手製の蝶番はチューリップ | 真夜中のキャプチュード

手製の蝶番はチューリップ
























ジュゼッペ・トルナトーレ 監督作品


「鑑定士と顔のない依頼人」観ました!








あらすじ!





天才的鑑定眼をもち、

世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、
オークショニアのヴァージル・オールドマン。

ある日、

若い女性から、資産家の両親が亡くなり、

屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという依頼が舞い込む。

ところが、

ヴァージルが屋敷に足を運ぶも、

依頼人は嘘の口実を重ねて姿を現さない。

ヴァージルは不信感を抱くも、

屋敷の床で、

もしそれが本物なら歴史的発見となる、

ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。





やがて、

彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。

決して部屋から出てこない彼女はクレアと名乗った。

こうして、

壁ごしのやり取りを重ねるうち、

ある日、帰ったフリをして部屋に隠れて残り、

クレアの姿を覗き見たヴァージル・・・

油断し、開放的になったクレアの、

その美しい姿に、抑えようもなく惹かれていくヴァージル。

ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。

そして露になる、

この奇妙な鑑定依頼の本当の目的!

ヴァージルの鑑定眼は

はたして本物か?

真贋を見抜けるのか!?

謎への入口はすぐそこへと迫っていた!
















































昨年12月公開作品ですね!ヾ((○*´∀`*))ノ゙

ようやく横須賀へやってきました!

しかも、

見逃した方には朗報!

たぶん、

キネカでこれから上映されると思う(●//艸//)=3
             ナンダッテ~~~~!?♡♡


しかもね、

本作、



こんなキャンペーンもやってます!
            (=´∀`)人(´∀`=)



くそっ!どうして、

「ドラゴンタトゥーの女」はリピートキャンペーンやってくれなかったんだ!
                  (艸゚Д゚ll)いくら使ったと思ってやがる!





でね、

結末を知ると



もう一度観たくなるだぁ~?



     つか、挑発してんのか?なんなのか?

  それって、とっても楽しみぢゃん!
                ヾ((○*´∀`*))ノ゙

で、

すっかりタイミングを逸した本作に

リベンジチャンスが回ってきたということです!

  神よ!





でね、

観てきた結果なんですが、

もう一度行くほどではありませんでした。
           (〃'∇'〃)ゝイヤ~ナンカスイマセン...

っていうのも、

案外に先読み出来ちゃうんですね。


どいつが黒幕なのか、

薄々わかっちゃう系?(●´艸`)


ヴァージルがどんな目に遭ったのかまでは読めずとも、

コイツとコイツ、

怪しいわぁ~・・・ってのはすぐ理解できちゃいます。
                 (●´艸`)

そして、

その通りになるのです。


あ・・・

あくまで余談ではありますが、

ヴァージルと聞くと、

私的には、トレーシー家の三男思い出しましてね'`,、('∀`) '`,、

それくらいな感じでは、

サンダーバードを愛しておりますょ!






ただね、

謎解きの仕方は面白かったですよ!


キーとなるキャラとかの使い方巧いんですよ!


しかも、

何故リピーター割引してんのかって言うと、

謎が解明されるとね、

あ~~!そういえば、それらしいこと言ってたぢゃん!ってね!

そういう、くすぐり方してくるわけです!
               '`,、('∀`) '`,、

確かに、

もう一度観ると、納得できるところあるある!
                ;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;

      きっとある!きっと来る!





ヴァージルってね、

子供の頃、悪さすると、

絵画修復作業とかを手伝わされてましてね、

彼自身、

そういったことが好きで、

わざと悪いことして、

修復作業やら、

鑑定眼を養ってきたんですょ!


その使命にはストイックに忠実でしてね・・・

ヴァージルがね、

演じるジェフリー・ラッシュと同じくらいの年齢設定だとすれば、

鑑定士として成功するために、

おじいちゃんになるまで、

それ以外のモノは全て置いてきた感じなんですね!


