日本人はすべてにおいて白黒ハッキリしない

ピーター・ウェーバー 監督作品
「終戦のエンペラー」観ました!
あらすじ!
1945年8月、
投下された二発の原子爆弾の前に、日本が連合国に対し降伏を宣言。
史上最悪の戦争であった第二次世界大戦は終結した。
まもなく、マッカーサー元帥率いるGHQが日本に上陸。
日本は米軍の占領統治下に復興の途を歩みだす。
大統領選出馬を視野におくマッカーサーは、
ボナー・フェラーズ准将に、ある極秘調査を命ずる。
それは、
この戦争の真の意味での責任者…戦犯をみつけだし裁判へとかけること…

しかし、
日本文化を愛し、
ある日本人女性を愛し続けているフェラーズにとっては、
非常に困難を極める指令であった。
開戦直前に首相が交代…
パールハーバー直前の御前会議で語られたこと…
玉音放送前夜のクーデターと放送に込められた天皇の想い…
そして、
連合国側の本音と、マッカーサーの真の狙いは?
少しずつほどけていく歴史の謎…
はたして、フェラーズはこの危険で困難な任務を遂行し
恋人“アヤ”を、この焼け野原の日本から探し出すことが出来るのか?

終戦にまつわる、
いったいどんな謎が描かれるのか、
そりゃ~期待しちゃったわけですが、
激!普通でしたっ!
'`,、('∀`) '`,、
中村雅俊さん演じる“近衛文麿”前首相の、
「武力によって領土を奪うのは、アメリカが手本なのだ!
日本がおこなった行為と何が違うのか!?」
という、
ワクワクするようなセリフを吐かせたウエーバー監督でしたが、
そこ止まり…
以上も以下もない状態…(; -y-)ツ))
結局は
それ以外は小さくまとまっちゃって、
必要以上に抑え気味に感じたんですが…

冒頭のファットマンをB29へと積み込むシーン
投下し、キノコ雲があがるシーン
控えめながらも、降伏を決定づけるに十分な画でしたが、
それ以降は、
あまり“芯くった”表現はなく、
恋愛シーンもそれなりで、
涙をさそうようなシーンもこれまた控えめ。
'`,、('∀`) '`,、
微妙なテーマなんですかね~~?やはり…
相手役の
“ノルウェーの森”の初音映莉子さんすらも微妙だったりしてね
(-.-;)(-.-;)(-.-;)スンマセン...
主観が過ぎますね…(-.-;)(-.-;)

マッカーサーに関しても、
かなりフィクションが過ぎてましてね、
エンディングで
「マッカーサーは大統領選に落選」とかって流れたんですが、
彼は、代表選時点で落選してますので、
大統領候補にはなってないはずなんですが、
どんな意図でのテロップなんだかよくわからないすね??
いろいろ解釈に、民族的違いがあるのかな?
意味が理解できない部分がいくつか点々とね…σ(゚、。)

本作の
連合軍の目的とは、
裕仁天皇の戦争への関与度合い...
要は、天皇が戦争を始めたのかどうかの確固たる証拠の提出!
本作内では、
かなりフェラーズの書いた調査書類が重要視されている感じでしたが、
このフェラーズは、
彼女の住む静岡を爆撃予定地から外したり、
一時、
感情的になり、天皇は戦犯であり、死刑は免れない
などと、主観丸出しの書面を製作しちゃったり、
こんな幼稚な人間に日本の未来が任されたのか!?
Σ(゚□゚;)
ってくらい、
コントロールの効かない稚拙な男でしてね。
もしも、
このバカタレの一筆で、
昭和天皇が死刑にでもなっていたら、
今の日本ってどんなことになっているのでしょうかね?
64年間の在位の凄い天皇はいなくなってたわけだ…(-.-;)

イギリス人監督にアメリカ人キャストに、
日本人スタッフという多国籍製作陣の中、
かの「銀河鉄道999」の作詞を手がけた
「奈良橋陽子」さんがプロデューサー参加してましてね、
この方、外国作品においては、
「SAYURI」や、「バベル」でもキャスティングに関わっていましてね。
なんとなく異文化を感じる中、
痒いところに手が届いているのは彼女のおかげだとおもわれます。

さて、
これからの時期、
戦争に関するドラマがかなり放送されるでしょうね。
その一環としてご覧になるのもアリではなかろうか?
そんな風に思いますね。
CMで語られていることは、話半分で!
それほど、満足度はありませんね。
┐('~`;)┌
ちょっと冷たいか?わたしったら!
'`,、(人´∀`)'`,、
映像作品としてのクオリティーは高いよ!
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
恋愛絡めなかったら、
記録映画にもなりうる感じですしね!
人類の恥部
原子爆弾を忘れないよう、
観に行ってもいいかも?
昭和天皇、
似てたなぁ~~(∀`从)♡♡♡

