QBのトニーが後ろに来て私のお尻に手を置いた

トラヴィス・ファイン 監督作品
「チョコレートドーナツ」観ました!
いやいや…
噂通りの良作でしたよ・゜・(ノД`)・゜・。
ここ最近、
劇場の許容量100%越えした作品なんて無かったのに、
今日は待合所の椅子まで動員して(この椅子に座らされた観客は気の毒だよ)
120%の動員数で上映でしたよ!
よく、
一人きりで鑑賞なんてことあるけど、
その逆の超満員なんて久しぶりに味わった!
それだけみんな期待してたんだね…
そして、
その期待は決して裏切られないと思う!
私、滅多に映画館で泣くことなんてないですけど、
ラスト、
ルディ役のアラン・カミングの歌唱シーンからの、
ポールが関係者へと送った手紙が読まれるシーンで決壊・・・
アチコチですすり泣く声が聴こえる劇場内で
人目もはばからず、泣いてしまいましたよ
・゜・(ノД`)・゜・。
ダウン症でありながら、職業俳優を目指し、挑戦する
マルコ役のアイザック・レイヴァが見事です!
笑顔が素晴らしいんですよ!・゜・(ノД`)・゜・。

とにかく、
幸せなのはほんの一瞬でね、
あとは終始、
差別や偏見との戦いを強いられるルディとポールとマルコ
もう!
なんでこれほどまでに社会は3人をイヂめるんだよ!



ヽ( T冊T)丿キィィィィィ!コンチクショ~~~!
他人なんて関係ない!
そんな生き方をしてきた3人に、
どうしてこれほどまでに世間は干渉するのか!?
それこそ、余計なお世話だ!



そして、最も恐れていた結末に流れ着いてしまう・・・
こんなことがまかり通ったら、
諦めてしまう人間が出るぞ・゜・(ノД`)・゜・。

これ観ててね、
ちょっと思い出したんだけど、
2年程前にカフェのバイトで、パン焼いてた頃、
お店に車椅子でダウン症の子がよく来たんですよ。
お母さんと一緒にね。
目の前にしゃがんで目を見つめるとね、
そっと私の手を握ってくれるんですよ。
笑顔どころか、無表情でね…
それが心地よくてね、
来る度に、挨拶代わりに顔覗き込んで、
手を握ってもらうようになったんです…
でね、
ある日、何の悪気も無かったんだけど、
「君はどんな才能を持って生まれてきたんだろうね…?」なんてね、
余計な事を呟いちゃったんですよ…(-.-;)(-.-;)
そもそも、ダウン症を障害だなんて思ってなかったし、
私の知る限り、
どの子も特殊な才能を持ってましてね、
もの凄い記憶力だったり、
メチャクチャ歌が上手くて、カラオケ大好きだったり、
ダンスが上手かったり、
私の知り合ったダウン症の子は、みな例外なく才能があったんですよ…
だからなんでしょうね、
ポツリと呟いちゃったんですよ…
その子のお母さんはもともと、
私の挨拶に、何の反応もなかったんですが、
その一言が耳に届いたのでしょうか?
その日以来、店に来なくなっちゃったんですね。

そもそも、
私の一言が原因なのかはいまだに不明なんですが、
ちょっと、
彼の・・・、彼ら家族のテリトリーにずけずけ立ち入ったようでしてね、
無責任に、その場限りの優しさを押し付けたのかな?とか思いましたよ…
私は少なくとも、彼を友達だと思っちゃったんだけど、
なんかそれも、
愛らしい犬を見つけて、カワイイカワイイって
無責任に可愛がるあの行為に似てるな~とかって思っちゃってね…
雑だったか!? ちょい反省したりして…
少なからず、
あの家族には苦労があるんですよね・・・私にはわからない…(-.-;)(-.-;)
才能を期待したり、例えばそれを褒めたりするのって、
それもやはり偏見なのだろうか?
こんな子“でも”とか
こんな子“だから”みたいなニュアンスだったんだろうか?
差別のニオイ、させちゃったんだろうか…?
ショックでしたね…

なんか支離滅裂な文になっちゃいましたが、
本作を観てて、ふと思い出しちゃいました(∀`从)♡♡♡
いろいろと、私的に刺激的な一本でしたょ!
ホント、行ってよかったし、
これもコレクション入り決定です!(≧∇≦)/
疑うことなく本作は傑作だ!
絶対観たほうがイイ!
噂通りか、それ以上は間違いなし!
で、
ハンカチは忘れずにね。

英題:ANY DAY NOW
製作年:2012年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年4月19日
上映時間:1時間37分
配給:ビターズ・エンド

ストーリー
1979年、
カリフォルニア州、ウェスト・ハリウッド
シンガーを夢見ながらも
ゲイバーでダンサーをして日銭を稼ぐルディ。
正義を信じながらも、ゲイであることを隠して生きる弁護士のポール。
母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年・マルコ。
世界の片隅で、出会うべくして3人は出会った。
店で知り合ったルディとポールは間もなく愛し合い、
ルディは、薬物所持で逮捕された隣家の女性の部屋で
マルコという少年と知り合う。
マルコはダウン症で、保護なくして生きてはいかれない。
ルディはポールに相談、
彼の部屋で、従兄弟の関係だと偽り同居をはじめ、
母親からマルコの保護権を譲り受け、
3人で幸せな家庭を築き始める。
そしてポールはルディのデモテープを作るために、録音機を購入、
ナイトクラブへ送るデモテープの制作を開始する。
学校の手続きをし、
14歳にして、初めて友達とともに学ぶマルコ。
全てが順調に思えた…
小さな、幸せな夢は叶うかに見えた。
しかし、幸福な時間は長くは続かなかった。
ゲイであるがゆえに法と好奇の目にさらされ、
ルディとポールはマルコと引き離されてしまう……。
血はつながらなくても、法が許さなくても、
奇跡的に出会い深い愛情で結ばれる3人。
見返りを求めず、
ただ愛する人を守るための戦いが今、始まる。
