あのバカじゃダメだ!

三谷幸喜 監督作品
「清須会議」観ました!
あらすじ!
天正10年、
本能寺の変によって織田信長が亡くなり、
筆頭家老の柴田勝家と羽柴秀吉が後見に名乗りを上げた。
勝家は信長の三男で、しっかり者の信孝を、
秀吉は次男で、大うつけ者と評判の信雄を、
それぞれ信長の後継者として推す。
秀吉に恨みを抱く、信長の妹・お市様は勝家に肩入れし、
一方、
秀吉は信長の弟・三十郎信包を上手く取り込む
そして開かれる、清須会議…
勝家の盟友・丹羽長秀
曖昧な立場のまま、強い方へと付こうと画策する、池田恒興
この四人による駆け引きと騙し合い!
思惑が叶うのははたして勝家か?秀吉なのか!?

三谷喜劇を存分に楽しもう!!って方!
後半はね、
シッカリと時代劇してましたよ~~ヾ((○*´∀`*))ノ゙
原作の鷹狩りとか、領地問題とか、
細かいトコを端折って改めて仕上げたって感じですかね?
相変わらず、舞台っぽいテンションを監督が望んでいるのか?
それとも、
単に大泉洋さんが、いつものように弾けただけなのか?
(●´艸`)
(大泉さんだけでゎないんだけどね…)

そして今回も、
過去作品のキャラがシッカリでていましてね、
もうね、
佐藤浩市さんは何やっても
“デラ富樫”にしか見えない病にかかっちゃったことは置いておいて、
今回は
“素敵な金縛り”に登場しました、
落ち武者の幽霊であり、生前は後北条氏家臣であった更科六兵衛が、
生きてる状態で登場'`,、('∀`) '`,、
清須会議へと慌てて向かう、関東遠征中の滝川一益と、
あわや立会いに発展しそうな場面でしたが、
滝川一益が急いでいたため、
刀を交えることなく済んでね、
ホッとしながら、
「やはり、生きていてこそだ…!」と深いセリフを吐きました
_| ̄|○∠))バンバン
このあたりが三谷さんの凄いトコだね。
脚本やキャスティングに対しても、
子供のイタヅラっぽいアイディアが多いよね~~!

生きている頃の更科六兵衛氏はイイ男でしたね~
今回はドタンバタンしているだけのバカ騒ぎではなくてね、
結構真剣に、歴史を紐解いていてね、
史実の空白部分に軽い笑いを埋め込んだって感じでね、
大笑いは出来ないものの、
時代劇好きな私のような奴には好感度高いですよ!
ラスト30分は、かなりのめり込みました。

キャストも、
大泉さんが秀吉ってのもアレなんですが、
私的には信長役の篠井英介さんがソックリとか思いましたよ!
'`,、('∀`) '`,、
ほら!よくある肖像画にさ!'`,、('∀`) '`,、
大泉さんの秀吉の、その人たらしっぷりは見事でね、
本当にこんな奴だったのでゎ?って思いましたよ。
でもね、
それよりも難しいであろうキャラの
「柴田勝家」役所広司さん。
こっちが凄かった!
私も詳しくはないですけど、柴田勝家って
戦で手柄あげ出世した、頭ゎ悪い奴って印象だったのですが、
役所さんが、まさにそんな感じで演じてましてね'`,、('∀`) '`,、
ハマってるなぁ~~ってね。
もう一本気な性格で、
単純なんだけど情に厚い!
そのままでしたね。(●´艸`)

ラストは秀吉が路肩の泥溜りで土下座しての挨拶をするのですが、
勝家が立ち去るや、
織田の家臣は全員ヤっちゃうょ~みたいなことをハッキリと口にするんですね、
で、史実ではその後、
派手に動く秀吉に警戒していたものの
賤ヶ岳の戦いで敗れてしまうのですね。
清須会議が6月の終わりで
賤ヶ岳の戦いが翌年4月ですので、
一年もせず敵対するわけですね。
それらが大泉さんのラストのセリフで暗示されてましたね。
清須会議が賤ヶ岳の戦いの前哨戦ということになり、
どちらも勝家は負けちゃうんですね。
いい人なのにね~~
裏切った仲間にも、エールを送るとかいう話も伝ってますよね~
真っ直ぐな人って、
利用されちゃうんだね~…(-.-;)

そんな感じでね、
結構、史実に忠実なので面食らいました'`,、('∀`) '`,、
面白かったですよ!
その後の続編もあるなら観たいですょ!
キャストも豪華なのはいつものことでね、
織田信雄のバカっぷりをね、
妻夫木くんが好演してますしね。
(彼のバカっぷりのみ現代劇です。)

剛力彩芽さんの、小さくて目が離れてる顔が
さらに強調されてて笑いますし、'`,、('∀`)
現代劇に無理に寄せてないところがとてもイイですよ!
いつもながら、
デートにもってこいです。
どうかご覧を!



清州城での会議でも「清須会議」と、字違うんだね。