[英語が喋れるのか?」「留学してたからね」「ほう...どこへ?」「...駅前。」

阪本順治 監督作品
「人類資金」観ました!
あらすじ!
1945年...
東京湾・越中島埠頭
笹倉雅実大尉は、
敗戦をよしとしない反乱軍により持ち去られた
本土決戦用の日本軍の軍費である、
総量600トンの金塊の回収に動いていた。
しかし、回収された金塊を、
笹倉大尉は軍へと返すことなく
海へと沈めてしまう。
来たるべき、世界資本との戦いに備えて…

2014年、
終戦後、ひそかに回収されたというM資金と呼ばれる旧日本軍の秘密資金。
それをネタにした詐欺を繰り返してきた真舟雄一と
相棒のヤクザ・酒田忠は、いつものように
カモを見つけ、交渉を進めていたが、
何か、いつもと違う雰囲気に、慌てて名刺を回収したが
すでにテーブルの周りは私服警官で囲われ、
酒田は連行され、
すでに顔馴染みの北村刑事にはどやされる始末…

そんな真船の前に、
石優樹と名乗る謎の男が現れて、
「財団の人間があなたを待っている。同行いただきたい。」
と告げた…
その財団とは、
“日本国際文化振興会”
前身は“日本国際経済研究所”
真船はその名前に聞き覚えがあった。
父親が追い続けたM資金…
交通事故で死んだ父のノートに書かれていた名前だ。
実際に存在したM資金に驚く真船。
こうして、石と共に財団のビルに訪れた真船だったが、
突如、何者かの一団に襲われる。
石により、辛くもその場からの脱出をした真船。
翌日、
とあるビルへと案内され、そこで本庄一義という男と面会する。
そして本庄は、
「M資金を盗み出して欲しい。金額は10兆円、
報酬は50億!」と告げる。
そしてもう一人その場に現れた男は、
本件の本当の依頼人である「M」であった。

大鹿村騒動記の阪本監督ってことで、
迷わず鑑賞!
その設定の暑苦しさがまさに福井晴敏っぽかったですよ。
'`,、('∀`) '`,、
どんだけ組織出んだよ!
_| ̄|○∠))バンバン
実は私、
「亡国のイージス」を映画化する企画段階でね、
とある筋からロケハン中のスタッフと知り合い、
ロケ地選択に関する相談を受け
ちょこっと協力したんですよ。
なにせ撮影は近所でしたからね。(=´∀`)人(´∀`=)
もう時効ですから言っちゃいますが、
何度か打ち合わせしましたから、
当然、映画の企画書も持ってましてね、
スタッフからは、表に出してはならないものなので、
処分してくれと言われましたが、
記念にとってあります。'`,、('∀`) '`,、
スイマセン...もったいないし。
でも、誰の目にも触れてないので許してね。
なのでね、
福井先生には勝手に親近感おぼえてて
劇場公開作品はすべて鑑賞済みですよ!えぇ!
ところがです。
私の中ではかなり大切にしていた
「戦国自衛隊」をね、
あんな感じに、
しちゃったらダメぢゃん!
'`,、('∀`) '`,、
あの一件以来、
やや、先生には不信感が…'`,、('∀`) '`,、の,、

でね、
なんか浮いてるキャスティングが香取慎吾さんだったんですが、
なんで?
とか思ったら、
あ~~~!『座頭市』か!
ぢゃ、仕方ないわ'`,、('∀`) '`,、
でまぁ、
森山未來さんは、きっとアチコチで評価されるでしょうから
あえてココでは黙ってましょうか?
英語のスピーチ素晴らしかった!とだけ言っておいてね…
彼のファンは必見でしょうね。

それより、
ちょっと意外だったのが、
観月ありささんですね!
正直、
安っぽいテレビドラマに出演されている際は
その輝きもくすんでしまってたんでしょう!
まったくもって、気にも留めませんでしたが、
キチンとした形で撮られた作品では、
長身だし、
小顔だし、
そりゃ~~カッコよかったですよっ!
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
軽めのアクションも有り、
パンツスーツ姿で、長い脚での回し蹴り
なんかドキドキしちゃったょ!
(∀`从)♡♡♡
改めて見直した感じです!

