ウチワサボテンを回る

ジョン・ウェルズ 監督作品
「8月の家族たち」観ました!
父・ベバリーの葬儀の後、
夕食時のシーンにおける登場人物たちの演技合戦がまず凄い!
'`,、('∀`) '`,、
ダイニングでのシーンが変わらず、
ず~~~~~~~っと、テーブル囲んで
大量のセリフが飛び交う名シーン!ヾ((○*´∀`*))ノ゙
ここがとにかく凄ぇ~~!(∀`从)♡♡♡

で、
本作の主人公であるメリル・ストリープが凄まじい。
メリッサ・マクブライド並のベリーショートで
かなりのイメチェンにも驚きましたが、
認知(軽め)とわずかに心の病
さらにはアチコチから処方された薬漬けのお母さん。
超毒舌(薬の所為...)だし、
超攻撃型がピッタリの役どころでしてね、
さすがのアカデミー賞女優です!+゚*。:゚+(人*´∀`)゚:。*゚+.
『クレイマー、クレイマー』(もう、50回は観た!)以降、
とにかく大好きな役者でしてね、『マディソン郡の橋』や
『激流』なんかもかなりハマっちゃいましてね。
もう彼女の活躍は特記する必要なんかもないわけで、
誰もが認める大女優なわけです!
なので本作が良い出来栄えであることゎ
容易に想像できることと思います。

そして何が見事なのかって、
序盤に後から後から出てくる登場人物たちが
何の説明も無しに、どんな立場なのかが理解出来ちゃうんですよ!
つまり、メリルから見て、どんな間柄なのか?ってのが!
これって凄いことですよ!
私は、
チャールズがベバリーを尊敬しているというようなセリフがあり
兄を慕う弟だと思い、
ベバリーとチャールズが兄弟なんだと思っていましたが、
後に、
バイオレットとマティ・フェイが姉妹であるとわかります。
一見、どちらでもいいような気もする家族事情なんですが、
バイオレットとマティ・フェイが姉妹である意味と効果が
ラストの衝撃的事実に大きく利いてくるんですね~~(∀`从)♡♡♡

※画像のメリルはカツラを被ってるのです。薬で髪が抜けてるようでした。
オクラホマの田舎町...
その牧歌的風景の中の、
かなり痛い家族って感じではあるのですが、
その風景がまた美しく切り取られてましてね、
全編に描かれる、広大な牧草地、
点々と置かれているベールロールが物語にマッチして効果的な画に仕上がっています。
キャラたちの髪が風になびくと、
その風の匂いまで感じられるような…
かつてハワイの農場地帯で感じた、あの風っぽいなぁ~とか想って~~…
ちょっと、シャマランの『サイン』を思い出しましたね。この風景。(●´艸`)
まぁ、どうでもいい情報なんですが、
劇中、「オクラホマ」と聞いて、
「オクラホマといえば、千葉パイレーツと試合した
オクラホマオカマーズの本拠地だなぁ~…」とか考えてました
'`,、('∀`) '`,、
あ・・・
すすめパイレーツ!の話なんですけどね。'`,、('∀`) '`,、
ちょい逸れましたが、
そんな原風景的な画に、カントリー風音楽がのって、
とにかく心地よい一本です。
アメリカの夏もいいなぁ~~・・・
蚊取り線香のニオイしなくてもイイなぁ~~~(∀`从)♡♡♡
音楽といえば
リトルチャールズが恋人のアイビーに作ったという歌も、
いいメロディーでした。
演じる、
最近、大忙しのベネディクト・カンバーバッチがイイ声でしてね~~
+゚*。:゚+(人*´∀`)ウットリ+゚:。*゚+.
さすがに、ホビットでスマウグの声を担当するだけある!
_|\○_ ヒャッ ε= \_○ノ ホーウ!!!

こんなカッコ悪いカンバーバッチもなかなか無いよね!
そして、
ラストに近づくにつれ、メリルから主役の座を奪っていく
ジュリア・ロバーツがまた絶妙でしたね。
彼女と言えば、私の中では窪塚洋介さんとイコールなんですょ
'`,、('∀`) '`,、
同じ顔にしか見えないんです_| ̄|○∠))バンバン
…犬顔??'`,、('∀`) '`,、
彼女、
かなり年もとって、劣化してきてて、
そもそも、なんで美女役がまわってくるのかサッパリわからなかったんですが、
本作でのこういった役柄こそ、彼女にふさわしい!
女王的な役より、かなりドロ臭い女の役のほうが、
彼女らしいとず~~~っと思っていましたよ!
これこそが正解なんだっ!
_|\○_ ヒャッ ε= \_○ノ ホーウ!!!

かなり好きな作品です!
DVDコレクション決定ですかね!こりゃ'`,、('∀`) '`,、
ちょっと北海道の方は札幌でしかやってないようで
ご不便おかけしますが、
出会ったらどうかご鑑賞ください。
英題:AUGUST: OSAGE COUNTY
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年4月18日
上映時間:2時間1分
配給:アスミック・エース

ストーリー
8月の真夏日、オクラホマ州オーセージ群…
父親が忽然と失踪したと知らされ、
一人残った母の元へと集まった三姉妹。
真面目すぎて暴走しがちな長女バーバラは、
反抗期の娘・ジーンと、実は別居中の夫・ビルと共に…
ひとり地元に残り秘密の恋をしている次女アイビー。
自由奔放な三女カレンと、その不審な婚約者。
彼らを迎えるのは、闘病中だが気が強く、
率直で毒舌家の母・バイオレットと、
その妹のマティ・フェイ家族。
生活も思惑もバラバラな“家族たち”は、
ついつい言わなくてもいい本音をぶつけあい、
ありえない“隠しごと”の数々が明るみに出てしまう。
そしてその事に端を発し、家族の争いは徐々に大きさを増していく。