実際に彼の能力は冒頭に描かれてましてね、

オークションでの彼のオークショニアとしての

その場の調整能力は、観ていて凄さをヒシヒシ感じるワケです。

こういう場で戦うんだぁ…ってね!d(ゝ∀・)



クレアと親しくなるにつれ、

肉体関係を持つにいたるのですが、

女と寝たのは初めてだ・・・。と、

女たらしのロバートに語るシーンとかあって、

だとすれば、

役者の実年齢とキャラが一緒ならば、

60歳まで童貞だったってことでね・・・

彼は馴染みのレストランに、自身のイニシャルが入った食器を預けていて、

その食器しか使わないのですね。

しかも、

手袋したまま食事するんですよ!

つまり、

イイものしか使わない完全主義者なワケです。

で、

いつでも鑑定士魂炸裂なんですね!

ホント、ストイックに任務をこなし、

そのために大きな犠牲をはらって生きてきたわけです。

なので、

真作を贋作だと嘘コイて、

絵画を自分のコレクションにしてきたのも

それは努力の等価なのかと思ってたんですが、

本作では、アッサリと騙されて

コレクション部屋にある肖像画すべてを

クレアたちに持ってかれちゃうんですね
        (言っちゃった・・・(-.-;) )



本作の魅力は、伝説の鑑定士が、女の真贋を見抜けなかったところに面白さがあるのです。


しかもね、

長年パートナーとしてヴァージルと組んで、

彼のコレクション収集に手を貸してきたビリーまでもが、

イカサマの裏を返し、

さらに裏切り者であるという事実は、

ちょっとこの本、やり過ぎなんぢゃね?
         とか思わざるをえない流れでね、

そこまでしなくとも、話は通りますよ。

徹底したいんだね・・・この監督・・・。



なのでね、

もう、

勧善懲悪でもなく、

長年、

その才能を使って悪さした奴が、

とんでもない、しっぺ返し食らう物語なわけです。

しかしね、

ビリー含め、

さらなる悪さしたこの連中は、
        この後どうなったんだろうって

当然思いますよね。

その辺りは描かれないのですね~~

逆襲のヴァージルは無く、

ただ、

廃人と化すんです。



童貞ジジィを貶めるなんて、血も涙もないな...


なので、

ラストはクレアが語ったレストランに、

呆然と座って終わるという・・・



ヴァージルが被害届けを出せば、

盗人グループの動機は何だ!?って、

FBIとかが調べたら、真贋を誤魔化してたのわかっちゃう可能性あるので、

警察にも届けられず、

やたらとモテモテのロバートが、

歴史的に価値あるオートマトンの組み立て出来るし、

ヴァージルの絵画もいただくし、

クレアともアレやコレや出来るでしょう!きっと!

そんな、

一人勝ち物語なんだよね~~!

なんかムカつく'`,、('∀`) '`,、





どうして復讐しなかったんだろうね?

ヴァージル・・・


鑑定士として、

物事の本質を見抜くことが出来なかったという

彼なりのプロとしての誇りを守りたかったのか!?


結局ね、

悪銭身につかずってことですよね。┐('~`;)┌



本編中に、

「贋作の中にも、必ずや本物が存在する」的なこと言ってて

贋作だと言っても、その作品の中の真実を見出すのがヴァージルだったんですょ。

ハナっから騙すつもりで近づいてきたクレアの中にも、

        彼女なりの真実を見つけてしまったのですかね?

もう、

職業病ですね~・・・

だから、

まんまと騙されちゃってね。




結構、酷評されているようですが、

私は好きな部類に入ります(人´∀`)

もし、

機会に恵まれたら観てくださいね。



結論として、

“1000円とはいえ、もう一度劇場へ足を運ぶことはなくとも、

       DVDでなら、もう一度観てみたいぞ!”

           な作品です。







































普通です。