やっぱさ、お墓の中に私はいるんだよ! | 真夜中のキャプチュード

やっぱさ、お墓の中に私はいるんだよ!













ヨコハマ物語













喜多一郎 監督作品


「ヨコハマ物語」観ました!








あらすじ!





田辺良典65歳...

横浜マリノスの本拠地、日産スタジアムのグリーンキーパー。

45年間スタジアムの芝を守ってきた彼も定年をむかえ、

仲間たちに祝福されながら、彼の職場であるピッチを去った。

花束と共に帰宅すると、そこにいるはずの妻が、

病気で亡くなってしまっていた・・・

仕事と妻を同時に無くし、落胆する田辺・・・

傷心のまま、妻の納骨を済ませた帰り道、

両親を中学生で亡くし施設で育った松浦七海25歳と出会う。

七海は両親の墓に対し、自らの不遇を嘆き、罵倒していた。

見かねた田辺は、七海に注意を促すも、

突如、

七海は倒れてしまう。





七海を、妻がいなくなり、だだっ広くなった自宅へ連れてきて、

食事を与える田辺・・・。

貯金ゼロ、家賃も滞納し部屋を追い出され、

食うものも困る貧乏生活を送る七海は、

この家に住まわせて欲しいと強引に田辺の家に居座ってしまう。

彼女は自ら見出したバンド「NAPS」を売り出そうとしているのだが、

レコード会社に、

ヴォーカルだけ持って行かれてしまい、

NAPSとしてのデビューの話も無くなってしまう

そんな七海は

田辺の家に部屋が余っていることを良いことに何の相談もなく

シェアハウスとして部屋を貸し出すことを決めてしまう。

田辺は、七海に振り回されながらも、

5歳の息子を持つシングルマザーの葵29歳、

田舎では優等生だったが、都会の不動産会社に勤め

人生初の挫折で落ち込んでいる麻子25歳、

さらには、葵が連れてきた大阪生まれの無職の実咲25歳らと共に、

おじさん一人+女性4人+幼児一人の奇妙な

『シェアハウス』生活が始まるのだった。


















































タイミングが合わず、

これは諦めるしかないのか!?

って、涙を飲むところだったのですが、

なんと!年明けに最寄りの劇場に来るという情報を入手し、

新年をむかえるまで我慢することに決定!

公開と同時に早速行きました!

かなり面白かったですよ(=´∀`)人(´∀`=)

期待通り!


舞台が横浜の地元ということでね、

知ってるトコばかりで観ていて楽しい!


喜多監督の、11年公開の“シェアハウス”と似たプロットを

まったく違ったアプローチをしている点も好感度高いすね~~!


ちなみになんですが、この“シェアハウス”の舞台・・・

撮影は葉山で行われました!と書かれていると思いますが、

実際は横須賀の端っこですヾ((○*´∀`*))ノ゙


辛くも葉山まで行ってないんですね~~


でね、

奇しくも、本作のラストに近い

海辺での回想シーンが、

このシェアハウスとまったく同じ場所で撮影されているのに感動しました。
                    '`,、('∀`) '`,、

監督、お気に入りの場所なのかな?

近所に郷ひろみさんの別荘があることでも有名な、

とても夕日の綺麗な場所でしてね~~

この道沿いには、神奈川百景はあるゎ、

「歩いても歩いても」のロケ地はあるゎ!

横須賀市内でもかなり素敵な土地ですね~~!





さてさて本作なんですが、

かなり気になっていたのですが、当たりです!
             '`,、('∀`) '`,、

正直、

もう一度行きます。

そしてDVDコレクションに入れますね!
            ヾ((○*´∀`*))ノ゙

先に申しましたが、

以前に観たシェアハウスが土台にあっただけに、

より楽しめたのもありますが、

今回は特に、奥田瑛二さんの心情がホントよくわかってね、

彼は、

家庭をあまり顧みることなく

毎日、フィールドの芝のことしか頭にない仕事人間で、

いなくなって初めて妻の大きさに気付くんですよ。

しかも、

彼の家に住む4人の女性たち全ての行動や言葉

そういったところに、妻との思い出が蘇ってしまって

かなり辛い思いもするのですがね、

それでも、

この若い4人の女性たちの、

その“未来”という芝の成長を見ていたい

そんな気持ちが痛いほどわかり、

職人肌の田辺という人物を上手に演じていましてね・・・

切ない中に

とても暖かさを感じる素敵な作品でしたよ!





面白いくらい、

奥さんとの思い出をほじくり返す偶然が

フィクションっぽい物語ですが、

出演者が上手い事整理しているので

自然で気にならないんですね~~。

2014年暫定1位です'`,、('∀`) '`,、





私的、奥田瑛二さんと言えば、

先日も申しましたが「皆月」なワケなんですが、

こりゃ~~いい勝負!'`,、('∀`) '`,、

また一つ好きな作品が手に入り、大満足でございますです。

































普通です。