あなたは彼が残した腫瘍よ…

キンバリー・ピアース 監督作品
「キャリー」観ました!
あらすじ!
地味で内気で冴えない容姿のため、
学校ではいじめにあっているキャリー・ホワイト。
ある日のプール授業の後、
シャワーを浴びているキャリーは初潮をむかえてしまう。
狂信的クリスチャンの母親マーガレットからは、
月経について、何も聞かされていなかったキャリーは、
パニックに陥り、
面白がった同級生たちに生理用品を投げつけられる姿を、
クリスに動画に撮られ、さらにはネットに流される。

しかしこの時、
キャリーの感情が頂点に達すると同時に
突如、蛍光灯が破裂し、ガラスが割れる。
女性体育教師のコリンズに保護され、
冷静さを取り戻したキャリーは
自分には特殊な能力があることに気付く…。
そして、
クリスは罰として、
卒業式後のプロムパーティーへの参加を禁止されてしまう。

キャリーを苛めていたグループに属するスーは、
この一件を反省し、
プロムパーティーに一緒に行く予定だった
ボーイフレンドのトミー・ロスに、
罪滅ぼしに、キャリーをパーティーに誘って欲しいと頼む。
トミーに誘われたキャリーは、当初またからかわれていると思い、
誘いを断り続けるも、
熱心に誘ってくれるトミーに心を開く…

パーティー当日、
はじめてめかしこんだキャリーは、
反対する母を、超能力で部屋に閉じ込め出かけてしまう。
会場では、参加出来なかったクリスが、
陰惨な罠を張って待っていることも知らずに…
クリスの策略によって、
ベストカップルとして選ばれたトミーとキャリー。
壇上に上がり、皆の祝福を受けたその時、
天井から吊られたバケツに満ち満ちた豚の生血がキャリーの頭上に降り注ぐ!
パニック状態となったキャリーの怒りは頂点をむかえ、
会場はキャリーの能力により、大惨事となる!

デ・パルマ版を劇場鑑賞していないのですが、
まぁ、ビデオでは観てるんですがね…
一度、
リバイバル上映のチャンスもあったのですが、
タイミング合わず劇場鑑賞ならず!'`,、('∀`) '`,、
あまり縁が無いのかな?と…??
(私的にビデオ鑑賞を映画鑑賞とは言えないので。そう、テレビを観るのと一緒レベルなんですね~)
そんなキャリーがリメイクされるということでね、
しかも、
最近、人間役をあまりやらないクロエちゃんがキャリーを演じるとか!
もう金曜日、初日鑑賞ですゎ!ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

うん!本がいいんだろうね。
多少のことは目を瞑れますょ!ヾ((○*´∀`*))ノ゙
新旧、どちらの作品でもね、
キャリーよりも、母・マーガレットのほうが
よっぽど怖いんですよ。'`,、('∀`) '`,、
キャリーの愚かなまでの行動の、
その根底には、さらに愚かな母の存在がありましてね。
母親さえまともなら、
異常な能力の結末がね、
あそこまで凄まじいことにはならなかったでしょうね。

全体的に、恐怖度合は下がってましてね、
というか、
ガキの時分に観た所為か怖さも倍増だったのかもね。
(●´艸`)
まぁ、時代的なモンもあるのでしょうが、
やや迫力に欠けてましたね。
ゴア描写もあまりなく、
モールスのあの、プールでの惨劇くらい派手にやってくれても
私の中ではおKです!(=´∀`)人(´∀`=)
やはり前作をたて、
ネットやスマホの登場はある割に、
役者の衣装とか、
車とかドレスのデザインとかが、70年代っぽい、ややカビ臭さを感じるのは、
やはり、しっかりリスペクトされて作られているのでしょうか?
淡いフォーカスで撮られた画面は、
それだけでも期待度が上がりましたね
!;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;
オマージュシーンもかなりありますし…