とにかく、
キャスティングは豪華の一言!
ワンシーン(しかも、サングラスで顔隠しちゃってる)しか出てない豊川悦司さんや
ユ・ジテ(これがイ・デホだったら面白かったのに。'`,、('∀`) '`,、)や
↑イ・デホって言いたいだけ'`,、('∀`) '`
さらには、ヴィンセント・ギャロまで出ててね。
た~だねぇ~(歩いても歩いてもの樹希希林さん風に)
それぞれ、あまりいい扱いではないですね。
┐('~`;)┌
そんな豪華キャスト使っての、
その物語は、ザックリ言って、
噂のM資金で、アジアの貧困国を救う…みたいな?
全7巻からなる、原作をわずか140分に凝縮してしまったためか、
かなり煩雑な流れでね、
わかりづらいし、
キャラ名が出ても、途中、誰だったっけ?
とか、思い出すの大変だったりしてね。
Σ(-`Д´-ノ)ノ

なんだか、「日輪の遺産」みたいなテーマでね、
むしろ、
日輪の遺産のほうがわかり易かったから
肩凝らなかったか!?ヾ(  ̄▽)ゞ
なかなかの傑作揃いである阪本監督といえど、
ちょっと手こずった跡が見え隠れしててね、
かなりセリフだけでもってっちゃう部分が多いわけですよ。
説明のセリフ多いんですが、
それでも見失いかけちゃってね!
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
3部作ぢゃ、かったるいから、
前後編くらいだったらどうだったんでしょうね?
140分の上映時間に、投資や発展途上国との格差
専門的な経済のネタの数々は
どうみても、尺不足で理解し難い情報量…
なので見失っちゃうんですね~…
(●´艸`)ところどころ。
劇中、
終始、敵が襲ってきます。
国際規模ですから、当然、一流のプロなわけで、
抜かりなく任務を遂行するわけなんですが、
タクシーで移動する真船たち3人
そのタクシーに近づく男、
タイヤがパンクしていると言う。
自分のタクシーになら乗せられるが?と問う。
彼の車に乗り換えてくれ!と頼む運転手。
もう、この時点で罠だとわかるのですが、
石が、パンクしたタイヤの脇に落ちているナイフを発見!
そっちの車に乗るな!と叫ぶ…
プロがさ、
ワザとパンクさせたタイヤの脇に、ナイフ置いてくかょ!
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
いい加減だなぁ~~~(=´∀`)人(´∀`=)
しかしね、
クライマックスの森山君のスピーチシーンはいい!
ヾ( 〃∇〃)ツ
ちょっと感動する!

邦画で国連ロケって初めてなんでしたっけ?
それだけでもスゲ~~ことだし、
森山君の流暢な英語による演説セリフと
その演技力でなかなかな感動場面になっているのですが、
ここにも問題が無いってわけでもなくてね、
雰囲気で流されちゃってる間はいいのですが、
ちょっと冷静に考えるとさ、
その演説内容はなんか不自然で
PDAというコンパクトなメディアを国民の大半に
そのM資金を使って配る…
そして国民たちがPDAを使いこなして撮ったという
様々な写真だけで
他国が、疎外されてたカペラ共和国に耳を傾けるという
何となく安易な流れに変り、
いやいや!
いくら電話もしたことない国民だからって
まずは食べ物に走らない?
そんな徳の高い国民性も異様に不自然!
そして、
演説の締めくくりに、
我々の国には援助は必要ない!
ぜひとも、変わらぬ友情を!
とかいうのですが、
これまた不自然!'`,、('∀`) '`,、
PDAさえあれば、
我々の国は笑顔で過ごしていけますので、
ボロは着てても心は錦ですのでぇぇ!
って言ったようなもんだよね。(-.-;)

人間の脳は1割も使われていない
残りの9割に、とんでもない才能が隠れている!
この理論を、
そのまま地球上の人類に当てはめてしまう安直な論理。
川´・ω・`)
地球上の3割の人々は、電話もかけたことないが、
そんな中にも才能は溢れているんだよっていう
筋の通らない三段論法…
PDA配るより、
学校とか、病院とかにM資金使った方が…??(; -y-)ツ))
…(-.-;)(-.-;)
しかもさ、一件落着!
エンドクレジット後の
旅に出た真船が、
ガス欠で、
砂漠的なところでね、
野垂れ死にかけているところで、
現地の子供が水を飲ませてくれるんですが、
お礼にと、紙幣を一枚、ポケットから差し出すんですよ、
子供は、いらない!と言わんばかりに、
手を振り、NOのアクション。
そして紙幣を見つめる真船…
意味深なシーンですが、
まぁ、“蛇足”ととっていいでしょうね
┐('~`;)┌
いる?
いらないよね…(-.-;)

ヘタすると、観る側を選ぶような作品ですし、
ちょっと長いので、
観ようと思った方!
おトイレ忘れずにね(∀`从)♡♡♡
コーラ買っても、飲み過ぎ注意ね!

M資金ってあるんですかね?ホントに…?
徳川埋蔵金レベルの都市伝説なんですかね?
海で、金塊拾わないかな…
庭から原油、吹き出ないかな~~~…
私って、心底“棚からぼたもち”待ちなダメ人間なんすよ。
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、