失望は雷雨のように魂を打ち砕く。

ジョン・リー・ハンコック 監督作品
「ウォルト・ディズニーの約束」観ました!
あらすじ!
1961年、
「メリー・ポピンズ」映画化を目指すウォルト・ディズニー・・・
映画化について話し合うために
原作者のパメラ・リンドン・トラヴァースはロサンゼルスに向かう。

傑作児童文学の著者である彼女は、かなりの気難し屋で、
ウォルトをはじめとする映画製作者たちを困惑させる。
ウォルトたち映画製作者が提案する脚本やアイデアを
ことごとく否定するトラヴァース。
なぜ彼女は頑なに「メリー・ポピンズ」を守ろうとするのか?
そこには、
幼い頃、彼女が愛した父親にあった・・・

そのことを理解したウォルトは、
20年前に娘と約束した、映画化実現への最後のチャンスをかけて
契約書にサインをせずにイギリスへと戻ったトラヴァースを追って
“ある約束”をするため、イギリスへとむかう…。

また鑑賞から、エラい時間経ってしまいましたが、
観てないよって方にだけご報告させていただきます!(●´艸`)スンマセン...
本作は、
かの有名な「メリー・ポピンズ」を、
ディズニーが映画化するまでの物語を、
トラヴァースの過去の回想シーンと共に描いていく形です。

まぁ、ウォルトのその夢を与える姿勢というか、
彼の考えている夢とか、夢の世界とかのニュアンスが、
実際の人物もあんななのか?
そのあたりがイマイチ、こっちに伝わらないところがありますが、
少なくとも、夢を与えるって素晴らしいし、
夢を与えるような仕事ってとっても素敵ですよ!
私もちっちゃ~~~~~~~~~~~~~~~~ぃ規模ながら
もの創る人ですから、
彼に遠く及ばないだろうけど、
ウォルトは最終形態として、目標にしたいものです。
ひゃ~~~!烏滸がましい!'`,、('∀`) '`,、
私も、
これまたちっちゃ~~~~~~ぃ規模ですが、
こだわったらもう、止まらない性格なので、
この“創る”ことによって、
誰か困ってる人が救われ、
喜んでくれたらいいなぁ~~!
昨年はそんな感じで一年過ごせて幸せでしたょ!えぇ!
ヾ((○*´∀`*))ノ゙

さて、
恒例の脱線も済んで、
本題なんですが、
まず、夢多き文学だと思っていたトラバース作品だったんですが、
彼女自身のそのニヒリズムの強烈さったら
大人げないにも程がない!そんな感じでしてね、
まぁね、
1907年に彼女がオーストラリアのクイーンズランド州で過ごした
幼少期を辿りながらなので、
そんなクレバーな姿勢も徐々に紐解いていくんですが・・・
それにしても、
その強気のえげつなさは、
銃社会アメリカにおいては、
きっと、彼女に対しての脅威となること間違いなし!
ネズミの国の王様だから、彼女を尊重し、何歩も退いたけどさ、
トリガー引かなくとも
ハンマーくらいは起こしたと思う。(-.-;)(-.-;)(-.-;)

ところが、
観ているコッチはこの二人の戦いが面白い!
一歩も退かない彼女を、あの手この手で攻め立てて
なんとかサインさせようとする攻防戦!
しかし、
徐々に明かされるトラヴァースの過去に
メアリー・ポピンズに隠された、彼女自身の悲哀が見え隠れするんですね。
暖かい春風のような物語の中に、彼女自身の見えなかった部分を見つけ、
ウォルトは自らの夢の提供と重ね、
その真意を理解する時、
映画「メリー・ポピンズ」は動き出すんです。

単なるトラヴァースの過去に遡る物語ではなくてね、
夢売るプロフェッショナル達の、
完璧なる仕事ぶりを大きくフィーチャーしている点で
とてもイイ本だなぁ~~って思いますよ!
しっかし、
あのディズニーの打ち合わせって、
あんなにお菓子をたくさん用意して行われているんですかね?
アメリカ人ってあんな感じ?文化なの?(●´艸`)

とても理解しやすいつくりです。
機会があれば立ち寄って欲しい作品ですね!
懐かしい楽曲が登場しますので、
とても後味よく観てこられるでしょう。