最近では、
“ポゼッション”に雰囲気が似てましたかね?
ただ、
喉から指出たり、顔中を何かがはったりと、
あのような楽しい表現が欲しかったですね。
キャリーに
その生血をぶっかけるために撲殺したブタのシーンも
返り血を浴びる程度の表現ですしね。
愛護協会が黙ってないからかもね…
そして、
キャリーがお母さんを持ち上げ、
弄ぶシーンは、
ポゼッションの序盤のシーンに酷似してましたね。
実際、
何故に今、リメイクなのかはわかりませんけどね、
今つくったら、こうなるのわかってたよね。'`,、('∀`) '`,、

すっかり子役とは言えなくなったクロエちゃん。
なんだか、小皺が増えてね、
少し、愛くるしさにも陰りが見えた感じを受けまして…
カワイイには変わりないのですが、
ヒットガールの時のキュン!ゎ無くなったような…?
もし口が過ぎてたら、ファンの皆さん、申し訳ない。
そんな中でも、
綺麗なシーンも多々ありましてね、
私的には、
トイレの鏡を見つめ、感情が高ぶると
鏡が割れてしまうのですが、
その割れた鏡の破片がカタカタ動き、
キャリーの顔が映ったり消えたりするシーンが、
万華鏡のようで美しかったですね。
あと、
母親を閉じ込めて、
パーティーへと向かう際、
騒ぐ母親の声をトミーに聞かれないよう、
叫び声をかき消すためかけたラジオから
嗄れ声の男性ヴォーカルが歌う
「アメイジング・グレイス」がとても良かった…
あ~~
コイツはホラー映画でゎないんだ!と思うわけです。
こういうセンスいい画が撮れるわけですから、
ピアース監督もいい監督さんですよ!
しかも、
前作をB面が出ちゃうほど(VHSビデオにB面はありません...念のため...(-公- ;))観まくったという監督!
その愛の深さは作品内の端々に感じられますし、
ピアース氏に任せて、それはそれで正解ですね。

ただ、
クロエちゃんに演技指導とかしたのか、何なのか?
キャリーが炸裂するところは、やや、やり過ぎ感がありましたね
(●´艸`)
考えただけで物体を動かせるはずなのに、
能力を発揮する際、必ず手で指示するところは、
超能力というより、魔法っぽくて笑っちゃいました。
'`,、('∀`) '`,、
そこまでオーバーにやったら逆におかしい'`,、('∀`) '`,、
だからね、
どうしても比べられるのは宿命ですからね、
前作での
血まみれで立ちすくむシシー・スペイセクは
それだけで超怖かったしね。
いまぢゃ、優しそうなお婆ちゃんですけどね。
ヾ((○*´∀`*))ノ゙

なんて優しそうな…(∀`从)♡♡♡
さて、
デ・パルマ監督のような、
スローモーションや、スプリットスクリーン
といった遊び感満載の映像もないので、
キャリーが豚の血を浴びるクライマックスシーンも
どうしても、ハラハラ感が薄れてしまって、
天才か!?と言われたデ・パルマ監督には及ばない程度でしたね。
キャリーが家ごと沈み、
キャリーの墓のシーンも違ってて、
やや、安っぽい感じでしたかね?ヾ((○*´∀`*))ノ゙

豚の生血バケツ一杯って…(-.-;)コレゎキツいゎぁ…
当然、
前作を観た方々が主な観客でしてね、
お爺ちゃんお婆ちゃんがたくさん来場されてましたね。
そんな中、
若いお嬢が上映中ずっと携帯開いて、まぶしいこと!
携帯いぢりたかったらDVDで観ろや!
バカチンがっ!

私がキャリーだったら、
コイツらの頭爆破しちゃってるかもね。
だからね、
こんな能力が備わったら、破滅ですよ!私もね
'`,、('∀`) '`,、

このチョイ悪顔がキュートだなぁ(∀`从)♡♡♡