ママは太っちょ、ベビーは瘦せっぽち

ニール・ジョーダン 監督作品
「ビザンチウム」観ました!
あらすじ!
永遠の時間を与えられた少女は永遠の闇へと迷い込む…
神秘的な美しさを持つ16歳の少女エレノアは、
姉妹にしか見えない母のクララと共に海辺のリゾート地にたどり着く。
二人は、土地に定住することなく
街から街へと放浪する日々を送っていた。
エレノアは、
自らの話を聞いて欲しくて、
日記を書いては破り、投げ捨てていた。
クララは娼婦…
生きるために体を売る…
エレノアは、葛藤の中に生き
常に満たされることなく、心が乾いていた…。
そして、
そんな二人を追う、謎の追跡者
そう…彼女たちには
人には絶対に言えない秘密があったのだ…

もう、
ホント軽い気持ちで
シアーシャ・ローナンちゃん観に行ったんですが
これが結構良かったんですよ。
正直ね、
なんの情報も入れず行ったのですね。
まぁせいぜいね、
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の鬼才
ニール・ジョーダン監督が、約20年ぶりに撮ったヴァンパイア映画
この程度でしてね'`,、('∀`) '`,、
怖いのかな?ヾ((○*´∀`*))ノ゙ ヒャ~~~…
程度のノリでね…(-.-;)(-.-;)
でね、
この程度の情報ではありますが、
もう、本作のトロの部分全部言っちゃってるぢゃないですか?
'`,、('∀`) '`,、
この一文ですべてわかっちゃうしね。
ヽ(・▽・)ノ┌┛)`0・)・;'ヒャッホゥ!
つまり主人公エレノアの秘密ってのは、
現在16歳の彼女は、1804年に生まれてるってこと!
d(≧▽≦;)
監督の前作「インタビュー~~」もそうでしたが、
ヴァンパイアって、男社会っぽいですよね?
それが本作では女子目線でもって
女性ヴァンパイアで、
さらに、慈悲深い心優しい吸血鬼だってんだから、
そりゃ~~もう、
それでなくとも16歳なんて悩みまくるお年頃なのに、
どうやって、血ぃ~吸うたろか~?って
本能的に考えちゃうわけだから、
そりゃ頭も痛いでしょうょ…!

そんなエレノアは、
死んでいく者からしか血吸わないんですが、
そんなストイックな姿が
絶対死なないはずなのに、妙に弱弱しく見えてね~
可憐だ…
エレノアのママであるクララもね、
吸血鬼なのに体売って暮らしてんだよね…
世知辛い世の中だね…
ヴァンパイアも楽ぢゃね~~な…
しかし売春で暮らす吸血鬼ってのもね…(-.-;)
怖いもの見たさでさ、一度お手合せ願いたいよね…(-.-;)
もう賭けだよね。
腹減らしてたら、首にガッ!ってね…
あ~~~…
そういった役得もあるのか…?
ヴァンパイアの誇りはいずこへ…(-.-;)(-.-;)
ただ、エレノア程、華奢な感じはないんですね。
まぁ、
クララなんて聞くとさ、
もう、立っただけで
皆が泣いて喜ぶ虚弱児思い出しますが、
本作のクララは、
したたかで、かつ、生命力溢れる野獣!
'`,、('∀`) '`,、
逞しいこと!
その生活力の高さで
人間社会に順応して生きています。
でもね、
そんな彼女も、
お客さんがお金払ってすぐ、
母が今日死んぢゃったんだ!と言って泣き出すと
なんて気の毒な!と言って
よしよしってしてくれるんですね。
これぞまさに、
O・MO・TE・NA・SHI 精神!
繊細な表現しますな~~…監督ってば!(∀`从)♡♡♡
ちなみに、
これは結構有名なお話ですが、
クララ役のジェマ・アータートン って
生まれたとき両手の指が6本づつあったんですよね。
ヴァンパイアっていうか、ミュータントっぽいね。
やっぱ、
親心としては、6本残しておくわけにはいかず、
幼少期に切り落としちゃったそうですよ。

さてさて、
こんな繊細な感じが、
アメリカではなくヨーロッパヴァンパイアなんでしょうな?
;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;
いや…
ほんと…
可憐だ…
で、
本作の見所といえば、
人の首が、
スポ~~~~ンン!
って吹っ飛ぶシーン!(∀`从)♡♡♡
いや、
これほど思い切りのよい首スパ~~ンは久しぶりだな!
オーメンで、トラックの荷台からガラス板が滑ってきての
首スパ~~ンを見て以来、
ガラスの端っこ恐怖症になった私ですが、
(今でもちょっと怖い…端っこを思うと首まわりに寒気がする)
本作では、
首スパ~~ンが都合2回も!
どっちも頭がゴロゴロと子気味よく転がるオマケつき!
'`,、('∀`) '`,、
素晴らしい!

公式サイトによりますと
タイトルは、
アイルランドの詩人ウィリアム・バトラー・イェイツ
(1865-1939)
の「ビザンチウムへの船出」からいただいたものらしい…
なんかセンスの良さを感じる(●´艸`)
そして画といえば、
フランクとの出会いのシーン
エレノアの弾くピアノ…
シューベルト…
美しいシーンです…
そして、
200年も生きている自分に対し、
余命わずかなフランクの虚弱っぷりったらなかったですょ!
演じるケイレブ・ランドリー・ジョーンズ の華奢な感じ
なんか、壊れちゃいそうな美少年っぷりには萌ますな
'`,、('∀`) '`,、
日本でいうところの
「しゃばけ」でしょうな…ヽ(・∀・)ノ
長崎屋の若旦那も、
薄幸の虚弱美少年なんだよ…
人間の、なんと短い一生かな…Σ(゚д゚;)
妖たちにとって、
人間ってのは壊れやすく、
あまりに短い一生なんですよ…えぇ…・゜・(ノД`)・゜・

…とまぁ、
そんな彼に、
思わずヴァンパイアの爪を立てちゃうエレノア…
あぁ…わかる…
はは~~んエレノアさては、
“S”だな?(ΦωΦ)フフフ…
自転車ですっ転んだだけで、
血まみれになっちゃうガラスの肉体フランク…
彼の血で真っ赤になったハンカチを、
戸惑いながらも拾い、血をすすってしまうエレノア…
あぁぁぁぁあああああ!
なんか切ない!

雄大な滝が
いきなり真っ赤な血の滝へと変わるシーンも幻想的だったし、
赤の使い方、
視覚的に完成度高いとか思いましたょ!

はたして、
死にゆく運命の者の血だけを啜るエレノアは、
愛するフランクの血を吸うのでしょうか?
ヾ((○*´∀`*))ノ゙ 超気になる~~~~!
ねぇ!YOU!
サクッと劇場で観ちゃったらイイぢゃん!
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
いいと思うぞ!
(=´∀`)人(´∀`=)'`,、'`,、
キャ~~~
グッジョブ!

