鯨を喰って、芸を磨け! | 真夜中のキャプチュード

鯨を喰って、芸を磨け!
























劇団ひとり 監督作品


「青天の霹靂」観ました!



「陰日向に咲く」は

原作を読んでからの鑑賞だったのですが、

本作は原作未読状態で鑑賞、

変な先入観なく、劇団ひとり監督のキャスティングに満足しましたよ!

カット割りとか、

アングル(上から見下ろす形が多かった)とか

素人ぢゃね~!

なんか、マンガのアングルとかコマ割りっぽくてね、

凄ぇ~~才能感じました!(●//艸//)=3

タダモンぢゃないです!'`,、('∀`) '`,、





しかも何が凄いかって、

96分でキッチリ物語を語り、終わらせ、

しかもラストカットがカッコいい!ヽ( ´¬`)ノ


物語自身は、バックトゥーザフューチャーそのもので

どん底人生のマジシャンが自分を探し、再生する物語でね、

まったく新しさなんて無いんだけど、

ラストに現代に戻ってから、

例えばバックトゥー~のような、

過去をいぢって、未来が変わった的蛇足エピソードもなく

スッキリまとめ上げてある点が潔くて素晴らしいんですよ!





過去にいる時も、

必死に自分の人生を方向修正するために奮闘するわけでもなく、

自ら構えられるスタンスで

過去の現実に沿って生きているのがリアル!

未来の自分を恵まれたモノにしようなんて煩悩を感じない

いいキャラを描きましたね!


これは

色々と、きっちり理解出来ている新人監督の誕生です!
              ヾ((○*´∀`*))ノ゙ヾ((○*´∀`*))ノ゙


なんか、褒め過ぎ感満載ですが、

観ていただいたら納得いくと思います。えぇ!d(≧▽≦;)





つまるところ、

最初で最後の想い出づくり、

だから好きな事全部やる!

みたいな出来損ない作品ではなくてね、

キッチリ、次も見据えているという

自信の表れみたいなものも感じられて、

きっと、劇団ひとり時代が、そう遠くない未来に訪れる期待感もあって、

わずか1時間半の出会いに、とても感謝出来る一本ですよ!

私、

失礼ながら、これから即、原作読みます(-.-;)(-.-;)





チンとペペの奇術漫才観てぇ~~なぁ~~'`,、('∀`) '`,、

それ以上に、

「おネェマジックサワダ」観てみたい
            ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、



ってことでね、

気楽に、

そして十分に楽しめる一本ですので、

是非、

デートの途中にでもご覧いただきたい!









































よく出来ました




























(C) 2014 「青天の霹靂」製作委員会

製作年:2014年

製作国:日本

日本公開:2014年5月24日

上映時間:1時間36分

配給:東宝

カラー





~ストーリー~


場末のマジックバー「のぶきち」で働く、さえないマジシャンの轟晴夫。

ある日、

彼は10年以上も関係を絶っていた

父親・正太郎がホームレスになった果てに死んだと知らせを受ける。

父が住んでいた、高架下のダンボールハウスを訪れ、父の生活を垣間見ると、

後輩マジシャンにもバカにされる

惨めな自分の生き様と重ね合わせて

いたたまれなくなる晴夫。

すると、突如として青空を割って光る稲妻が彼を直撃する。

晴天の霹靂だ!

しばらく気を失っていた晴夫がその場で目を覚ますと、

なんとそこは、昭和48年の世界!

40年前にタイムスリップしたことにがくぜんとする晴夫。

500円玉が世に発行されるずっと前!

金も無く、さまよっていると、

なんと偶然、

少年時代ののぶきちに出会い、

浅草ホールに連れて行かれ、

そこで、インド人マジシャン“ぺぺ”として舞台に立つことに!

どうやらチンという芸名のマジシャンが行方不明になったらしい!

そしてチンの助手を務めていた花村悦子が晴夫のアシスタントに就くことになるが、

なんと!

マジシャンチンは、若かりし父・正太郎であり

悦子は自分を捨てて出て行った母だったのだ!!