C) 冒険王

製作年:2013年

製作国:日本

日本公開:2014年7月26日

上映時間:1時間28分

製作:冒険王

配給:トラヴィス

DCP/カラー






~ストーリー~

美容室に勤め始めて間もない楓...

特にスタイリストを目指すわけでもなく、

ただなんとなく惰性で毎日を過ごしていた。

そんなある日、

幼なじみで看護師として働く拓也が久々に戻ってくる。

幼い頃は、

楓と兄の隆太と拓也は常に行動を共にしており、

楓は拓也のことを、密かに想っていたのだ。

一方、隆太は有希と所帯を持とうと考えていたが、

有希は、別の男の子を妊娠しているのだった…。